2日沖縄県の宮古島沖の日本の排他的経済水域で無許可でサンゴを採っていたとして逮捕された中国漁船の船長について、海上保安部は、中国側から国際条約に基づく担保金を支払うとする保証書が提出されたことから、この船長を釈放しました。 沖縄県宮古島市の東平安名崎の沖合の日本の排他的経済水域では、2日朝、中国漁船がサンゴを採っているのが確認され、63歳の中国人船長が無許可操業の疑いで石垣海上保安部に逮捕されました。その後、福岡市にある中国の総領事館から国際条約に基づく担保金400万円を支払うとする保証書が提出されたことから、船長は3日夜、釈放されました。 これまでの調べで、漁船の船内からはサンゴの破片が数多く見つかっていて、海上保安部に対し船長は違法操業を認めているということです。 中国では富裕層を中心に宝飾品に加工される「宝石サンゴ」の需要が高まり、サンゴは高値での取り引きが続いています。 第11管区