一般社団法人 日本映像ソフト協会は、2018年3月12日に「JVA 2017 年年間統計調査結果」を発表した。2017年のDVDとBlu-rayの国内販売動向をまとめたものだ。 2017年の全てのジャンル・メディアを合わせた総売上高は、1876億7000万円で前年比8.3%の減少になった。13年連続のマイナスで、売上高2000億円割れは1987年以来、30年ぶりとなる。市場の縮小傾向に歯止めがかかっていない。売上が最も大きかった2004年の3753億円の半分になった計算だ。業界全体に厳しい状況が続いている。 インターネット配信を通じた視聴が広がるなかで、視聴のニーズの一部が配信に移ったことが大きな理由とみられる。とりわけレンタル向け販売の落ち込みが13.1%減と大きく、需要がネット視聴に奪われていることを感じさせる。個人向け販売は7%減だった。 そうしたなかで、アニメファンの購入の占める割