前回で少し触れたが、しばしば上司は部下に仕事を与える際に、「振る」という言葉をよく使う。これは作業を「投げる」のとほぼ同じ意味。でも、そもそも投げられた作業を喜んで引き受ける人などいるでしょうか? 今回紹介する「部下への任せ方」のエッセンス2番目は、振ると任せるの違いを知ることです。 さて、この連載の筆者である小倉広さんも寄稿してくださった『課長塾~部下育成の流儀~』が発売になりました。“部下育成とチーム作りの要諦が分かる”1冊。こちらもご覧ください。 エッセンスその2:「振る」と「任せる」の違いを知ろう 「振る」と「任せる」は180度違う。 仕事を振っている上司を観察していると、自分の手元にある仕事から作業を切り出して、それを部下に与える、という手順を踏んでいるのが分かる。 勘違いをしている上司が多いのだが、作業ばかりを与えても部下は少しも育たない。成長するには自分の判断が問われる、すな
![「仕事を振る」と「仕事を任せる」の違いを説明できますか?:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)