鬼コーチ対談の場で議題のひとつとなったのが、「ジェネレーションZ」へのコーチングの重要性だった。 エディーさんが率いるイングランド代表では、秋のインターナショナルマッチでZ世代の活躍が目立った。司令塔のSOマーカス・スミス(22歳)、FBとしてハイボールへの強さを見せたフレディー・ステュアード(21歳)と、日本でいえば大学生世代の選手たちが重要なポジションを担うようになってきた。 さて、エディーさんとトムさんは、この世代をどう捉えているのだろうか? エディー 私はZ世代の選手たちは、チームという集合体に積極的にかかわろうとしていると考えています。意欲、忠誠心が高い。それに合わせ、私も選手に対してプレッシャーをかける時と、引いて見守るバランスを重視して指導するようになりました。練習で何か課題を与えるとしたら、最初の半分を指し示し、残りの半分は選手たちが自力で獲得するようにスタイルを変えていま