「6・15南北共同宣言5周年記念統一大祭典」に政府代表団を率いて出席する鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官の平壌(ピョンヤン)行きは、期待と憂慮を一緒に抱かせる。鄭長官の訪朝は、韓米首脳が「北朝鮮核を容認しない」意志を再確認したことで、北朝鮮の核問題が重大な瀬戸際に立たされた時点で行われるという点で、示唆するところが多い。鄭長官個人的にも重要な政治的な試金石になる。 祭典が記念しようとする2000年南北共同宣言の歴史的意味は、過小評価できない。しかし、明暗が共存している。鉄道と道路が繋がり、開城(ケソン)工業団地のモデル事業が施行されるなど、南北間の交流が画期的に行われた。 反面、対北朝鮮支援をめぐって「南南(韓国内の)葛藤」が生じ、韓米同盟にまでひびが入った。さらに北朝鮮は共同宣言以後も核開発を進めたことを自ら宣伝している。米政府の一部で、「南北会談が、北朝鮮に核開発を行える時間を稼い
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