米テキサス州エルパソで、中絶したことを後悔している女性の支援プログラム「レイチェルズ・ビンヤード」について語る中絶経験者で反対派のダイアナ・ビラヌエバさん(2022年6月16日撮影)。(c)Robyn Beck / AFP 【7月1日 AFP】ダイアナ・ビラヌエバ(Diana Villanueva)さん(53)は16歳の時、自分をレイプした男に人工妊娠中絶を行っているクリニックに連れて行かれ、中絶手術を受けるよう言われた。米国の中絶クリニックの前でよく見られる反対派のデモは行われておらず、考え直すよう諭してくれる人には出会わなかった。 だが今、ビラヌエバさんは、あの時誰かに出会えていたらと考える。あの日から中絶のことが頭にこびりついて離れないからだ。 「母が教会に深く関わっていたので、誰かに見られやしないかと怖かった。教会関係者がクリニック前にいるんじゃないかって。一方で、誰かがそこにいて