河野太郎外相は21日の記者会見で、日本人の氏名のローマ字表記を「名・姓」の順から「姓・名」の順にするよう海外の報道機関に要請する考えを表明した。早ければ6月の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて要請する方針だ。 河野氏は、中国の習近平国家主席や韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領を「姓・名」の順に表記する報道機関が多いとして、「安倍晋三首相も『Abe Shinzo』が望ましい」と述べた。 平成12年12月に国語審議会(文相の諮問機関)が、日本の文化的背景に従い「姓・名」の順に変更するよう答申していた。