3月にオープンしたセイコーマートグランテラス筑西店=筑西市川澄 セイコーマートの県内展開を語る松岡雅貴関東本部長=水戸市内 コンビニエンスストア「セイコーマート」を展開し、8月に創業50周年を迎えるセコマ(札幌市)。北海道のコンビニで最多の1078店舗(6月末現在)を誇る同社だが、茨城県でも83店舗を構える力の入れようで、オレンジ色の看板は県民にとってもなじみ深いはず。県内にセイコーマートが浸透した理由を取材してみると、コンビニのBtoC(一般消費者向け)事業にとどまらず、プライベートブランド(PB)商品を他社の小売店に販売する「外販事業」の配送拠点を担う一面も見えてきた。 セイコーマートが県内に初出店したのは1988年。札幌市に1号店が開店してから17年後のことだ。 県内でコンビニチェーンを展開していたマミーチェーン(当時)が、コンビニ経営のノウハウの提供を受けていたセコマの前身会社と「