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ブックマーク / blog.tokumaru.org (65)

  • [書評] ハッキングAPI ―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法

    サマリ ハッキングAPI―Web APIを攻撃から守るためのテスト技法(2023年3月27日発売)を読んだ。書は、Web APIに対するセキュリティテストの全体像と具体的なテスト方法を記載している。ペンテスターは、APIの検出、APIエンドポイントの分析、攻撃(テスト)を行う必要があり、そのために必要な情報がすべて記載されている。また、実習のためのツールと「やられサイト」を複数紹介し、具体的なトレーニング方法を解説している。単にツールやサイトの使い方の説明にとどまらず、格的なペネトレーションテストの考え方を説明している。 書の想定読者はAPIのペネトレーションテストを実施するペンテスター及びペンテスターを目指す人であるが、API開発者やウェブアプリケーション脆弱性診断員にとっても有益な内容を多く含む。 重要事項説明 書の監修者の一人(洲崎俊氏)と評者は知人関係にある 評者が読んだ書

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    advblog 2023/03/28
  • DNSリバインディング(DNS Rebinding)対策総まとめ

    サマリ DNSリバインディングが最近注目されている。Google Chromeは最近になってローカルネットワークへのアクセス制限機能を追加しており、その目的の一つがDNSリバインディング対策になっている。Googleが提供するWiFiルータGoogle Nest WiFiはデフォルトでDNSリバインディング対策機能が有効になっている。 DNSリバインディング対策は、攻撃対象アプリケーションで行うべきものであるが、ブラウザ、PROXYサーバー、リゾルバ等でも保護機能が組み込まれている。稿ではそれら対策機能の状況と対策の考え方について説明する。 DNSリバインディング(DNS Rebinding)とは DNSリバインディングはDNS問い合わせの時間差を利用した攻撃です。DNSのTTL(キャッシュ有効期間)を極めて短くした上で、1回目と2回目の問い合わせ結果を変えることにより、IPアドレスのチ

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    advblog 2022/05/17
  • とある通販サイトに学ぶ自動ログイン機能のバッドプラクティス

    サマリとある通販サイトにて「 メールアドレス・パスワードを保存する」機能がありますが、サイトにクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性がサイトにあると生のパスワードが漏洩する実装となっています。稿では、この実装方式を紹介し、なぜ駄目なのか、どうすべきなのかを紹介します。 記事の最後にはセミナーのお知らせを掲載しています。 はじめに家人がテレビを見ていて欲しい商品があるというので、あまり気は進まなかったのですが、その商品を検索で探して購入することにしました。「気が進まない」というのは、利用実績のないサイトはセキュリティが不安だからという理由ですが、この不安は的中してしまいました。 最初の「えっ?」はパスワード登録のところでして、パスワードを再入力する箇所で「確認のためもう一度、コピーせず直接入力してください」とあるのですよ。私は乱数で長く複雑なパスワードを入力しかけていたのですが、コピ

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    advblog 2022/03/15
  • 2022年1月においてCSRF未対策のサイトはどの条件で被害を受けるか

    サマリ2020年2月にGoogle ChromeCookieのデフォルトの挙動をsamesite=laxに変更しましたが、2022年1月11日にFirefoxも同様の仕様が導入されました。この変更はブラウザ側でCSRF脆弱性を緩和するためのもので、特定の条件下では、ウェブサイト側でCSRF対策をしていなくてもCSRF攻撃を受けなくなります。この記事では、デフォルトsamesite=laxについての基礎的な説明に加え、最近のブラウザの挙動の違いについて説明します。 (2022年1月29日追記) 日確認したところ、Firefoxにおけるデフォルトsamesite=laxはキャンセルされ、従来の挙動に戻ったようです(Firefox 96.0.3にて確認)。デフォルトsamesite=lax自体は先行してGoogle Chromeにて実装されていましたが、細かい挙動の差異で既存サイトに不具合が

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    advblog 2022/01/26
  • PHPにはエスケープ関数が何種類もあるけど、できればエスケープしない方法が良い理由

    このエントリは、PHP Advent Calendar 2021 の20日目のエントリです。19日目は @takoba さんによる PHPプロジェクトのComposerパッケージをRenovateで定期アップデートする でした。 SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)の対策を行う際には「エスケープ処理」をしましょうと言われますが、その割にPHP以外の言語ではあまりエスケープ処理の関数が用意されていなかったりします。それに比べてPHPはエスケープ処理の関数が非常に豊富です。これだけ見ても、PHPはなんてセキュアなんだ! と早とちりする人がいるかもしれませんが、しかし、他言語でエスケープ処理関数があまりないのはちゃんと理由があると思うのです。 稿では、PHPのエスケープ処理用の関数を紹介しながら、その利用目的と、その関数を使わないで済ませる方法を説明します。 SQL

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    advblog 2021/12/21
  • SSRF対策としてAmazonから発表されたIMDSv2の効果と限界

    サマリ Capital OneからのSSRF攻撃による大規模な情報漏えい等をうけて、Amazonはインスタンスメタデータに対する保護策としてInstance Metadata Service (IMDSv2) を発表した。稿では、IMDSv2が生まれた背景、使い方、効果、限界を説明した上で、SSRF対策におけるIMDSv2の位置づけについて説明する。 SSRFとは SSRFは、下図のように「外部から直接アクセスできないエンドポイント」に対して、公開サーバーなどを踏み台としてアクセスする攻撃方法です。SSRF(Server Side Request Forgery)の詳細については過去記事「SSRF(Server Side Request Forgery)徹底入門」を参照ください。 最終的な攻撃目標は多様ですが、近年問題になっているのが、クラウドサービスのインスタンス・メタデータを取得する

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    advblog 2019/12/10
  • シェルを経由しないOSコマンド呼び出しがPHP7.4で実装された

    この記事はPHP Advent Calendar 2019の5日目の記事です。 はじめに 私は6年前に、PHP Advent Calendar 2013として「PHPだってシェル経由でないコマンド呼び出し機能が欲しい」という記事を書きました。その中で、OSコマンドインジェクション対策の根的かつ安全な対策は「シェルを経由しないコマンド呼び出し」であることを指摘した上で、末尾に以下のように書きました。 PHPコミッタのみなさま、PHP5.6の新機能として、シェルを経由しないコマンド呼び出しの機能を追加できませんか? 現実には当時からPCNTL関数にてシェルを経由しないコマンド呼び出しはできたのですが、当関数の使用が難しいことと、CLI版あるいはCGI版(FastCGIは可)のPHPでないとサポートされていないなどの制限があり、popenやproc_openなど使いやすいコマンド呼び出し関数に

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    advblog 2019/12/06
  • PHPサーバーサイドプログラミングパーフェクトマスターのCSRF対策に脆弱性

    サマリ PHPサーバーサイドプログラミングパーフェクトマスターには、PHP入門書としては珍しくクロスサイト・リクエストフォージェリ(CSRF)対策についての説明があるが、その方法には問題がある。アルゴリズムとして問題があることに加えて、実装上の問題があり、そのままコピペして用いると脆弱性となる。 はじめに 古庄親方の以下のツイートを見て驚きました。 CSRF用のトークンの作成 $token = password_hash(mt_rand(), PASSWORD_DEFAULT); ってのを書籍で見た………もンのすンげぇなぁ(苦笑 書籍名でググって調べる……評判が悪いので、まぁ、納得っちゃぁ納得。 — がる (@gallu) July 17, 2019 CSRFトークンの生成に、password_hash関数を使うですと? 親方に書籍名を教えていただき、購入したのが、この記事で紹介する「PH

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    advblog 2019/07/29
  • 徳丸浩の日記: ECサイトからクレジットカード情報を盗み出す新たな手口

    エグゼクティブサマリ 聖教新聞社が運営する通販サイト「SOKAオンラインストア」から2,481件のクレジットカード情報が漏洩した。リリースによると、漏洩に使われた手口は従来とは異なるもので、改正割賦販売法の実務上のガイドラインである「クレジットカード情報非保持化」では対策できないものであった。 はじめに 今年の9月4日に聖教新聞社の通販サイトSOKAオンラインストアからクレジットカード情報漏洩の可能性がリリースされました。以下は聖教新聞社から運営委託されているトランスコスモス株式会社のリリースです。 「SOKAオンラインストア」の件 このたび、弊社が聖教新聞社様より運営を委託されている「SOKAオンラインストア」において、クレジットカード情報を入力して商品をご注文いただいた一部のお客さまのクレジットカード情報が、第三者によって不正に取得された可能性があることが発覚い たしました。 http

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    advblog 2018/10/15
  • PHPの脆弱性 CVE-2018-17082 によるキャッシュ汚染についての注意喚起

    エグゼクティブサマリ PHPの脆弱性CVE-2018-17082はXSSとして報告されているが、現実にはXSSとしての攻撃経路はない。一方、Apacheのmod_cacheによるキャッシュ機能を有効にしているサイトでは、キャッシュ汚染という攻撃を受ける可能性がある。 概要 PHPの現在サポート中のすべてのバージョンについて、XSS脆弱性CVE-2018-17082が修正されました。以下は対応バージョンであり、これより前のすべてのバージョンが影響を受けます。ただし、Apacheとの接続にApache2handlerを用いている場合に限ります。 PHP 5.6.38 PHP 7.0.32 PHP 7.1.22 PHP 7.2.10 PHP 5.5以前も対象であり、これらは脆弱性は修正されていません。 脆弱性を再現させてみる この脆弱性のPoCは、当問題のバグレポートにあります。 PHP ::

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    advblog 2018/09/25
  • 安全なWebアプリケーションの作り方改訂のお知らせ

    徳丸こと、「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方」は、2011年3月の発売以降大変多くの方に読んでいただきました。ありがとうございます。 ただ、発売から既に7年が経過し、内容が古くなってきた感は否めません。たとえば、クリックジャッキングの説明はほとんどないですし、OWASP Top 10 2017で選入された安全でないデシリアライゼーションやXXEの説明もありません。なにより、Web APIJavaScriptセキュリティ等がほとんど書かれていないことが課題となっていました。 そこで、版元のSBクリエイティブと相談して、この度改訂することにいたしました。3月末脱稿、6月頃発売の見込みです。 改訂にあたり、以下を考えています。 Web APIJavaScriptに関する説明を4章に追加 XHR2対応に向けてCORSの説明を3章に追加 携帯電話の章は丸ごと削除して、別の内

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    advblog 2018/03/06
  • [書評]サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること

    中島明日香氏の近著『サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること』を読んだので紹介したい。書は、一見すると入門者向けの初歩的なセキュリティ解説書の体裁をとっているが、その内部に著者の恐ろしい野望が秘められていると感じた。 重要事項説明 著者と評者には特筆すべき利害関係はない 評者は書を自費で購入した(献等ではない) この記事のリンクにはアフィリエイトが含まれる はじめに 書は、ブルーバックスの1冊として、サイバーセキュリティの分野の、特に脆弱性について焦点をあて、入門的な解説を試みるものである。書6ページから、「書で扱う内容」の一節を引用しよう。 書の目的は、適切なサイバー攻撃対策を講じる際の一助となることです。そこで、脆弱性そのものとそれを突く攻撃手法について、情報科学の知識を持たない人でも理解できるように、基的なところから解説します。 この一節だけでも、書の狙いが意

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    advblog 2018/02/01
  • PHPプログラマのためのXXE入門

    この日記はPHP Advent Calendar 2017の25日目です。前回は@watanabejunyaさんの「PHPでニューラルネットワークを実装してみる」でした。 OWASP Top 10 2017が発表され、ウェブのセキュリティ業界がざわついています。というのも、2013年版までは入っていたCSRFが外され、以下の2つの脅威が選入されたからです。 A4 XML外部実体参照(XXE) A8 安全でないデシリアライゼーション これらのうち、「A8 安全でないデシリアライゼーション」については、過去に「安全でないデシリアライゼーション(Insecure Deserialization)入門」という記事を書いていますので、そちらを参照ください。 稿では、XML外部実体参照(以下、XXEと表記)について説明します。 XXEとは XXEは、XMLデータを外部から受け取り解析する際に生じる脆

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    advblog 2017/12/25
  • 秀丸マクロを生成する秀スクリプトという言語処理系を作った

    エグゼクティブサマリ 秀スクリプトという小さな言語処理系を開発した。秀スクリプトは、TypeScriptを大幅に縮小した文法を持ち、コンパイラによって秀丸マクロに変換され、秀丸上で実行される。秀スクリプトコンパイラは秀スクリプト自身により記述される。 秀スクリプトの主な特徴は下記のとおり。 TypeScriptに似た文法を持ち、コンパイラも秀スクリプトで記述されている 秀丸マクロを生成し、秀丸上で実行される TypeScript同様、変数に型がある 数値(整数)型と文字列型、これらの配列をサポート if、while、do … whileの制御構造 関数のサポート はじめに Windows上で使用するエディタとして長年秀丸を愛用しています。最近はVisual Studio Codeなども人気で、僕もインストールして使ってみたりはするのですが、長年手に馴染んだツールというのは、中々乗り換えが難

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    advblog 2017/08/12
  • PHPMailerの脆弱性CVE-2016-10033はExim4やWordPress4.6でも影響があった

    エグゼクティブサマリ PHPMailerのリモートコード実行脆弱性CVE-2016-10033は、従来MTAとしてsendmailを用いる場合のみ影響があるとされていた。また、WordPressPHPMailerをバンドルしているが、CVE-2016-10033によるWordPressに対するリモートコード実行攻撃はできないとされていた。しかし、MTAとしてExim4を用いる場合には、PHPMailer単体およびWordPress 4.6からのリモートコード実行が可能であることがわかったので報告する。 はじめに 昨年末に話題となったPHPMailerのリモートコード実行脆弱性CVE-2016-10033ですが、当初公表されていたPoCがsendmailコマンドの -X オプションを用いたものであったため、-X オプションのないMTA(postfix, qmail, exim4等)は直ちに

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    advblog 2017/05/08
  • teratailに投稿されたメールフォームにCSRF脆弱性が残存した理由 | 徳丸浩の日記

    teratailに以下のような投稿がありました。 PHPでメールフォームを作成したので、脆弱性がないかアドバイスいただけないでしょうか。 エンジニアでもなければ、PHPもろくに書けない雑魚ですが、「php メールフォーム 作り方」でググって表示されるサイトを見ると、「んんんんん???」と思うところがあります。 これらを参考にしたり、コピペする方は、記述されているコードの良し悪しは判断できないかと思います。 そのような方々が参考にできるメールフォームを作りたいという思いで、調べて作りました。 周りに書いたコードを確認してもらえる人もいないので、皆様からのアドバイスがほしいです((_ _ (´ω` )ペコ 【PHP】作成したメールフォームに脆弱性がないか、アドバイスもらえないでしょうかより引用 どれどれ…と確認すると、トークンのチェックが入っているにも関わらずクロスサイト・リクエストフォージ

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    advblog 2017/04/11
  • WordPress 4.7.1 の権限昇格脆弱性について検証した

    エグゼクティブサマリ WordPress 4.7と4.7.1のREST APIに、認証を回避してコンテンツを書き換えられる脆弱性が存在する。攻撃は極めて容易で、その影響は任意コンテンツの書き換えであるため、重大な結果を及ぼす。対策はWordPressの最新版にバージョンアップすることである。 稿では、脆弱性混入の原因について報告する。 はじめに WordPress体に久しぶりに重大な脆弱性が見つかったと発表されました。 こんな風に書くと、WordPressの脆弱性なんてしょっちゅう見つかっているという意見もありそうですが、能動的かつ認証なしに、侵入できる脆弱性はここ数年出ていないように思います。そういうクラスのものが久しぶりに見つかったということですね。 WordPress、更新版で深刻な脆弱性を修正 安全確保のため情報公開を先送り Make WordPress Core Conten

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    advblog 2017/02/06
  • PHPのescapeshellcmdを巡る冒険はmail関数を経てCVE-2016-10033に至った

    エグゼクティブサマリ 2011年始めに徳丸がescapeshellcmdの危険性を指摘したが、この問題はmail関数のadditional_parameters経由で攻撃可能であることが2013年末に指摘された。その後2016年末に、PHPMailerの脆弱性CVE-2016-10033として現実のものとなった 経緯 2011/1/1 徳丸が「PHPのescapeshellcmdの危険性」を書いて、クォート文字がペアになっている場合にエスケープしないという仕様が余計なお世話であり、危険性が生じていることを指摘 2011/1/7 大垣さんがブログエントリ「phpのescapeshellcmdの余計なお世話を無くすパッチ」にて修正案を提示 2011/10/23 廣川さんが、大垣さんのパッチ案を少し修正してbugs.php.netに提案。修正案は却下され、マニュアルを修正することに 2011/1

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    advblog 2016/12/30
  • PHPMailerの脆弱性CVE-2016-10033について解析した

    エグゼクティブサマリ PHPMailerにリモートスクリプト実行の脆弱性CVE-2016-10033が公表された。攻撃が成功した場合、ウェブシェルが設置され、ウェブサーバーが乗っ取られる等非常に危険であるが、攻撃成功には下記の条件が必要であることがわかった PHPMailer 5.2.17以前を使っている Senderプロパティ(エンベロープFrom)を外部から設定できる 現在出回っているPoCはMTAとしてsendmailを想定しており、postfixを使っている環境では問題ない 対策版として公開されている PHPMailer 5.2.19も不完全であるので、回避策の導入を推奨する。 はじめに 12月24日にPHPMalerの脆弱性CVE-2016-10033が公表され、とんだクリスマスプレゼントだと話題になっています。 PHPからのメール送信に広く使われているライブラリの「PHPMai

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    advblog 2016/12/29
  • PHPの全バージョンの挙動をCGIモードで試す

    PHPの挙動を調べていると、マニュアルにも、ChangeLogにも載っていない変更にしばしば遭遇します。たとえば、PCRE系関数(preg_xxxx)の正規表現指定(第1引数)において、過去のPHPではNULLバイトを許容していましたが、最近のPHPでは、正規表現中のNULLバイトをエラーにしています。この変更は、マニュアルには載っておらず、ChangeLogには記載されているもののNULLバイトとは書いていないので、ちょっと気がつきにくいですね。 Fixed bug #55856 (preg_replace should fail on trailing garbage) このような場合、ソースコードの該当箇所を調べるか、適当にあたりをつけたバージョンのPHPをビルドして試すなどの手法がとられているかと思いますが、@hnwさんが phpall を発表されたことで、この種の調査が一挙に楽に

    PHPの全バージョンの挙動をCGIモードで試す
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    advblog 2016/12/15