2009年1月19日のブックマーク (5件)

  • 『ウォーハンマーRPG』、ナラトロジー、そして自由(その3) - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)

    短期集中連載:『ウォーハンマーRPG』、ナラトロジー、そして自由 ■0、はじめに ■1、『ウォーハンマーRPG』第2版の構造 (ブログの過去記事をご参照下さい) ■2、仮説:『ウォーハンマーRPG』は『クラシックD&D』(+ミスタラ世界)の正嫡? (ブログの過去記事をご参照下さい) ■3、換喩的想像力とフレーバーテクスト ▼「換喩」とは さて、この「もととなる世界観」が明白な形で、一部だけ『クラシックD&D』の世界観に移植されているというものの見方は、文藝批評の用語では「換喩」と言います。 例えば、大江健三郎の小説には、「評論家の迂藤」という人物が登場しますが、これは『成熟と喪失』という著作で知られる批評家「江藤淳」が元ネタになっています。しかし見ればわかる通り、両者は一字しか違いません。読者は皆、「迂藤」が当は誰を指すのかをよくわかっているのではないかと思います。 すなわちあからさまに

    『ウォーハンマーRPG』、ナラトロジー、そして自由(その3) - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
  • http://kanasoku.blog82.fc2.com/blog-entry-9643.html

  • 「アンチミステリーVSアンチファンタジー」の行く先 - 『うみねこのなく頃に』の捉え方について - 魔王14歳の幸福な電波

    かつてミステリーの素人だった竜騎士さんは前作から一年を経て、取り返しがつかないほど理屈を知ってこの世界に戻ってきました。*1 前作『ひぐらしのなく頃に』のミステリー的失敗は、いまや語り草とも言えるありさまで知る人に知れ渡っています。その反省と超克のため、竜騎士さんははミステリーというジャンルに関するひと通り以上の素養を学んだようです。ある種の理論武装をした彼が新シリーズとして発表したのがこの『うみねこのなく頃に』で、この辺の話は第一作公開直後の記事『うみねこのなく頃に』のミステリー・リベンジっぷりに書いたとおりです。 学んだと言っても門外漢である彼はやっぱりどこかズレていて、ミステリーというジャンルの文脈そのものに乗っかって作品を作るということはしてくれません。けれど、『うみねこのなく頃に』がミステリーの文脈をそれなりに理解していなければ決して作ることのできない作品であるのも事実でしょう。

    「アンチミステリーVSアンチファンタジー」の行く先 - 『うみねこのなく頃に』の捉え方について - 魔王14歳の幸福な電波
  • 竜騎士07のミステリーが「本格推理」でない単純な理由 - 魔王14歳の幸福な電波

    格ではない 『うみねこのなく頃に』のミステリー的側面を語るために一点はっきりさせておかなければならないのは、作がある種の定義における「格推理」の論理によっては作られていない、そもそもそれが目指されていないという点です。たしかに作は「プレイヤーが作中の謎に挑む」という構図が採られています。けれど、だから作が「格推理」の文脈で読み解くべきものだと考えるのは早計ですし、その要件を満たしていないから不完全であると批判するのは少々筋違いです。 作が格推理の文脈に当てはまらない点は色々考えられます。でもまず根的なところで、作は「真相の看破に必要な情報は、出題段階で全て明かされなければならない」という格推理の基的な要件*1を構造上まったく満たしません。それを指向してもいません。なぜなら作は「推理→検証→新しい事実の発見→推理→検証→新しい事実の発見→……」という過程を繰り返しな

    竜騎士07のミステリーが「本格推理」でない単純な理由 - 魔王14歳の幸福な電波
    accelerator
    accelerator 2009/01/19
    まだep.4が読み終わらない…
  • 日本のRPGが世界に通用しない…ゲームメーカーとしての「自信」と、商品の作り方の間の違和感:アルファルファモザイク

    前回のコラムでは、サブプライムショックで破綻寸前のアメリカで見たこと、聞いたこと、感じたことを書いた。今回は日ゲーム市場で起きるであろう“山火事”について語ろうと思う。 ロサンゼルスを中心にしたカリフォルニア州には多くのソフトウェアメーカーや映画会社の社がある。分かりやすい例で言えば「ダイハード」でブルース・ウィリスがクリスマスに爆破した「ナカトミ・ビル」は、ウエストハリウッドの20世紀フォックス社ビルで撮影された。映画「プリティウーマン」では、ブランドショップが立ち並ぶロデオドライブ、「ビバリーヒルズ・コップ」では同じくロデオの向かい側に建つリージェント・ビバリー・ウィルシャー・ホテルがロケ地として使われた。もっと渋いところを挙げると、ダウンタウンのフィゲロア・ストリートでは、デ・ニーロ&パチーノ主演の「ヒート」のクライマックスの銃撃戦が撮影されている。当時セガの社員としてロス