トヨタの電池戦略が、いよいよ明確になった。9月7日の「電池・カーボンニュートラルに関する説明会」で、これまで以上に詳細な電池の開発状況と今後の見通しを明らかにしたのだ。 大容量化するのが難しいと言われてきた全固体電池も、ようやくクルマの駆動用バッテリーとして使えるほどに開発が進んだ。 2020年から試作車に搭載して走らせ、すでにナンバーも取得して公道での走行実験を繰り返しているらしい。ここまでオープンにしているのは、実用化までの目処がほとんどついている、ということなのだろう。 文/高根英幸、写真/TOYOTA 【画像ギャラリー】本文未収録写真あり!! 2022年に発売予定のBEV bZ4Xを写真で見る トヨタの前田昌彦CTOは、2020年代前半に全固体電池を搭載したクルマを発売する計画であることを説明会で明言した。ただし、これはEVではなく、ハイブリッド車にまずは採用されることになるそうだ