小中学生の携帯電話所持をめぐって議論が起こる中、愛知県豊田市の一家で18日、中学1年の少女(12)のケータイ所持をめぐり殺人未遂事件が発生。自宅で口論の末、“反対派”の父親(48)を殺人目的で殴ったとして、“推進派”の祖父(75)が豊田署に殺人未遂の現行犯で逮捕された。 捕まったのは豊田市昭和町の無職、西江昭男容疑者。調べでは、18日午前0時35分ごろ、同居する長男の会社員、敏則さんに「孫娘に携帯電話を持たせたい」などと提案した。しかし反対されたため口論になり、敏則さんの頭目掛けて全長約51センチの枝切りバサミでガツーン。左前額部や頭頂部に全治10日間の軽傷を負わせた。 容疑者は自ら通報してご用に。「カッとなって殴った」などと供述している。敏則さんとは孫の教育論でたびたび衝突していたという。「教育的観点から持つべきではない」「安全のために必要」などといった小中学生の携帯所持の是非が、凶悪犯