トヨタグループの豊田中央研究所が、水と CO2、太陽光だけを原料として有機物を合成する人工光合成の実証に世界で初めて成功した (プレスリリースPDF、DOI: 10.1021/ja204881d より) 。 「水から電子を抽出する酸化反応」と、「抽出した電子で CO2 を還元して有機物を合成する還元反応」の 2 つを光エネルギーで促進させるものとのことで、半導体と金属錯体から構成される新しい光触媒を開発したことで成功したという。 ただ、現在太陽光エネルギーの変換効率は一般的な植物による光合成効率の 5 分の 1 程度という 0.04 % と低いそうで、まだ実用化には多くの課題が残っているとのこと。