ラーメンからステーキへ 幸楽苑の「いきなり」業態変更へ各社注目 ハイデイ日高、幸楽苑ホールディングス(HD)といった大型ラーメンチェーンの成長にブレーキがかかっている。 400円前後のラーメンや200円強の餃子のような格安メニューをつまみとする仕事帰りのサラリーマンの「ちょい飲み」需要をとりこんできたが、人手不足による時給上昇や野菜などの原価増を背景に株価も伸び悩んでいる。 ハイデイ日高はこれまで、デフレを脱却しきれない日本経済を象徴する格好で、外食業界の「勝ち組」の役回りを演じてきたと言える。つまり、じわじわと物価は上昇しているのだが、賃金はそこまで上がらない状況の中で、1000円でおつりがくる程度ながらも一杯飲んで腹もふくれる――というメニューを提供し、小遣いに限りのある顧客の胃袋をつかんできた、というわけだ。 ■「日高屋」営業利益に急ブレーキ (略) ■閉鎖する不採算店の一部を「いき