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ブックマーク / number.bunshun.jp (14)

  • Bリーグ勢だけで格上相手に連勝。W杯出場バスケ日本、躍進の秘密。(ミムラユウスケ)

    「僕たちは8連勝して、やることはやったかなと(笑)。オリンピックのことは、待つだけだと思います!」 馬場雄大はそう語り、笑顔を見せた。ワールドカップアジア地区予選(以下・W杯予選)、イラン・カタールでのアウェー2連戦に勝利。8連勝でW杯出場を決めた直後のことだ。 2006年、日開催の大会に開催国の特別枠で出場した経験はあるものの、大陸予選を自力で突破してのW杯出場は実に21年ぶりである。 またこの快挙は、東京オリンピック出場に向けても大きな一歩となる。 バスケットボールの場合、開催国に無条件でオリンピック出場枠が与えられるわけではない。ただ今回、日がW杯の出場権を確保したことで、開催国として出場枠が与えられることは濃厚だと見られている。 日が最後にオリンピックに出場したのは、43年前のモントリオール大会だ。長らく冬の時代を過ごしてきた日のバスケットボール界の風向きが、変わりつつある

    Bリーグ勢だけで格上相手に連勝。W杯出場バスケ日本、躍進の秘密。(ミムラユウスケ)
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    adte9 2019/03/01
  • “怪我”を乗り越えた新三役・遠藤。「忍んだ先」に笑顔はあるか?(佐藤祥子)

    「忍んだ先」 一昨年26歳の誕生日、巡業先で報道陣に請われ、遠藤が色紙にしたためた言葉だ。その意味を問われると、「今、こうして忍んでいるけど、その先に少しでも光があればいいな、と思って……」と答えたという。 新入幕から5年。 遠藤が堪え忍んだ先に、ようやく新三役の地位があった。 番付発表の記者会見の日、目も覚めるようなピンクの着物姿で臨んだ遠藤だったが、晴れがましい席でも笑顔はなかった。「いつもの番付発表と変わらない」と、その表情は崩れない。笑みのない理由を問われ、「隙を見せないように」と、自分を戒めるよう口にする姿に、傍らの師匠がフォローする。 「うれしくないはずがない。それを表に出さない。今(の時代)はサービスが足りないとかの話になるけど、記者さんの前で話さないようになったのは、この3年間。相撲で勝って証明していくしかない。勝って初めて認められる。当は笑っているんですよ、うれしくて。

    “怪我”を乗り越えた新三役・遠藤。「忍んだ先」に笑顔はあるか?(佐藤祥子)
  • 女子選手が必ず直面する思春期問題。伊藤華英が語る生理と競技の関係。(伊藤華英)

    近年女性アスリートの活躍が目立つ。 思い出してみるだけで、沢山のアスリートの名前や顔が浮かぶだろう。 スポーツの起源を辿ると、女人禁制だった古代オリンピックに対し、近代オリンピックでは第2回大会から女性の参加が認められ、近年の参加者は男女半々になっている。 さらに最近は、女性アスリートは新たな地位も確立してきている。「美人アスリート」としてスポーツのアイコンになったり、バラエティ番組で存在感を発揮するなど、親しみやすく、爽やかな印象と華やかな功績でスポーツ界を盛り上げる、まさに強さと美しさを兼ね備えた存在だ。 このように活躍する選手たちの多くは、10代の頃から芽が出て20代後半から30代で引退する瞬間まで、トップを走り続ける。開幕した世界水泳でも世界中から若い才能が集まっているが、特に水泳でオリンピックを目指すような選手は、幼少期から競技を始め、10代の頃から世界のトップで戦う選手がほとん

    女子選手が必ず直面する思春期問題。伊藤華英が語る生理と競技の関係。(伊藤華英)
  • 中島翔哉は何故「まじめ」に?サッカー小僧を変えた'14年の出来事。(飯尾篤史)

    リオ五輪アジア最終予選、延長までもつれ込んだイランとの激戦を3-0で制し、オリンピックへの出場権獲得に王手をかけた、準々決勝後のミックスゾーン。2ゴールを決めた中島翔哉の囲み取材が解けたあと、2年ぶりに手倉森ジャパンの取材をしているライター仲間が、ちょっぴり残念そうに言った。 「びっくりしちゃった。まじめなことしか言わなくなってるんだもん」 そのライターの驚きには、理由があった。 手倉森ジャパンの立ち上げとなった2年前の'14年1月、オマーンで開催されたU-22アジア選手権。オフ明けでコンディション不良の選手が多いなか、10番を託された小柄なテクニシャンは万全のコンディションで臨み、4試合で3ゴールを奪う活躍を見せた。 だが、取材陣をさらに驚かせたのは、試合後のコメントだった。 「今年ワールドカップがある。選手なので、当然そこは意識しています」 「メッシもバロンドールも通過点だと思っていま

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    adte9 2016/02/07
  • 松山英樹が闘いの外で見せる“表情”。ごくフツーで、少々シャイな若者。(舩越園子)

    松山英樹とは米ツアーの試合会場で毎週のように顔を合わせる。だが、そこは彼の闘いの場だ。「たまには日で落ち着いて話をしたいなあ」。そんな一方的なリクエストを松山は多忙なスケジュールの合間に組み入れてくれ、彼と私は東京都内のホテルで会った。 「会った」と言っても、松山の周囲にはマネージャー諸氏が付き添い、私の傍にも編集者やカメラマンが同行していた正式なインタビューだ。 その内容をまとめた記事は1月7日発売の「Number」新年号を是非とも読んでいただきたいのだが、ここでは雑誌に書ききれなかった話の一部をご紹介しようと思う。 会話は、ごく個人的なやりとりで始まった。 試合会場ではゴルフウエア。しかし、この日の松山はスーツに身を包んでいた。その姿を「見て見て!」と半ば自慢するような、しかしちょっぴり照れているような、そんな笑顔で彼は私たちを迎えてくれた。 「お母さん、大丈夫?」 「お母さん? う

    松山英樹が闘いの外で見せる“表情”。ごくフツーで、少々シャイな若者。(舩越園子)
  • 井上尚弥と内山高志、年末の衝撃。世界最高のボクサーは日本にいる?(渋谷淳)

    ボクシング界の2015年は恒例の年末世界戦ラッシュで幕を閉じた。東京、名古屋、大阪で計7試合行われた世界タイトルマッチは、IBF世界ミニマム級王者の高山勝成(仲里)が王座から陥落し、3階級制覇を達成した八重樫東(大橋)が新たにIBF世界ライトフライ級王者に輝いた。 どの試合もそれぞれ興奮があり、味わい深い内容だったが、中でも圧倒的なパフォーマンスを見せたのはWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)とWBA世界スーパーフェザー級“スーパー”王者の内山高志(ワタナベ)ではなかっただろうか。日の出の勢いの井上、成熟の境地に達した内山の試合を振り返りながら、両チャンピオンの2016年を占う。 国内史上最速(当時)となるプロ6戦目で世界タイトルを獲得し、世界最速となる8戦目で2階級制覇を達成した井上。特に2014年の暮れに、オマール・ナルバエス(アルゼンチン)を2回TKO勝ちで圧倒した一戦は

    井上尚弥と内山高志、年末の衝撃。世界最高のボクサーは日本にいる?(渋谷淳)
  • 世界中でF1中継が消滅の危機に!?フジテレビスタッフに漂った“哀愁”。(尾張正博)

    2015年最後のレースとなったアブダビで、恒例の集合写真に収まったドライバーたち。来季は心躍るレースを見ることができるだろうか。 最終戦のアブダビGPのスターティンググリッドは、いつも独特の哀愁が漂っている。 初開催の2009年はトヨタのスタッフから珍しく「記念撮影をしてほしい」と頼まれた。トヨタがF1からの撤退を発表したのは、その3日後のことだった。 2014年は小林可夢偉がケータハムのスタッフたちとマシンを囲んで集合写真を撮っていた。まだ人からF1からの引退が発表されたわけでもなく、ケータハムのオーナーもまだ翌年へ向けて参戦継続を模索していたが、内部の人間は「これがケータハムの最後のレース」ということをだれよりも強く認識していた。 そして、2015年の最終戦アブダビGPでは、日のF1テレビ中継を担ってきたフジテレビのスタッフたちに、その哀愁を感じた。なぜなら、F1のテレビ放映権を統

    世界中でF1中継が消滅の危機に!?フジテレビスタッフに漂った“哀愁”。(尾張正博)
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    adte9 2015/12/20
  • 子供のときの食事でケガは減らせる!ドイツが取り組む“食事改革”の全貌。(木崎伸也)

    「子供のときに正しい事をしていたものは、プロになってからケガが少ない」 インゴ・フロベーゼ教授(ケルン体育大学) 今、ドイツサッカー界では「事改善」がブームになっている。 パフォーマンスを上げるために、フィジカル、メンタル、テクノロジーといったことを突き詰めているうちに、事にまで行き着いたのだ。 たとえば今季フランクフルトでは、2シーズンぶりに戻ってきたフェー監督の要求により、栄養士のアドバイスの下、事改善に取り組むようになった。 「動物性タンパク質は炎症を助長し、ケガのリスクを高める」という理由で肉を出す機会を以前より少なくし、さらに乳製品を出すのをやめた(代わりとなるのはアーモンドミルクやオート麦ミルク)。小麦は排除し、ライ麦、ソバ、スペルト小麦(古代穀物)を使った事を出している。 これによってドイツU-21代表MFのステンデラは体のキレが増し、10節のハノーファー戦で2ゴー

    子供のときの食事でケガは減らせる!ドイツが取り組む“食事改革”の全貌。(木崎伸也)
  • 「本田はDFの背後に走り始めている」ハリルが中学生合宿で語った日本論。(西川結城)

    中学生にとって貴重な機会だったのは間違いないが、ハリルホジッチ監督にとっても思うところあっての登場だったのだろう。 日全国から集められた、30人の中学生プレーヤー。彼らの視線の先に立っていたのは、白髪の日本代表指揮官だった。 11月28日、29日の両日、東京・巣鴨のサッカーグラウンドで、あるイベントが行われた。1978年から日サッカー協会(JFA)を支えるKIRINが新たに主催した、その名も『KIRINキャンプ』。これは、全国の中学生約1400人の募集の中から選抜された30人を、代表監督であるヴァイッド・ハリルホジッチが指導するというイベント。一国の指揮官が育成年代の選手たちを直接教えるという、世界的にも例を見ない新たな取り組みである。 ハリルホジッチ監督を始め、ジャッキー・ボヌべーコーチやシリル・モワンヌフィジカルコーチら、現役代表スタッフが勢揃いして中学生の指導にあたった。初日には

    「本田はDFの背後に走り始めている」ハリルが中学生合宿で語った日本論。(西川結城)
  • 日本最高のキッカーが語る極意。中村俊輔のFKはいかに生まれるのか?(Number編集部)

    J1セカンドステージでの3の芸術的なFKはいずれも日本代表GKから決めたものだった。軌道、球質、駆け引き。世界に誇る超一流のキッカーが明かす“極みの境地”とは。 「フリーキックはその日のコーナーキックやセットプレーからすでに始まっている」 禅問答のようなフレーズから、日が誇る稀代のキッカーのFK談義は始まった。 J1セカンドステージだけで、すでに直接FK3ゴール。しかも、決めた相手はガンバ大阪の東口順昭、浦和の西川周作、仙台の六反勇治と、いずれもハリルホジッチ監督が選出した日本代表GKだ。J1通算FK20ゴールは歴代最多。レッジーナ、セルティック、エスパニョールでプレーした7年半を除いた数字なのだから、中村俊輔のフリーキックの精度と驚異がどれほど群を抜いているかは明らかだろう。 Number888号に掲載された「中村俊輔のサッカー覚書11 2015年版フリーキック論」では、今シーズン決

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  • オカダ・カズチカは本当に現代的か?天龍源一郎と通底する“プロレス観”。(井上崇宏)

    かつて「“記憶”には勝てねえんだよ」と言ったのは武藤敬司だ。 一番最初に目に触れたもの、あるいは少年時代に感化されたものは、体内への染み込み方がハンパじゃない。 それがプロレスなら、ある世代にとっては馬場と猪木、また違う世代にとってはタイガーマスク、長州力、藤波辰爾、前田日明かもしれないし、鶴龍コンビや全日四天王、闘魂三銃士なのかもしれない。 「彼らのやるプロレスこそが真のプロレスであり、スタンダードであり、永遠である」、観た者の脳にはそう記憶される。 それはとてもロマンチックなことであるし、じつはファーストコンタクト=無知だったがこそゆえの誤解だったりもする。 つまり武藤が「記憶には勝てない」と言ったのは、先輩レスラーたちに対する敗北宣言ではなく、単に事実を述べただけである。現に、武藤もキャリアを重ねていくうちに、ある一定数の“永遠”を手に入れた。 “1/100”が認めたオカダのプロレス

    オカダ・カズチカは本当に現代的か?天龍源一郎と通底する“プロレス観”。(井上崇宏)
  • 武藤嘉紀はマインツのスター候補。メディア、監督、選手が既にトリコ!(ミムラユウスケ)

    今季のマインツにとって最大の課題は、エース岡崎慎司が抜けた穴を埋めること。同じ国から来た武藤嘉紀に、クラブもファンも大きな期待を寄せている。 武藤嘉紀は晴れやかな表情を見せた。7月7日の17時の少し前、フランクフルト国際空港の到着ゲートから現れたときのことだ。 11時間近くの長旅の疲れは感じさせない。手で押しているカートにはリモワ社の大きなスーツケースと、機内に持ち込めるサイズのルイ・ヴィトンのボストンバッグ。さらには、航空会社のチェックインカウンターの気づかいがあったのか、ビニールのカバーのかけられた真新しそうなスーツケースが置かれている。そして、その上には東京西川のマットレスが乗っていた。 新加入の選手が空港に到着したときに記者やファンが殺到し、それを警備員が押し返し、倒れる人が出てくる。そんな光景も、実は少なくない。長旅の疲れもたまっているところで、いきなりカメラをつきつけられれば、

    武藤嘉紀はマインツのスター候補。メディア、監督、選手が既にトリコ!(ミムラユウスケ)
  • ママとなった安藤美姫に感じた力強さ。「母の強さ」をナメちゃいけない!(吉井妙子)

    出産の発表後に出演したアイスショーでは、「多くの方に会場まで足を運んでいただき、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました!」と笑顔で挨拶をした安藤選手。 安藤美姫選手がママになったニュースを聞いたとき、これまでの安藤選手に対する見方がガラリと変わった。彼女には何度かインタビューしたことがあったが、10代前半の頃からメディアの取材攻勢を受けてきたせいか、他人の視線に非常に敏感で、警戒心が強く、感情の起伏が激しい女性という印象を抱いていた。 その一方、彼女のフィギュアスケーターとしての技術、芸術性は驚くほど高く、世界選手権で2度チャンピオンになったが、まだまだ高みを目指せる選手だと確信していた。 女性として史上初めて4回転ジャンプを競技会で決め、彼女が16歳になったばかりの頃にインタビューした時の声が今でも耳から離れない。 なぜ4回転ができるのか、その秘訣を尋ねると、間髪を入れずさらりと

    ママとなった安藤美姫に感じた力強さ。「母の強さ」をナメちゃいけない!(吉井妙子)
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    adte9 2013/07/10
  • ザックジャパン控え組の旗頭、中村憲剛の「確固たる意思」。(二宮寿朗)

    J1再開後の初戦、中村憲剛は自身のFKによるゴールを含め3得点に絡む活躍。鹿島相手に4-2の勝利をおさめた。 ザックジャパンに休息はない。 コンフェデレーションズカップは3戦全敗に終わったが、7月後半には中国、オーストラリア、韓国と対戦する東アジアカップ(男子・7月20日開幕)が待っている。 世界トップの国々が出場する大会と比べてしまうとファンの興味が低下してしまってもおかしくはないのだが、今回の東アジアカップは逆に注目が高まっているような感じもしている。というのも、今回は海外組を一切招集しない方針(J2の日程を配慮してG大阪の遠藤保仁、今野泰幸も見送り確実)なのだ。つまりある程度固定化されてきた“序列”が解かれ、これまで代表に呼ばれてこなかった、または呼ばれても出場機会に恵まれてこなかったJリーグの勢いのある選手が招集されるという期待感があるからに他ならない。 そんな折、中断していたJ1

    ザックジャパン控え組の旗頭、中村憲剛の「確固たる意思」。(二宮寿朗)
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    adte9 2013/07/10
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