国内のセキュリティ組織JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2012年5月22日、世界中で猛威を振るっている「DNS Changer」ウイルスに感染しているかどうかを調べるWebサイトを公開した。同サイトにアクセスするだけで、感染の有無を確認できる。 DNS Changerは、パソコンのDNS設定を変更するウイルス(マルウエア)。Windowsで動作するウイルスに加え、Macで動作するウイルスも出現している。 2007年に出現して感染を拡大。現在も、世界中に35万台の感染パソコンが存在し、日本国内でも多数のパソコンが感染しているという。 DNS Changerに感染すると、パソコンのDNS設定を変更されて、攻撃者が用意するDNSサーバーを参照させられる。これにより、知らないうちに悪質サイトに誘導されたり、攻撃者が意図したコンテンツをWebブラウザーに表示されたりする
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