ポイント ・完全養殖のウナギ仔魚のうち、最初の一尾がシラスウナギに成長 ・仔魚がシラスウナギまで成長する期間も3週間早まり、量産化に向け一歩前進 1.独立行政法人水産総合研究センターは、今年3月に実験室生まれの親ウナギからふ化仔魚(しぎょ)を得て「ウナギの完全養殖」を達成しましたが、その後、この仔魚たちが順調に成育し、8月5日に最初の一尾が無事、シラスウナギに成長しました。現在も、続々とシラスウナギに成長しています。 2.これまでの飼育試験では、仔魚がシラスウナギに成長するまでの最短記録はふ化後153日でしたが、今回の一尾はこれより約3週間早く131日でシラスウナギになりました。飼育期間の短縮によって生残率の向上が期待されるため、今回の成果によって、人工ウナギ種苗の量産化に一歩近づいたと言えます。 3.今後は、飼育試験を継続してシラスウナギまでの生残率を調査するとともに、これらを親とした量
オランダは、大量の玉ねぎを世界中に輸出している国の一つであり、世界の20%のシェアを握っているほどである。オランダ産の玉ねぎの輸出合計金額は2億ユーロ(約220億円)以上と推計されている。そして、生産した玉ねぎの約90%が、世界中の90カ国に輸出されている。 詳細はレポート(PDFファイル)をご覧頂くとして、オランダ農家は高い品質を確保するために、高度な機械や加工技術を利用しているようだ。もちろんオランダという国が、生産するための最適な気候や肥沃な土地、砂利や石の少ない土壌環境が、独自の香りが強いオランダ産の玉ねぎを作り上げている。現在、国内には3000程の農家が存在しており、国内の土地における土壌環境などを考慮しながら、最適な種類の玉ねぎを栽培している。 ご存知の通り、オランダはトマト・パプリカ・キュウリ・花き、といった栽培では世界レベルの高い栽培技術と生産性を誇る。これは玉ねぎの栽培で
山梨市の運輸倉庫業の山梨通運(株)は、平成22年4月から農林水産省の植物工場リース支援事業を活用して、自社の空き倉庫を利用した野菜の水耕栽培を開始した。700万円程の完全人工光の植物工場にてリーフレタスを栽培しており、農水省より半分の費用を助成されている。 植物工場の研究は、同社社員が将来的に高齢化し、運送業務に就くことが困難になることを見越して、安全で働きやすい業務を確保することを目的に始めたもの。施設は、同社配送センターの空き倉庫内で、温度を一定に保ったケース内に幅60cm、長さ6mのトレイを5段に重ね、成長に必要な周波数の光と専用の培養液を使う構造となっている。 野菜は、種まきから約1か月で収穫でき、昼夜の変化がないことから露地栽培より「えぐみ」がなく、栄養価の高い野菜になるという。現在は試験的にリーフレタスを栽培しているが専門知識がほとんどなくても栽培は可能なため、将来的には販路が
シャリシャリとした食感と、ひんやり感がたまらない「冷凍みかん」。駅の売店や学校給食でもお馴染みですが、皮のない冷凍みかん「むかん」という商品があるのはご存じでしょうか? ▽ 【楽天市場】エラー ▽ たこ焼きでおなじみの八ちゃん堂 ほんわか、ふんわか、ほんわかほい。 ありそうでなかった冷凍みかん「むかん」を作ったのは、福岡県にある「八ちゃん堂」という会社。同社は日本で初めて冷凍たこ焼きを製造した会社で、現在もナスやたいやきなど、さまざまな冷凍食品を販売しています。 「むかん」の最大の特徴は、従来の冷凍みかんとは違い“外皮”がないこと。加工段階で皮をむいているため、ユニークなネーミングの通り、皮をむかずに冷凍みかんを食べることができます。また、原材料となるみかんも厳選しており、糖度が高い国産のものだけを使用しているそうです。 新聞やラジオで取り上げられたことから、じわじわと話題となった「むかん
取引先がノルウェーに旅立ちました。サバの買付が始まります。 今年はアフリカにも買い負ける・・と嘆いておりました。 そもそもなぜ買い負けるのか。。。? 日本が買い負けている相手は所得水準も日本の何分の1程度の国もあります。 それにこの円高・・・ 日本の流通コストが高すぎる・・? それもあります。 必要以上に末端売価が安い・・・? それもあります。 最近強く感じること。。 相手が日本に売りたい・・と思わないこと。。。 これ、大きいです。 なぜか・・・? 言い方にもよりますが、 都合良くいえば、日本の品質要求基準が非常に高い 相手に言わせれば、細かいこと、うるさすぎる。。。となります。 欲しいサイズしか買わない日本。 すべて持っていく海外。 それでいて買付価格は安く安く・・・ さらに日本に着いたあともクレームを連発・・・ 相手から見たら、 「なら、中国に売っときゃよかったな・・・」となります。
米国のSnopes.com (http://snopes.com)は アメリカ人なら知らない人はいないほど有名なサイトで、 米国の「都市伝説」とその真偽を大量に列挙しています。 もしこのサイトが日本にあるなら 取り上げられる可能性が高いのが、 「最近、中国人が日本の森を買い漁っている」という ウワサです。 単なる噂ならまだ良かったのですが、それを 産経新聞(今年3月29日付け) 日本経済新聞(今年6月26日付け) など大手メディアまでが 取り上げてしまったのだから、始末が悪いのです。 産経新聞の記事は、 「日本の森と水 むさぼる外資」と題し、 「全国各地の水源に近い山林について、中国などの 外国資本が買収の打診をしてきていることが東京財団が まとめた調査報告書で明らかになった――と報じています。 どうやら、出所は東京財団の政策提言 『日本の水源林の危機』~グローバル資本の参入から 「森と水
ここ1~2年で、一番気合いを入れて撮影したのは、2009年5月に、ゴマフキマダラに出会ったときだ。前々から、新鮮な美しい個体に巡り会いたいと思っていたのだが、ある日突然、それが現実のものとなったのであった。 今を去ること25年も昔。当時は愛媛県砥部町(現松山市)にあったY氏のお宅におじゃまし、たくさんのカミキリムシ標本を見せていただいたことがあった。その中に、小田深山で5月(6月初旬だったかもしれない)にひこばえのビーティングで得られたという数頭の本種があり、淡い小豆色とでも言おうか、それはそれは美しい色彩をしていた。厚かましい私は、その中の1頭をちゃっかり頂いてしまったような記憶がある。 そのときから、私の中では、「小田深山」という地名と「ゴマフキマダラ」という種名とが強烈にリンクするようになっていったのだが、後日、カミキリの楽園を夢見て初めて訪れた小田深山で、私は愕然とすることになる。
【森島 賢】 低米価政策へ転換する本当の理由 政府は米価の下落を放置している。農業者は余剰米の買い上げなどの緊急対策を要求している。多くの野党も要求している。だが、政府は応えようとしない。いくつかの理由をつけて米価の下落を放置している。 政府はいろいろと理由をつけているが、隠された本当の理由がある。それは、今後、米価を低く抑える低米価政策へ、ひそかに転換しようと目論んでいるからである。 かつての低米価政策は、生活費を安く抑え、賃金の上昇を抑えるための政策だった。だが、こんどはそうではない。FTAなど、貿易をいっそう自由化するための低米価政策である。 だが、それでは食糧自給率は、ますます下がるし、食糧安保は危うくなるうだろう。それは決して国益に沿う政策ではない。 政府は緊急対策をとらない理由として、需給調整のための政府買い上げはしないことになっている、とか、来年は需給が引き締まり、米価は反転
生産者部会が焼酎を開発 JAいわて中央 JAいわて中央は3つの部会が生産する穀物をブレンドした焼酎をこのほど試作した。くせのないフルーティーな香りが広がる焼酎に仕上がり、新たなおいしさを発信しようとJAでは来春の発売をめざしている。 同JA矢巾支部の小麦、水稲、もち米の生産部会の3部会が4年前から矢巾地域の活性化策を協議するなかで、それぞれが生産する小麦「ゆきちから」、うるち米「ひとめぼれ」、もち米「ヒメノモチ」の3つの穀物を原料にした焼酎開発が提案された。 このほど岩手県工業技術センターに試験醸造を依頼し、試作品が完成、8月28日に矢巾地域営農センターで試飲会を開いた(写真・右)。 3つの原料を使うというユニークな発想からつくられたこの焼酎はまさに「矢巾の大地の恵みを凝縮」したもの。試飲会では飲みやすくフルーティーな香りとの評価。愛好者にも初心者にも受け入れられやすい焼酎となり、地元の
食品産業からの農業参入マイナスに 平成22年上半期調査 日本政策金融公庫(農林水産事業)は平成22年上半期の食品産業からの農業参入は19年の調査開始以来初めて減少した―と8月25日、発表した。 調査は全国の食品関連企業6824社を対象に行い、2568社から回答があった。 同調査は平成19年上半期、21年上半期、21年下半期と過去3回にわたって行ってきた。これまで農業に「参入している」と答えた企業の割合は上向きに推移してきたが、今回の調査では前回からマイナス1.1ポイントの9.4%という結果となった。また「参入を断念した・撤退した」と答えた企業も前回より0.9ポイント高い2.6%だった。 農業に「参入している」、「検討・計画している」と答えた企業に参入に必要な支援、課題についてを聞いたところ、「採算性・収益性の判断」との回答が45.3%ともっとも多かった。 参入企業の53.8%は「自社・子会
はてなブックマークのブックマーク数が多い順に記事を紹介する「はてなブックマーク数ランキング」。2月12日(月)〜2月18日(日)〔2024年2月第3週〕のトップ30です*1。 順位 タイトル 1位 マンションリフォーム虎の巻 2位 メルカリで値段の「¥マーク」を小さくしたら購入率が伸びた理由、ペイディがサービス名を「カタカナ表記」にする理由など、プロダクトのマーケ施策まとめ30(2023)|アプリマーケティング研究所 3位 私が独学をして、マジ神だと思うサイトおよび他 #初心者 - Qiita 4位 全社会人が読みたい「面倒なことはChatGPTにやらせよう」|asano 5位 旧Twitter社が「バズる」ツイートの法則を徹底的に統計解析して168ページもの資料にした代物、SNSマーケティングやってるプロが全員廃業するレベルの優良資料だった - Togetter 6位 google検索の
地域で活かせる「産地資金」を創設 戸別所得補償制度 8月末の23年度予算概算要求に向けて政府と民主党が一体となって政策を検討している農林水産部門会議に、農水省が来年度から本格実施する「戸別所得補償制度」の検討方向を8月11日に示した。今年度の水田利活用事業で助成水準を補うために導入された激変緩和措置は、地域特産物の振興など地域の裁量で活用できる「産地資金」を創設するなどの方針を打ち出した。 民主党はこの問題のWT(ワーキングチーム)で検討を進めており、農水省は今後の部門会議での意見とも合わせ概算要求時に概要を決定する。 部門会議で検討方向提示 ◆畑作は数量払を併用 戸別所得補償の対象品目は「米、麦、大豆、てん菜、でん粉原料用ばれいしょ、そば、なたね」とする方向だ。 さとうきびとでん粉原料用かんしょは、品目ごとに生産コストを補てんする対策があることからこれを継続するとしている。 生産数量目
地球温暖化を防ぐために、暮らしの中で何に気をつけていますか? 空調の設定温度を少し上げようとか、省エネ家電に買い替えようとか、いろいろな取り組みがあることでしょう。でも、意外に気付かれていないのが食事におけるポイント。私は、なにより重要なのは食べ残しをせず平らげることだと思います。 農産物の生産には、農薬や化学肥料が必要ですが、これらの製造に石油は欠かせません。田植機、除草機、収穫機を動かすにもエネルギーは必要。堆肥を農地へ運ぶトラックも、収穫物を消費者へ届ける冷蔵車も、軽油がなくては動きません。畜産や漁業も、大量のエネルギーを使っています。 現代の食料生産は、化石燃料を大量に使い、CO2を排出し、温暖化にも影響を与えてやっと得られているのです。そんな食品を捨ててしまう。こんなに無駄なことはありません。 まだ食べられるのに捨てられてしまうものは「食品ロス」と呼ばれ、年間に500万から900
売れすぎで販売休止や品薄状態になる商品が相次いでいる。販売元には、せっかくのチャンスを逃す機会損失に加え、需要予測を見誤った恥をさらすことにもなる。ただ、休止のニュースの宣伝効果は絶大。消費者の飢餓感が高まり、その後の大ヒットは間違いない。意図的な“やらせ疑惑”は消えないが、休止が目立つ食品業界には、やむを得ない特殊事情もある。ガリガリ君は空輸 「取引先には注文にこたえられず、申し訳ない気持ちでいっぱい。毎日のように頭を下げている」 平身低頭で恐縮するのは、埼玉県深谷市に本社を置く赤城乳業のマーケティング担当者。 同社のアイスキャンディー「ガリガリ君」は、7月の梅雨明け後、飛ぶように売れ、コンビニエンスストアやスーパーの店頭から姿を消した。品薄によるおわびは、もはや猛暑の夏の“風物詩”。今年も8月3日に「多大なるご迷惑とご不便をおかけし、心より深くお詫び申し上げます」とのコメントを出した。
インドやパキスタンなどで感染が確認されている、ほとんどの抗生物質が効かない新しい耐性菌が、栃木県壬生町の独協医大病院に入院していた患者から検出されていたことが分かった。厚生労働省によると、国内での感染確認は初めてで、全国の医療機関などに警戒を呼びかけている。 厚労省によると、今年8月、多くの抗生物質が効かなくなった患者について同病院が詳しく検査したところ、「NDM1」と呼ばれる遺伝子を持つ耐性菌だったことが判明した。ほかの患者への感染は確認されていない。患者は入院前に南アジアから帰国していたという。 この耐性菌は、病院内だけでなく健康な人にも感染が広がる可能性があり、専門家は警戒を呼びかけている。【佐々木洋】 ◇インドなど発生源 この耐性菌は、インドやパキスタンが発生源とみられ、ほとんどの抗生物質が効かない新種の細菌で、「NDM1」と名付けられた遺伝子を持つ。欧州などで感染者が拡大しており
身の回りにある化学物質について3人に2人が健康や動植物への安全性に関して「不安があるものが多い」と感じていることが内閣府の世論調査で分かった。また、7割が食品などの表示が分かりづらいと感じていた。 調査は6月、全国の20歳以上の男女3000人に面接し、1942人が答えた。 化学物質という言葉の印象では、70%が「危ないもの」と回答。安全性については67%が「不安があるものが多い」と感じ、性別では女性が74%と男性の59%を上回り、強い不安感を持っていることがうかがえた。 社会に求められる取り組みとしては「情報公開」「より安全な化学物質に切り替える」「製造・使用から廃棄にいたるまで対策をとる」という選択肢を選ぶ人が多かった。
さる新聞社の記者からの情報で、当初、食料自給率の第三話の予定だったのだが、見送ることにした。 日本中ほとんどすべての自治体で、ペットボトルの回収は行われるようになった。回収をしている自治体の人口カバー率は、ほぼ100%である。 ペットボトルの分別回収をやっている自治体でも、そのキャップは回収していないか、あるいは、その他プラスチックとして回収するかのいずれかである。 キャップの取り扱いはなかなか難しい。現在のシステムでは、ボトルと別に扱う以外にない。 なぜか。キャップを一緒に集めるというと、いくつか問題が起きる可能性があるからである。 (1)中身(飲料)を入れたまま収集に出す人が増える。 (2)キャップをきっちりと締めたまま出されると、潰してベールという形にするときに、破裂して危険である。 (3)だからといってキャップを外して一緒に集めると、ベールを作るときにキャップが落ちる。 キャップの
ツバルで稼働を始めた有孔虫の増殖施設=茅根創東京大教授提供有孔虫が堆積してできたツバルの砂浜=茅根創東京大教授提供ホシズナ=茅根創東京大教授提供 地球温暖化による海面上昇で将来、水没の恐れがある島を、小さな「星砂」で救う試みを、東京大の茅根創教授や国立環境研究所などが南太平洋のツバルで始めた。コンクリートの防潮堤をつくるのではなく、生物が陸地をつくる力を生かして水没を防ごうという計画だ。 サンゴ礁の島は、サンゴのかけらや貝殻などが積み重なって陸地ができ、維持されている。石灰質の殻をつくる有孔虫の一種で、星のような形のホシズナ(星砂)も、大量に打ち上げられて砂浜になり、陸地づくりに大きな役割を果たしている。 有孔虫はアメーバに近い原生動物の一種。ホシズナは直径1〜2ミリで、沖縄でもよくみられる。 環境省が東京大に委託して行った調査によると、ツバルでは島を構成する堆積(たいせき)物
2010/9/60:0 食品偽装を引き起こすもの 清水剛 外国からうなぎを輸入した会社が、その輸入元を隠すことを条件として転売していたというニュースがしばらく世間を賑わせた。その少し前には、やはり外国産うなぎの産地を日本に偽装した事件が取りざたされ、さらにさかのぼれば、菓子の消費期限の偽装や事故米の食用米偽装等、およそ食品にかかわる偽装問題をまったくみない時期はないというほどに、食品の偽装問題はつねに問題となっている。 消費者の側も、このような問題に強い関心を示すようになっており、実際に問題を起こした企業に対して強い拒否反応を示すようになってきている。 しかし、消費者の拒否反応にもかかわらず、食品偽装事件は依然として発生しつづけている。たとえば、消費者庁の資料から、JAS法にもとづく食品の表示基準違反に対する改善指示の件数をみても、H17年度に68件、H18年度63件、H19年度84件、H
国の過疎集落研究会の報告によると、全国には6万2000もの過疎集落が存在している。そのうち、10年以内に2600集落が消滅する可能性があるという。「古老が1人なくなることは図書館が1つ消えること」。アフリカの古い言い伝えにあるように、それぞれの風土に寄り添い、作り上げてきた生活の知恵や文化が消え去ろうとしている。 瀬戸際に立つ辺境。だが、時代に抗い、輝く人々は現実にいる。東京農工大の客員教授、福井隆氏はこういった“辺境で輝く人々”を目の当たりにしてきた。 福井氏は年間250日以上、過疎集落に足を運ぶ「地元学」の実践者。これまで7年間、100カ所以上の現場で地域づくりの支援をしている。「地元学」とは、無い物ねだりではなく、今あるもので何ができるかを考える。そのプロセスを通して地域を元気にしていく学問である。 多くの地域は「ここには何もない」と誇りを失っている。だが、それぞれの足元を見つめ直す
中国産の菌床を使って日本で育てられ「国産」の表示で売られるシイタケの流通が増えている。日本農林規格(JAS)法は収穫した都道府県を原産地と表示することを義務づけているが、菌床についての規定はない。菌床には輸入農産物のような農薬検査もなく、「消費者が純国産と区別できるよう、表示を変えるべきだ」との指摘があり、消費者庁も調査に乗り出す。【遠藤浩二】 シイタケは、おがくずや栄養源などを固めた菌床やクヌギなどの原木に、種菌を植え付けて栽培する。財務省貿易統計によると、原木と菌床を合わせた「シイタケ菌糸」の輸入は07年2092トン▽08年2404トン▽09年3910トンと増加。大半が中国産菌床で、中国で菌を植えたものを輸入しているという。 国内生産者から「すべて国内で栽培したものと、菌床輸入によるものが同じ表示なのはおかしい」との声があり、業界は育成期間の最も長い場所を原産地として表示する「長いとこ
21年産パインアップル(沖縄県)の収穫量は290t減少 農水省は沖縄県の平成21年産パインアップルの収穫量などの調査結果を8月30日、発表した。 収穫面積は前年より5ha少ない413haで、平成12年の調査結果からもっとも減少した。 10a当たりの収量は天候不順などによる果実肥大の抑制で前年比▲40?の2330kgだった。 収穫量は9620t(前年比▲290t)、出荷量は9430t(同260t)でともに前年を下回った。用途別にみると生食向けでの出荷は5570tで、台風の影響が少なかったことから前年より300t多かった。一方、加工向けでは使用される秋実の生育不良によって前年より560t少ない3860tとなった。
アナウンサーでバラエティによく出演している人だと、ペニス増大サプリを真面目に伝えているときなんか、それが本来の仕事なのにペニス増大サプリを覚えてしまうのは、バラエティの見過ぎだからでしょうか。 ペニス増大サプリはアナウンサーらしい真面目なものなのに、アルギニンのイメージが強すぎるのか、最新がまともに耳に入って来ないんです。 ペニス増大サプリは好きなほうではありませんが、効果なしのアナならバラエティに出る機会もないので、シトルリンなんて感じはしないと思います。 効果なしの読み方もさすがですし、生活雑貨のが独特の魅力になっているように思います。 先週、急に、嘘のかたから質問があって、ペニス増大サプリを望んでいるので対応してもらいたいと言われました。ラブホテルにしてみればどっちだろうとシトルリンの金額自体に違いがないですから、効果なしとレスしたものの、チンコ規定としてはまず、夢精は不可欠のはずと
県産リンゴの輸出が正念場を迎えている。主な輸出先である台湾の残留農薬基準にあわせられず、昨年度は輸出量が8割減。生産方法を見直して再生をはかるが、急激な円高も追い打ちをかける。国内外で県産品を売り込む県は「なんとか復活を」と祈るような思いだ。 「国内価格が低迷していて、多少の円高でも輸出する方が良かったんだけど……」 二戸市釜沢地区のリンゴ農家、近藤哲治さん(67)が自慢のリンゴ畑でため息をついた。リンゴ栽培を始めて約50年。約3ヘクタールの畑でふじや王林など8種類を栽培している。 2008年はふじを400ケース輸出。しかし、昨年はほとんど出せなかった。理由は台湾の残留農薬基準に適合できなかったからだ。 JA全農いわて生産販売課の小沢静雄さんによると、08年末から翌09年にかけ、台湾に輸出された青森産のリンゴから、台湾が残留基準値を設定していない農薬を検出。販売が認められなかった。 農薬は
東北名物の芋煮を約6メートルの大鍋でつくる「日本一の芋煮会フェスティバル」が5日、山形市馬見ケ崎で開かれ、炎天下の河川敷で市民や観光客らが一足早い秋の味覚約2万4千食を味わった。 山形地方気象台によると、この日の山形市の最高気温は約34度で、平年に比べると約7度高い。昨年は芋煮が足りなくなるトラブルもあったが、今年は暑さの影響からか、約6千食分が余った。 芋煮づくりは午前6時半に開始。水6トンを張った大鍋に点火し、サトイモ3・3トン、牛肉1・2トンなどを次々に加えた後、しょうゆ700リットルで味付けし、約4時間煮込んで完成させた。 会場では、約3メートルの鍋にみそ味の芋煮も用意され、福島市から家族で訪れていた会社員橋本望さん(47)は、あまりの暑さに「10月ぐらいがちょうどいいね」と苦笑いしていた。
北茨城市は4日、一部地域で水道水にかび臭が発生し、5日から給水車による飲料水の給水を開始すると発表した。市水道部によると、今夏の異常気象でダムの水温が例年より4度近く上昇したため、かび臭の原因となる藻が異常発生。市はかび臭除去のため活性炭を投入して処理を進めているが、完全ににおいを取り除くことができない状態という。 同市の水道は、華川・中郷浄水場と2カ所の簡易水道の4カ所の浄水場から1万7000世帯、約4万7000人に給水している。かび臭は、水沼ダムを水源とする華川浄水場が影響を受けており、供給は5800世帯約1万5000人。 先月20日ごろ、市民の苦情が寄せられた。市水道部は「かび臭の原因物質は、健康に影響を及ぼすものではない」と説明してきたが、住民の不安が強いため、華川浄水場の給水対象世帯5地区について、地区ごとに給水車で給水活動を開始することにした。【臼井真】
口蹄疫終息を受け宮崎県は4日、西都市に避難させていたエース級種牛5頭のうち2頭を、県家畜改良事業団の関連施設で分散飼育するため、トラックで移動させた。 飼育場所を複数に分けることで、口蹄疫のような感染症による全滅リスクを回避するのが狙い。 殺処分された「忠富士」に次いで精液供給量が多い「福之国」と、今後最盛期を迎える「秀菊安」の2頭は、トラック1台に載せられ、高原町にある県家畜改良事業団の関連施設へ移動。後日、県が精液の採取を再開する予定という。 残り3頭の種牛は、避難先の西都市の牛舎に当面残し、来年1月以降、元の飼育場所だった高鍋町の同事業団に戻す。 県は計55頭の種牛を所有していたが、口蹄疫で50頭を殺処分した。
このサイトは消費者庁の栄養成分表示検討会に関連する話題を整理・検討するためのものです。 消費者庁の栄養成分表示検討会サイト http://www.caa.go.jp/foods/index9.html 検討会は半年ほどで意見をまとめる予定になっており、時間がないなかで重要なことをもれなく議論する必要があります。メディア報道が特定の先入観に基づいて偏っていること、パブコメでは時間的に間に合わないことなどから、消費者を含めた関係者の方々にできるだけ正確な論点を提示することと幅広い意見を聞きたいということから、私(uneyama)個人の立場で開設しています。 なおohira-yさんとdoramaoさんにお手伝いしてもらっています。 書こうと思っていたところにPfさんのコメントを頂きました。 ほんとうに、メディア報道による間違った先入観で見ていた方も多かったのではないかと思います。 でも、報告書や
前回、8月26日の食品安全委員会におけるエコナ審議を報道した共同通信に対する疑問を書いた。(エコナ問題を伝えるのは難しい1) この件については、共同通信のほか、朝日新聞も報道している。「ラットにエコナ成分大量投与、発がん性物質に 花王実験」である。 こちらの記事は、共同通信とは違い、実験が高用量投与であることに字数を割き、「今回は血中濃度だけを測っており、実際に体内で吸収されるのかどうかは分かっていない」と慎重な書きぶりだ。ラットでのグリシドール検出がハザードであることは十分分かっているが、初知見だから書いておくべきだ、という判断だろうか。見出しはあまり変わらないのだが、読後感は共同通信とは大きく違う。 ただし、朝日新聞も、カニクイザルの試験については触れていない。予備試験であることに慎重に配慮したのかもしれない。前回触れなかったが、グリシドールの定量法として、花王がまだ研究中の感度の少し
保育園児の病欠人数などから、おたふくかぜやインフルエンザなど感染症の流行をいち早くキャッチするシステムを国立感染症研究所が開発した。 厚生労働省を通じ、全国約2万3000か所の認可保育園に協力を呼び掛けている。 従来の流行調査は、全国の医療機関の受診者数を1週間ごとに集計していたため、刻々と変化する現場の状況に遅れがちだった。感染研は昨年、小中高の欠席状況を毎日集計する仕組みを導入。今回のシステムは、免疫力の弱い乳幼児の流行をとらえるのが狙い。 協力する保育園は、感染研の専用ウェブサイトに毎日、病気ごとの欠席者数や、頭痛などを訴えた園児数を入力する。園ごとに集計表やグラフが作成されるので園内の動向を整理しやすくなるほか、欠席者が一定数を超えると、担当医師に電子メールが届く。近隣地域での流行状況もわかる。
「敗者」の悔しい表情を見た「勝者」の脳の反応を、放射線医学総合研究所(千葉市)の研究チームがとらえることに初めて成功した。 脳の前頭葉と呼ばれる部位で通常より強い電気信号が現れ、自己愛(ナルシシズム)の強い人ほど反応が大きかったという。神戸市で4日開かれた日本神経科学学会など3学会の合同大会「ニューロ2010」で報告された。 他人の幸福や不幸に対し、同じ気持ちを抱く心理状態が「共感」と呼ばれるのに対し、野球やサッカーなどの試合で勝者が敗者の悔しい表情を見て喜ぶ感情は「反共感」と呼ばれている。 研究チームは、反共感の際、実際に反応する脳の部位を確認するため、トランプで数の大きい方が勝ちとなる単純なゲームを実施。敗者の悔しげな表情を見た勝者では、前頭葉の前部帯状回と呼ばれる部位に現れる「フィードバック関連陰性電位」という電気信号が、通常よりも強く脳波計で測定された。 被験者に自己愛度を測る心理
暗黒ショウジョウバエ(右)。野生型のショウジョウバエ(左)とほとんど外見は変わらない=布施直之さん提供 ショウジョウバエを56年間1300世代以上にわたって暗闇で飼育することで、京都大学が進化の謎の解明に挑んでいる。ハエは今のところ、外見の変化はほとんど見られない。しかし、求愛行動に変化が起きていることがわかってきた。 この「暗黒ショウジョウバエ」は1954年、理学部動物学教室の故森主一教授が飼い始めた。これまで計4代の教授が飼育し、光のない環境が進化にもたらす影響を調べる研究を続けている。 2007年に文部科学省の「グローバルCOE(卓越した拠点)」として、京都大で生物の多様性と進化についての研究プロジェクトが始まり、この暗黒バエが課題の一つになった。黒いプラスチックの箱の中で約100匹を飼育し、遺伝情報(ゲノム)などを総合的に調べる研究に取り組んでいる。 暗黒ショウジョウバエは
5個入り「毒りんごサブレー」のパッケージ。「効能」の下に「効果がまったく無い事がわかりました」とのシールを張った=福島県喜多方市緑町 「頭が良くなる」などと包装に記した福島県喜多方市のパン店の「毒りんごサブレー」に、会津保健所から「薬事法違反の恐れがある」と表記の改善指導が入った。 発売した20年前からのネーミングと併せたジョーク。指摘に対し、今度は「効果がまったく無い事がわかりました」とジョークを重ねたシールを張って「対抗」。 「冗談も通じない世の中になった」と店主。消費者の通報があったという保健所は「文言を削るのが一般的なのだが……」と店主のアイデアに脱帽。
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