東京電力福島第一原発の汚染水問題で、原子力規制委員会は27日、放射性物質を除去する多核種除去設備ALPS(アルプス)の増設を認可した。東電は9月中旬から試運転を始めたい考えで、稼働すれば1日の最大処理量はこれまでの倍の約1500トンになる見通しだ。 第一原発では、建屋に1日400トン程度流れ込む地下水が、溶け落ちた核燃料を冷やした水に混じり、高濃度の汚染水となっている。ALPSは汚染水から放射性物質を取り除くために導入された。すべては取り除けないため管理する汚染水の総量は減らないが、漏れた場合などの危険性を小さくする目的がある。 現行のALPSは昨年3月末に稼働を始めた。高濃度汚染水をこれまで約12万7千トン分処理したが、トラブル続きで今も試運転が続いている。 一方、増設するALPSのほか… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事
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