ネット上にはたくさんのIT系のコンテンツがあふれています。そのほとんどは文章として書かれていますが、一部にはマンガの形で面白く分かりやすくしたものもあります。 ここでは、マンガ化されたITコンテンツを集めてみました。毎年夏休みの恒例企画、ITまんがの2020年版です。今年も6本のマンガを新たに追加しました。 もしここに掲載していないITまんがをご存じでしたら、Twitter(@publickey)などで教えてください。毎年更新する予定です。 2020年版の新着ITまんが
GitLabが日本法人を設立、国内で本格展開へ。ロゴが「タヌキ」なのは、スーパーマリオの大ファンだから ソースコード管理サービスなどを提供するGitLabは、日本法人を設立しカントリーマネージャとして村上督氏を任命。日本国内での本格展開を開始すると発表しました。 GitLabはその名前の通りGitに対応したソースコード管理サービスを提供しており、またそのソフトウェアをオープンソースとして開発し、追加機能を加えた有償版ソフトウェアの販売を行っています。 現在のGitLabはソースコード管理機能にとどまらず、プロジェクト管理、開発環境、ビルド、セキュリティチェック、パッケージング、リリース、構成、モニタリングなど、ソフトウェアのライフサイクル全般をカバーするさまざまな機能を統合したサービスとなっており、これが最大の特徴となっています。 GitHubやAttlasianといった競合するサービスを
Zoom、わずか4カ月で参加者が1000万から3億超へ。急増への対応でOracle Cloudへインフラを拡張。AWS、Azureに加えて ビデオ会議サービスを提供するZoomは、2020年4月22日の時点で1日あたり約3億人以上がビデオ会議の参加者となる巨大なプラットフォームになりました。 しかも昨年12月末の時点では1日あたりの会議参加者は約1千万人、それが今年3月には2億人を突破、そして4月が終わらないうちに3億人を超えるという信じられないペースで急増しています。 この急増するニーズに対応するため、Zoomは新たにOracle Cloudの利用を開始したことがオラクルから発表されました。 When the world turned to @zoom_us, the Zoom team turned to us. And we couldn’t be prouder to work w
Windows 10のファイルエクスプローラがWSL機能を統合。Linuxを示すペンギンアイコンが登場 マイクロソフトはWindows 10の先行利用者向けバージョンとして配布されているInsider Preview 19603で、ファイルエクスプローラにWindows Subsystem for Linux(WSL)との統合機能を組み込んだことを明らかにしました。 具体的には、WSLがインストールされた状態でファイルエクスプローラを開くと、WSLを示すアイコンとしてLinuxのマスコットであるタックス(Tux)アイコンが表示され、WSLのLinux環境下にあるファイルをファイルエクスプローラから簡単にアクセスできるようになっています。
GitHubがnpmの買収を発表、JavaScriptのパッケージ管理サービス。将来的にはGitHubとnpmを統合へ GitHubは、JavaScriptのパッケージ管理サービスを提供するnpmの買収を発表しました(GitHubの発表、npmの発表)。 We’re excited to announce that @npmjs will be joining GitHub. Millions of JavaScript developers rely on npm, and we’re honored to support this community in a new way. Learn more at https://t.co/MsQMc1rIJd pic.twitter.com/CUuPojccpm — GitHub (@github) March 16, 2020 npmはNo
Googleは現在開発中のChrome 81ベータ版に、Web NFCの機能を試験的に組み込んだことを明らかにしました。 Web NFCは、WebアプリケーションからNFC(Near Field Communication:近距離無線通信規格)タグの読み書きを行うための仕様および機能です。NFCに対応したICタグとデバイスを数センチの距離に近づけると非接触で通信ができます。 スマートフォンの多くにはすでにNFCリーダー/ライターの機能が備わっているため、Web NFCの機能を組み込んだWebブラウザを利用することでアプリケーションからスマートフォンのNFC機能を利用可能です。 ただし現時点でのWeb NFCの対応範囲はNDEF(NFC Data Exchange Format)と呼ばれる軽量なメッセージ交換までで、ISO-DEP、NFC-A/B、NFC-F、HCEなどへの対応はスコープ外と
ITエンジニアが投票した「ITエンジニア本大賞2020」ベスト10発表。「ドラゴンクエストXを支える技術」 「ダークウェブの教科書」など ITエンジニア本大賞は、ITエンジニアに読んでほしい技術書・ビジネス書を選ぶイベントです。 これまで正式名称が「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞」で通称として「ITエンジニア本大賞」と呼ばれていましたが、今回から「ITエンジニア本大賞」が正式名称となりました。 「ITエンジニア本大賞」の主催は翔泳社ですが、対象となる書籍は出版社を問わず技術書、ビジネス書全般。刊行年も関係なく、この1年を振り返っておすすめしたい書籍となっています。 今回発表されたのは技術書部門ベスト10とビジネス書部門ベスト10です。このなかから特に投票の多かった技術書3冊、ビジネス書3冊について、同社が2月13日、14日に開催するイベント「Developers S
Google Cloud、大容量長期アーカイブ向け「Archive」ストレージを提供開始。1テラバイトあたり1カ月約133円から Googleは大容量データの長期アーカイブ向けに「Archive」ストレージサービスの提供を開始しました。 Announcing the GA of Archive, our coldest Cloud Storage offering yet. Learn more about the new storage class and how it’s designed for long-term data retention → https://t.co/yCM6PeOb72 pic.twitter.com/gGYPdW7yi1 — Google Cloud Platform (@GCPcloud) January 8, 2020 Google Cloudはこれま
Webで縦書きなどを実現する「CSS Writing Modes Level 3」、ついにW3Cの「勧告」に HTMLで構造化された文書に対してスタイルを与える「Cascading Style Sheet」(CSS)は「CSS 2」から、directionプロパティでテキストの表示方向を左から右か、右から左かを指定可能でした。 今回勧告になった「CSS Writing Modes Level 3」では、従来の横書きの左から右への記述(英語やヒンディ語など)、横書きの右から左への記述(ヘブライ語やアラビア語など)に加えて、日本語やモンゴル語などで使われるような縦書きなどを指定することができます。 また、縦書きでは、右から左への行送り(中国語、日本語、韓国語など)と、左から右への行送り(モンゴル語など)も指定可能。 これらは同一ページ上で混在でき、さらに双方向混在の記述における分離、字形の方向
Amazon Web Services(AWS)は、米ラスベガスで開催中の年次イベント「AWS re:Invent 2019」の基調講演で、機械学習を用いて自動的にコンピュータがコードレビューをしてくれる「Amazon CodeGuru」を発表しました。 Amazon CodeGuruのコードレビュー機能は、Amazon自身のこれまでの大量のコードと、GitHubで公開されているポピュラーな1万のオープンソースソフトウェアのコードを基に機械学習のトレーニングを行ったモデルを用いて、対象となるコードを解析。 GitHubやCodeCommitのプルリクエストと連係し、問題があるとされた個所には人間に読める形式でコメントをしてくれるというもの。 並列処理や脆弱性の問題あるコードを指摘 例えばAWSにおけるベストプラクティスのコードから外れているものや、並列処理における問題などの指摘。
オープンソースのリレーショナルデータベース「PostgreSQL 12」の正式版がリリースされました。PostgreSQL 11の登場から約1年ぶりのメジャーバージョンアップです(日本語プレスリリース)。 PostgreSQL 12では、Bツリーインデックス周りの改善、サイズ縮小などにより全体的な性能向上を実現。パーティション化されたテーブルに対するクエリでは、テーブル管理情報を効率的に作成、操作することにより、特に数千もの多くのパーティションから構成されるテーブルに対する検索での性能向上につながっています。 jsonb型のデータに対して、SQLでの問い合わせにJSONパスが利用可能になりました。これによりJSONデータに対する部分指定での抽出が可能になりました。 インデックスへの書き込みをブロックせずにインデックスを再構築するReindex Concurrentlyコマンドが導入されたた
Chrome 78ベータに「Native File System API」搭載。Webブラウザからローカルファイルを読み書き可能に GoogleはWebブラウザのChrome 78ベータ版で「Native File System API」を試験的機能(Origin Trial)として搭載したことを明らかにしました。 Native File System APIはWeb Platform Incubator Community Groupが策定中のAPIで、Webアプリケーションからローカルファイルを開き、読み書きを行える機能です。 「The Native File System API: Simplifying access to local files」から引用します。 The Native File System API enables developers to build powe
Googleがコードレビューのガイドラインなど、ソフトウェアエンジニアリング実践のためのドキュメント「Google Engineering Practices Documentation」を公開 ライセンスはクリエイティブコモンズの「表示 3.0 非移植 (CC BY 3.0)」で、複製や再配布、営利目的を含めた改変や翻案が可能になっています。 Googleで一般化されたエンジニアリングプラクティス Googleはこのドキュメントを次のように紹介しています。 Google has many generalized engineering practices that cover all languages and all projects. These documents represent our collective experience of various best practic
AWS、東京リージョン23日午後の大規模障害について詳細を報告。冷却システムにバグ、フェイルセーフに失敗、手動操作に切り替えるも反応せず 報告によると直接の原因は東京リージョンのデータセンターで使用されている冷却制御システムにバグがあったこと。これにより、緊急時の手動操作にも冷却制御システムの一部が反応しないなどでサーバが過熱し、障害に至ったと説明されています。 8月23日午後に約6時間の障害。EC2だけでなくRDSも 報告によると、障害は日本時間2019年8月23日金曜日の昼過ぎに発生。影響範囲は仮想マシンを提供するAmazon EC2とブロックストレージを提供するAmazon EBSのそれぞれ一部。以下、AWSの報告を引用します。 日本時間 2019年8月23日 12:36 より、東京リージョン (AP-NORTHEAST-1) の単一のアベイラビリティゾーンで、オーバーヒートにより一
ネット上にはたくさんのIT系のコンテンツがあふれています。そのほとんどは文章として書かれていますが、一部にはマンガの形で面白く分かりやすくしたものもあります。 ここでは、マンガ化されたITコンテンツを集めてみました。毎年夏の恒例企画、ITまんがの2019年版です。 今年のトピックは新着マンガの1つ目と2つ目で紹介している、AWSとレッドハットが自社製品の解説をしているマンガです。企業向けのビジネスが中心のこの2社がマンガという手法を使ったことは注目に値するでしょう。また3つ目と4つ目で紹介している、すがやみつる氏のマンガは懐かしい思いで読む読者も多いのではないでしょうか。 もしここに掲載していないITまんがをご存じでしたら、Twitter(@publickey)などで教えてください。毎年更新する予定です。 2019年版の新着ITまんが New! 七転び八起きのAWS開発日記 新米プログラマ
スクラムを組織全体へスケールさせていくフレームワーク「Scrum@Scale」入門(前編)。Developers Summit 2019 アジャイル開発手法を実現する方法として、もっとも普及しているのが「スクラム」でしょう。 スクラムを開発チームの単位で導入している企業は増えてきましたが、これをスケールさせる、つまりスクラムの手法を使って組織全体をより早く動かし、より早く価値を届けていくにはどうすればいいのでしょうか。 そのために開発されたのが「Scrum@Scale」フレームワークです。スクラムをスケールさせる仕組みの背後にあるスケールフリーネットワークや、大きな組織でも迅速に情報を共有する手法が組み込まれた「Scrum@Scale」について、2019年2月に行われたイベント「Developers Summit 2019」で株式会社アトラクタの代表取締役 原田騎郎氏が説明しています。 本
SpotifyがミスによりKubernetesの本番クラスタを二度も削除。しかし顧客へのサービスにほとんど影響しなかったのはなぜか? 今年、2019年5月20日から3日間にわたりスペイン バルセロナで開催されたKubeCon+CloudNativeCon Europe 2019の基調講演では、SpotifyがミスによってKubernetesのクラスタを消去してしまった経験を振り返るという非常に興味深いセッション「Keynote: How Spotify Accidentally Deleted All its Kube Clusters with No User Impact - David Xia」(基調講演:SpotifyはいかにしてKubernetesクラスタの全削除というミスにもかかわらず顧客への影響を引き起こさなかったのか?)が行われました。 障害が起こることをあらかじめ計画とし
プログラムの実行内容を記録して再現する「タイムトラベルデバッグ」(Time Travel Debugging)機能、マイクロソフトがVisual Studioにプレビューで提供開始 モダンな開発ツールの多くには、デバッグ支援機能としてプログラムのステップ実行機能やブレークポイントの設定機能があります。これらを利用することにより、任意の時点でのプログラムの振る舞いや変数の内容などを確認できます。 しかしこのデバッグ支援機能は、あくまで開発中のプログラムを対象としたものであり、本番環境にデプロイしたあと、実行中に発生したバグについて調べることはできません。 そこでマイクロソフトは、本番環境で実行中のプログラムの動作内容を記録し、その記録を基にプログラムの動作をVisual Studioで再現することにより、バグが発生する過程を詳細に確認できる機能「Time Travel Debugging」機
米調査会社のガートナーは、2030年までにプロジェクトマネジメントの業務の80%はAIが肩代わりすることで削減される、という予想「Gartner Says 80 Percent of Today’s Project Management Tasks Will Be Eliminated by 2030 as Artificial Intelligence Takes Over」を発表しました。 同社は現時点でAIを用いたプロジェクト管理ソフトウェアが登場し始めていることを指摘しています。それが進化することで2030年にはプロジェクトマネジメント業務(プログラムマネジメントおよびポートフォリオマネジメント:PPM)の主要な部分がAIによって肩代わりされるようになり、人間が行っていた業務は大幅に削減できるようになると予想しています。 特にプロジェクトマネジメント業務の中で大きな部分を占める、デ
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