ウクライナ情勢を巡り、大規模な軍を展開してきたロシアは15日、ウクライナとの国境近くから一部部隊の撤収を始めたと発表したが、周辺地域では緊張緩和はまだ見通せない。一方でドイツのショルツ首相が同日、モスクワでプーチン露大統領と会談するなど、外交解決の努力も続けられている。 軍事侵攻の可能性、認識に温度差 「南部と西部の両軍管区の部隊が任務を終え、今日、自身の駐屯地への移動を始めた」。露国防省で報道官を務めるコナシェンコフ少将は15日、ビデオ声明で、昨秋からウクライナ国境周辺に展開してきたロシア軍部隊の一部が撤収を開始したことを明らかにした。ロシアが強制編入したウクライナ南部のクリミアで演習していたロシア軍も一部が撤収を始めたという。 ウクライナの国境周辺では10万人以上の部隊を集結させるロシア軍の増強のペースが「劇的に加速している」(ブリンケン米国務長官)とみられ、米欧諸国が軍事侵攻への警戒
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