冷凍食品の販売価格を巡り、スーパーなどの小売業者が不当な二重価格表示をしていたとして、消費者庁は25日、景品表示法違反(有利誤認)の恐れがあるとして、小売り12社に対し表示内容を改善するよう行政指導を行ったと発表した。 同庁によると、12社は全国で展開するスーパーやドラッグストアなど。各社は、実際にはなかったメーカー希望小売価格をチラシなどに表示し、そこから割引したように見せかけて販売していた。 ある社は「『希望小売価格500円の品』→『半額 250円』」などと売り場で表示して販売価格を安くみせようとしたが、実際には希望小売価格が存在しなかった。別の社も「毎日この価格 当店通常価格○○円を○○円」などとうたったが、「通常価格」の販売実績はなかったという。