さとう・かずえ 1969年、北海道生まれ、北海道大法学部卒。93年北海道新聞社入社。岩見沢総局、東京政経部などで勤務。東京大学出版会を経て、2008年4月に農林水産省入省。14年4月より経営局就農・女性課・女性・高齢者活動推進室長。好きな野菜はナス、ジャガイモ。 若い女性農家たちを支援する農林水産省の「農業女子プロジェクト」が2年目に入った。昨年11月にスタートしたこのプロジェクトは、企業と連携して農家の女性たちの意見を取り入れた商品やサービスの開発を進め、今年9月にはダイハツ工業の軽トラック「ハイゼット」にカラフルな車体が選べる「農業女子パック」がオプションの一つとして発売されて話題になった。プロジェクトの実質的な責任者である農水省経営局就農・女性課の女性・高齢者活動推進室長、佐藤一絵さん(45)に、男性中心の農村で、農業女子をどう支えていこうとしているのかを聞いた。【聞き手・山越峰一郎
有休設備となっていたフロッピーディスク工場のクリーンルームを利用して葉物野菜を無農薬・低生菌で生産する(a、b)。建屋の4階が工場となっている(c)。 2014年9月30日に稼働を開始した東芝の植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」(神奈川県横須賀市)が、フル生産に向けて立ち上げを急いでいる。同工場は、以前にフロッピーディスク(FD)工場の入っていた建屋の4階を改装して造られた「完全人工光型としては国内最大級」(同社執行役専務西田直人氏)の植物工場。ISOでクラス8のクリーンルーム(CR)仕様の栽培室を備えるのが特徴だ*1。発芽から育苗、栽培、収穫までをCR内で行い、レタスや水菜などの葉物野菜を無農薬・低生菌で生産できる(図1)*2。 現在は25%程度の稼働率だが、「作業員の熟練度を高めながら2014年度内に8400株/日のフル生産を目指したい」(同社)としている。 *1 ISOのク
自身の女性器を3Dプリンタで出力するためのデータを配布した「わいせつ電磁的記録媒体頒布罪」の容疑で、アーティストのろくでなし子さんが再逮捕されました。彼女は7月にも、やはり同容疑で逮捕をされています。今回はそれを販売目的で「陳列」したとして、北原みのりさんも逮捕されました。 「あなたは大丈夫? 『セックスレス大国』日本」の回で論じたように、性にまつわる問題は、オープンな議論を避けようとすればするほど、その忌避のゆえに問題が隠蔽され、そして深刻化します。 男性のみが「わいせつ」を議論する性の主体であった時代とは異なり、女性が自らの性を問うことになった現代日本社会において、「わいせつ」とは何なのか、あらためて考えてみましょう。 3つの異なる視角から考える 今回の女性アーティスト逮捕の問題は、3つの異なる視角から考えることができます。ひとつ目は表現の自由と公序良俗の問題、2つ目は性器を隠すことと
STAP細胞の有無を確かめる検証実験で理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子研究員(31)が細胞を作れず、論文に記載した実験内容を再現できなかったことが17日、分かった。STAP細胞の存在を主張していた小保方氏が自ら作製できなかったことで、細胞は存在しない可能性が一段と高まった。今週中にも理研が検証実験の結果を発表する。 小保方氏は7月以降、所属していた神戸市内の研究センターで検証実験を開始。第三者の立ち会いのもとで、論文(撤回済み)と同じ手法でSTAP細胞の作製に一人で取り組み、期限の11月末に終了した。 実験では、万能性の目安となる遺伝子が働くと、細胞が緑色に光るように遺伝子操作したマウスを使用。白血球の一種であるリンパ球を採取し、弱酸性の溶液に浸すことで万能細胞を作れるかどうかを調べた。 しかし、複数の理研関係者によると、万能性遺伝子に特有の緑色を確認することはできず、STAP細胞は作
子どもに法律の大切さを教える法務省公認のマスコットキャラクターが、「ホウリス君」に決まった。426の一般応募作品の中から、藤子不二雄(A)さんら著名漫画家による審査員団が決めた。 ホウリス君は、仙台市のイラストレーター海山幸(うみやま・さち)さん(36)の作品。裁判官の法服を着たリスをデザインしたものだ。海山さんは「子どもたちが法律という言葉に身構えないように、だじゃれから作品を考え始めました」と話す。 審査員団は豪華メンバーが顔をそろえた。藤子さんのほか、「六三四の剣」「JIN―仁―」の村上もとかさん、「砂の城」「有閑倶楽部」の一条ゆかりさんら。藤子さんは「個性的で楽しい作品ばかりだった。連載の主人公にしたらウケるなと思いながら選びました」と振り返った。 「ホウリス君」は今後、法教育の教材などに登場する予定だ。(北沢拓也)
材料科学の“四番バッター”ともいえる細野秀雄・東京工業大学教授が、4本目のホームランをスタンドに叩き込んだもようだ。それが、C12A7(12CaO・7Al2O3)を触媒とした新しいアンモニア合成法だ。言うまでもなく、現行のハーバー・ボッシュ法(1903年)は空気中の窒素ガスを原料にしたアンモニア合成法で、そこから窒素肥料が作られ、人類の発展に大きく貢献してきた。人類史に名前を刻むこの有名な手法が、“細野法”に置き換えられる可能性があるという。100年の歴史が本当に変わるかどうかは今後にかかっているが、少なくとも変換効率においてしのぐ可能性は高いと細野教授は自信をのぞかせる。 1本目のホームランであるIGZOによる高性能透明薄膜トランジスタ(TFT)の方は、いよいよアモルファスシリコンTFTを駆逐しつつあるようだ。スマートフォンや大型液晶テレビの高精細化が進み、IGZOの優秀な性能がますます
動物保護団体「セーブ・ジ・エレファンツ」はこのほど、中国での象牙の違法取引が「制御不能な状態」になっており、中国の積極的な措置がなければ、野生のゾウは今後1世代のうちに絶滅する可能性があるとする報告書を発表した。 ケニアのナイロビで開かれた記者会見で発表した。 報告書によると、中国での象牙の卸売価格は2010年からの4年間で3倍に上昇。小売価格は02~14年で、北京では13・5倍、上海では8倍になった。両都市の275店舗を調べたところ、北京では78%以上の店舗が、上海では89%以上の店舗が違法営業だった。08年に自然死したゾウなどの象牙62トンの輸入が例外的に認められたことなどから、新たな富裕層の需要に火がついたと分析している。
工学部・生物工学科 竹内 実教授 「タバコは健康に悪い」とか「ガンになる」などと言われ、また周囲の環境への配慮もあって禁煙運動が行われています。学校でも会社でも、駅のホームでも街の喫茶店でも、喫煙スペースはどんどん狭まり、喫煙者は片隅へ片隅へと追いやられています。では、タバコの何がどう悪いのでしょうか。 このことを免疫細胞学からアプローチしているのが竹内 実先生です。 タバコは肺の「免疫系」に悪影響を及ぼします。免疫系とは自己と非自己を識別し生体を防御する一連の細胞の働きによるシステムのことです。もしタバコのためにこのシステムがうまく働かなくなるとしたら…たしかにこれは大変なことなのです。 人は常に呼吸していて、その間ずっと肺を働かせています。たとえ周りには排気ガスがあふれていても、タバコの煙がもうもうとしていても、休むことなく呼吸しています。しかし、このような汚れた空気を吸っているからと
酒田市長辞職勧告案、検討求める 市議会第3会派、他会派は同意せず 2014年12月17日 10:41 咽頭腫瘍の手術で声帯を失い、機械を喉元に当てて電子音声で会話している酒田市の本間正巳市長に関し、市議会第3会派「市民の会」は16日の議会運営委員会で、市政への影響が懸念されるなどとし、本間市長の辞職勧告決議案を検討するよう求めた。「声が聞き取りづらい」との論旨で根拠が不明瞭なことから、他会派は同意せず、市議会として提案しないことを確認した。 「市民の会」所属の武田恵子委員が「全国市長会や県との折衝で意思が十分に伝わるのか。市長答弁の趣旨確認や補足説明が必要になる」などと述べ、決議案提出の検討を要望した。これに対し各会派は「今、この問題を取り上げる必要はない」「同意はできない」と回答。後藤仁委員長は「復帰したばかりの市長には粛々と業務をしてほしいとの思い」と総括し、提案を退けた。
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