北海道佐呂間町内で発生している犬約100頭と乳牛の多頭飼育崩壊について、同町からの要請を受けた公益財団法人どうぶつ基金が救済支援を決定。6月27日~29日の3日間、どうぶつ基金の獣医師チームが、同町内に設けた手術会場で全ての犬に不妊手術、狂犬病ワクチン、ノミダニ駆除、その他の獣医療を無料で実施します。 北海道佐呂間町からどうぶつ基金に緊急支援要請が 佐呂間町からどうぶつ基金に緊急支援要請が寄せられたのは5月のこと。同基金に送られてきた現場写真には、牛舎内にひしめく犬たち、降り積もった雪に埋もれそうになりながら寒さに耐える犬たちが写っています。 現場の状況と頭数から、通常行っている多頭飼育崩壊の支援方法では対応できないと判断したどうぶつ基金は、現場視察を実施。糞尿で汚染された牛舎では、ストレスとエサ不足でやせ細った十数頭の乳牛と100頭近い犬が確認されました。 糞尿で汚染された牛舎 痩せ細っ