学級会や日直、生徒による掃除。日本の学校では見慣れた風景ですが、遠く中東でもこうした日本式を導入する学校が増えてきています。 エジプトにある「日本式小学校」では、普通の学校にはない、生徒による掃除が行われているほか、日直や学級会など日本の教育モデルが導入されています。 なかでも「TOKKATSU」と呼ばれる特別活動の授業は、子どもたちが協力し、話し合いながら物事を決めることで、社会性を身に付けることが期待されています。 日本式の小学校、ヤスミン・アミン校長:「子どもたちは部屋の片付けをしたり、母親を手伝ったり、兄弟を尊重するようになりました。すべてここでの教育の成果です」 こうした取り組みは、エジプトのシシ大統領が2016年に日本の学校を視察した際に、生徒たちの協調性や社会性に感銘を受け、エジプトにも導入することが5年前に決まりました。この日、現場を視察した日本の教育関係者もその徹底ぶりに