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  • サラブレッドの「扱いやすさ」決める遺伝子見つけた 京大チーム | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    競走馬のサラブレッドを育てる際の「扱いやすさ」を決める遺伝子を見つけた、と京都大学の野生動物研究センターと文学研究科の研究チームがこのほど発表した。馬の性格、行動パターンと遺伝子型の違いとの関係を調べた研究は少ない。研究チームによると、飼育の仕方の決定や乗馬のほか人間を癒す「ホースセラピー」に向いた馬の識別に役立つかもしれない、という。研究成果は、英科学誌に掲載された。 研究チームは、サラブレッドを育てる際に人間や馬具などに慣らす難易度といえる「扱いやすさ」に着目。北海道JRA日高育成牧場で飼育中の、格的に調教する前の1歳サラブレッド167頭を調べた。 実験では、牧場の職員に馬を洗ったり馬具を付けるなど17の刺激を馬に与えてもらい、「新しい物や人間への不安」「身体接触への不安」「大きなものに対する恐怖」「新しい環境への慣れにくさ」「反抗的態度」の5項目で167頭を評点した。さらに、脳内

  • インタビュー 高橋 裕 氏 (河川工学者、2015年日本国際賞受賞者)「ハード優先からソフト重視の治水へ」 | SciencePortal

    9月中旬に関東、東北地方を中心に襲った豪雨被害で、流出されそうな家屋の屋根などからヘリコプターで救助される被災者のテレビ映像に見入った人も多かったに違いない。大きな河川の堤防が決壊するという事態を日ごろ全く想像もしなかった人もいたのではないだろうか。河川工学者として現場を観察することの重要性を指摘し、かつ長年、実践し続けてこられた高橋裕(たかはし ゆたか)東京大学名誉教授(今年の日国際賞受賞者)に、多くの日人が忘れていることは何か、日技術教育のあるべき姿などについて、聞いた。 - 台風18号の影響による「平成27年9月関東・東北豪雨」水害で日中が驚いている観がします。行政、河川技術者、一般の人たちにとっての教訓を端的に言っていただくとどういうことになるでしょうか。 まあ、古い言葉になりますが、「備えあれば憂いなし」ということでしょうか。備えが十分でなかったということです。水害に

    インタビュー 高橋 裕 氏 (河川工学者、2015年日本国際賞受賞者)「ハード優先からソフト重視の治水へ」 | SciencePortal
  • インタビュー「アンモニア合成法 一世紀越しの発明を生んだ背景」東京工業大学 元素戦略研究センター 教授 細野秀雄 氏 | SciencePortal

    空気中の窒素ガスからアンモニアを人工合成する技術「ハーバー・ボッシュ法」は、人類を糧危機から救うとともに、化学の世紀を拓いた大発明だ。その製法は発明から100年たった今でも中核技術である一方で、世界のエネルギー需要の数パーセントをも消費するなど、省エネルギー化が大きな課題となっている。最近、その課題解決につながる画期的な合成法が、日人の手によって発明された。 「空気からパンを創る錬金術」と称された画期的発明から一世紀を経て、新たなブレイクスルーへ。材料科学の研究者として、液晶ディスプレーで知られるIGZO(イグゾー)トランジスタの創製や鉄系超電導物質の発見などで世界の注目を集める細野秀雄(ほその ひでお)東京工業大学元素戦略研究センター教授に、今回の成果の背景を聞いた。 サイエンスニュース2015「アンモニア合成 一世紀ぶりの新発明(2015年9月18日配信)」より -アンモニア合成の

    インタビュー「アンモニア合成法 一世紀越しの発明を生んだ背景」東京工業大学 元素戦略研究センター 教授 細野秀雄 氏 | SciencePortal
  • 2015年9月11日レビュー「博士課程は職業 日独シンポジウムで日本の遅れ浮き彫りに」 | SciencePortal

    男女共同参画は一筋縄ではいかないが、日の取り組みの遅れは明白-。4日都内で開かれた「日独シンポジウム ダイバーシティが創る卓越性~学術界における女性・若手研究者の進出~」の議論を聴いて、そう感じた参加者たちが多かったのではないだろうか。 このシンポジウムは、国際交流基金、ベルリン日独センター、日学術会議が共催した。日ドイツの大学、研究資金配分機関、行政府で男女共同参画を推進してきた人たちから、両国の現状が詳しく紹介された。 ドイツから参加した研究者たちの発言の中で、日側参加者たちが驚いたことが二つあったようにみえる。一つは、ドイツの大学は、学生から授業料を取らないこと。もう一つは、博士課程の大学院生は職業人とみなされ、報酬が払われているという事実だ。「経済格差が進行して大学進学は無理という人が増えている」(江原由美子〈えはら ゆみこ〉首都大学東京教授)という日との違いは大きい。

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  • 性的少数者への配慮促す学術会議の提言 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    学術会議が6日、提言「科学者コミュニティにおける女性の参画を拡大する方策」を公表した。提言の中に同性婚の容認や性的少数者に対する差別的待遇の禁止を盛り込んでいるのが目を引く。 政府は、12月に「第4次男女共同参画基計画」を策定する予定。提言は計画に科学者コミュニティの要望を反映させることを狙い、同会議の科学者委員会男女共同参画分科会(委員長・井野瀬久美惠甲南大学文学部教授)がまとめた。 提言はまず、研究者の世界においても男女共同参画が進んでいない現状を紹介している。「研究者に占める女性割合は 14.6%と、英国の 37.8%、米国の 33.6%、ドイツの 26.8%、韓国の18.2%などと比べて一段と低く、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で最低レベルにある」。こうした2014年の「男女共同参画白書」の記述を引用した上で、科学者コミュニティ自体の努力不足も認めている。「役員等の選

    agrisearch
    agrisearch 2015/08/18
    提言「科学者コミュニティにおける女性の参画を拡大する方策」
  • 慢性的かゆみ微弱な電気刺激で抑制 新治療法の期待 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    アトピー性皮膚炎など慢性的なかゆみに対し、脳に微弱な電気刺激を与えると抑制効果があることを、自然科学研究機構生理学研究所の研究者たちが確認した。慢性的なかゆみに悩む患者は、患部を過度にかく結果、さらに症状を悪化させることが少なくない。今回効果が確認された方法は、副作用の恐れもないとみられ、新たな治療法として期待できる、と研究者たちは言っている。 生理学研究所の柿木隆介(かきぎ りゅうすけ)教授と中川慧(なかがわ けい)研究員(現広島大学大学院医歯薬保健学研究院助教)らは、治験者の皮膚に化学物質ヒスタミンを浸透させてかゆみを誘発した後、大脳皮質に弱い電気刺激を与える方法を試みた。経頭蓋(がい)直流電気刺激法(tDCS) と呼ばれる方法で、治験者は感覚運動野に電気刺激を与えるため25平方センチの大きさの電極二つを頭に取り付けられる。1ミリアンペアという弱い電流を15分流し続けた結果、電流を流し

    agrisearch
    agrisearch 2015/08/18
    生理学研究所、アトピー性皮膚炎など
  • ビッグデータで共同研究所設立 統計数理研究所と外資系企業 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    情報・システム研究機構統計数理研究所と外資系企業のSAS Institute Japanが、ビッグデータの活用を推進する「ビッグデータイノベーションラボ(BIL)」を共同で設立することになった。9月に活動を開始、一般企業をはじめさまざまな組織に、ビッグデータを活用するための実践的研究の場を提供する、としている。 情報通信技術(ICT)の進歩により、膨大なデータの蓄積とそれを利用した新しい知見やサービスの創出が期待されている。しかし、統計数理研究所とSAS Institute Japanによると、ビッグデータを分析し、成果を創出する肝心の人的資源は圧倒的に不足している。さらに、データ科学に関する高度な知識とビッグデータを扱う環境を提供、支援する組織や場が国内に存在しない、という現実もある。 統計数理研究所は、大規模で複雑なデータから有益な情報を抽出するためのスーパーコンピューターやクラウドシ

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    agrisearch 2015/08/18
    「ビッグデータイノベーションラボ(BIL)」
  • メタン排出抑える高収量のイネ新種開発 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    主要な温室効果ガスの一つであるメタンの排出を抑え、かつ収量も増えるイネの新品種が、米、スウェーデン、中国の研究機関、大学によって共同開発された。英科学誌ネイチャー7月30日号に成果が報告されている。 米バテル記念研究所によると、新品種は同研究所が運営管理する米国のパシフィック・ノースウェスト国立研究所と、スウェーデン農業科学大学、中国福建省農業科学院,中国湖南農業大学の協力で生まれた。パシフィック・ノースウェスト国立研究所の研究チームはまず、転写因子とよばれる特別なタンパクが作られる場所を調節することにより、植物内で炭素と生産物である糖がどのように蓄積されるかを解明した。 さらに、光合成により大気中から取り込んだ炭素の大半を葉や種子だけに供給し、根や土壌には回さない働きを持つSUSIBA2と呼ばれる転写因子をオオムギから発見した。根や土壌への炭素供給を断てば、イネの根や土壌中のメタン発生源

  • 長寿と炎症、テロメアの密接な関係解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    炎症と染色体の末端にある塩基配列の長さが長寿と深い関係を持つことが、超高齢者を対象とした慶應義塾大学と英ニューカッスル大学の研究チームによる大規模調査で明らかになった。 さまざまな副作用がある現在の抗炎症薬に代わる安全な代替薬が開発できれば、高齢者の生活の質を大きく改善し、さらに老化に伴って炎症が起こる理由を解明することで、新しい健康増進法の開発につながることも期待できる、と研究者たちは言っている。 慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターの新井康通専任講師、広瀬信義特別招聘教授と英ニューカッスル大学のトーマス・グリニツキー教授らは、100歳以上の超高齢者(684人)とその直系家族、85−99 歳の高齢者、計1,554人を対象に、長寿に関係があると考えられる造血能(貧血)、代謝、肝機能、腎機能の働き、炎症と、細胞老化の指標とされるテロメア(染色体の末端にある塩基配列)の長さを調べた。 この結

  • 肥満が炎症性疾患発症促進する仕組み解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    肥満により自己免疫疾患を含む炎症性疾患が発症しやすくなる仕組みを、千葉大学の研究チームが解明した。症状悪化をもたらすことが分かった脂肪酸合成酵素を制御することで、肥満によって引き起こされる自己免疫性炎症疾患の治療につなげることが期待できる、と研究者たちは言っている。 肥満が糖尿病や動脈硬化性疾患の症状を悪化させることはよく知られている。しかし、自己免疫疾患、ぜんそく、がんなど免疫担当細胞と関わりの深い疾患の発症リスクも高めることが明らかになってきた。千葉大学医学研究院の遠藤裕介(えんどう ゆうすけ)特任講師、中山俊憲(なかやま としのり)教授、横手幸太郎(よこて こうたろう)教授らは、免疫機能に大きな役割を果たしているヘルパーT(Th)細胞に狙いを定め、マウスを使った研究を進めた。 高脂肪を与えて肥満状態にしたマウスのTh細胞を調べたところ、ACC1と呼ばれる脂肪酸合成酵素が増えているこ

  • ダークマター理論に新成果、湯川粒子と酷似 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    村山斉(むらやま ひとし)東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙機構(Kavli IPMU)機構長らの研究チームが、従来の考え方とは大きく異なるダークマターの新理論を発表した。新理論では、SIMP(Strongly Interacting Massive Particle)という粒子を提唱しており、この粒子は、湯川秀樹博士が1935年に提唱したパイ中間子(湯川粒子)と大変良く似た性質を示すという。 パイ中間子は、原子核を形づくる陽子や中性子などの核子間で力を媒介し、原子核を安定的に保つ物質とされる。その後、1960年に、南部陽一郎博士が「自発的対象性の破れ」という考え方で湯川氏の中間子論に基づく理論を正確に記述した。今回発表された新理論は、この2人のノーベル物理学賞受賞者が築いた粒子の性質が、ダークマターとしてふさわしいことを指摘する。 図.従来の理論とSIMPの理論の違いを示した模式図

    ダークマター理論に新成果、湯川粒子と酷似 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
  • 光るキノコの発光物質を特定 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    光る生物の発光の仕組みは、いまだにその多くが謎のままだ。そんな中、キノコが緑色に発光するための原因物質を、大場裕一(おおば ゆういち) 名古屋大学大学院助教らのチームが、ロシア科学アカデミーのヨーゼフ・ギテルソン教授、イリヤ・ヤンポルスキー博士らのチームと共同で特定した。多くのキノコに含まれる「ヒスピジン」という物質と、光るキノコだけが持つ酵素が反応することで発光するという。 光るキノコは日に10種類以上見つかっており、そのうちの8種類以上が、発光生物の宝庫として知られる八丈島で確認されている。名古屋大を拠点とする大場氏らのチームは2005年から八丈島に通い続け研究を進めてきた。そしてこの島に生息する「ヤコウタケ」を大学でも栽培し、すりつぶしてさまざまなキノコから採取した物質を混ぜる実験を3~4年繰り返し行い、ヒスピジンとヤコウタケの酵素が反応して光ることを突き止めた。今回の成果は、これ

    光るキノコの発光物質を特定 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    agrisearch
    agrisearch 2015/06/25
    「多くのキノコに含まれる「ヒスピジン」という物質と、光るキノコだけが持つ酵素が反応することで発光するという。」
  • 低エネ光の利用期待できる分子膜開発 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    低エネルギーの光を高エネルギーの光に転換する技術的難題の解決に近づく新たな研究成果が、九州大学の研究者によって得られた。太陽電池や人工光合成の効率を飛躍的に向上するといった再生可能エネルギー技術への応用が期待できる成果だ、と研究者たちは言っている。 自然界では、植物や藻類が太陽光を利用して効率の高い光合成を行っている。この際、利用される太陽光は、大部分が低エネルギー(可視〜赤外光)領域で光の密度も低い。こうした利用しにくい低エネルギーの光を人工的に高エネルギーの光に変換し再利用可能にしようとする研究は、「フォトン・アップコンバージョン」と呼ばれる。中でも、光のエネルギーを吸収したドナー(増感剤)の分子が励起三重項状態と呼ばれる電子状態になる現象に着目した研究が、内外で注目されている。この研究の鍵を握るのが、光を吸収して励起三重項状態となったドナー分子のエネルギーを効率よく受け取るアクセプタ

  • 肥満やはり運動習慣と関連 宮城県内コホート調査で判明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    女性の肥満と運動習慣は関連あることが、東北大学東北メディカル・メガバンク機構が宮城県内で実施しているコホート調査から裏付けられた。 この調査は、三世代コホート調査と呼ばれるもので、同機構が2013年7月に始めた。県内に住む妊婦と、生まれてくる子供を含めたその家族三世代を対象に、健康に関わるさまざまなデータを10年間、追跡・蓄積する大がかりな調査だ。今年5月18日までに調査に参加した妊婦10,817 人とその家族合わせて26,769 人(家族は県外在住も含む)を対象とした調査結果が、中間報告として公表された。 妊娠する前のボディ・マス・インデックス(BMI=肥満度を表す指数)が25以上で肥満と見なされた妊婦は、調査対象の12.6%だった。地域差があり、BMI2.5以上の妊婦の割合が全体の平均以下だったのは仙台地区の10.8%だけ。残りの7地区は13.3〜15.3%と、軒並み平均を上回った。

  • 原子力25%超の電源構成経団連が提言 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    一般社団法人日経済団体連合会(経団連)が6日、「新たなエネルギーミックスの策定に向けて」と題する提言を公表し、2030年に原子力の比率を25%超とする電源の組み合わせを求めている。 2011年3月の東京電力福島第一原発事故の影響で、現在、日の原発はすべて運転停止の状態が続く。経団連の提言は、原子力を引き続き主要なエネルギー源として利用すべきだという産業界の意思を明確に示す内容となっている。 提言は、「再生可能エネルギー比率20%程度を掲げて取り組む必要がある」「産業界としても省エネ技術の開発・普及に最大限取り組んでいく」「成果を海外に普及させることを通じ、エネルギー安全保障、地球温暖化問題といった地球規模の課題の解決に貢献するとともに、新たな市場を開拓することが可能となる」など再生エネルギーと省エネルギーの重要性と、産業界として積極的に取り組む意欲も強調している。 また、再生エネルギー

    agrisearch
    agrisearch 2015/04/08
    「新たなエネルギーミックスの策定に向けて」「原子力を引き続き主要なエネルギー源として利用すべきだという産業界の意思を明確に示す内容」
  • 日本は魅力ある留学先か? | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    「東京大学が世界の有力大学の滑り止めになっている」というニュースが、ちょっとした話題になっている。 主に外国人留学生を対象とし、受験も授業も英語という東京大学教養学部の英語コース(PEAK)がある。せっかく合格したのに外国の有名大学に留学してしまう入学辞退者が増え、2014年度は7割近くにも上った。文部科学省が主要大学の国際化を急ごうとしている折、関係者は危機感を募らせている—。3月28日に共同通信が伝えたのを端緒に、米国のインターネット新聞「ハフィントンポスト」日版などが後追いした。 PEAK(Programs in English at Komaba)は、海外から優秀な学生を集めることを目的に2012年10月に始まった。授業はすべて英語。小、中、高校を通し日語で授業を受けたことがない学生を対象としている。最初の2年間は「国際教養コース」で、次の2年間を「国際日研究コース」か「国際

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  • 科研費頼みの論文生産状況明らかに | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    2000年代に日の研究論文数の伸びが鈍った原因は、代表的な競争的資金である科学研究費補助金(科研費)を得られない研究に関する論文が減少したためであることが、科学技術・学術政策研究所の調査で裏付けられた。 同研究所が1日公表した調査資料「論文データベース(Web of Science)と科学研究費助成事業データベース(KAKEN)の連結によるわが国の論文産出構造の分析」は、2006-2008年に発表された日の論文数の約47%、トップ10%補正論文と呼ばれる注目論文数の約62%に科研費が関与していることを明らかにしている。科研費は日の論文産出の量と質に確実に寄与していることが裏付けられた形だが、安心できるわけではない。科研費が関与する論文数とトップ10%補正論文数の世界シェアは、2000 年代前半をピークに低下傾向にあることも、同時に明らかになったからだ。 2001-2003年と2006

    agrisearch
    agrisearch 2015/04/06
    「科研費を得ていない論文数が多くの国立大学で減少しているが、多くの私立大学では減少していないことから、運営費交付金と密接な関係があると示唆される」
  • 2015年4月1日レビュー「国立研究開発法人がスタートしました」 | SciencePortal

    平成27年4月1日より独立行政法人通則法(平成26年6月13日改正)が施行され、独立行政法人が新たに3つに類型化されます。その類型の1つである国立研究開発法人は、科学技術の水準の向上を通じた国民経済の健全な発展その他の公益に資するため研究開発の最大限の成果を確保することを目的としています。 なぜ、国立研究開発法人という類型ができたのでしょうか。 科学技術の研究開発は、計画通りに進むとは限らず、狙った成果が生み出せないことや狙っていなかった成果が生み出されることがあり、不確実性、予見不可能性という特性があります。また、生み出された成果が社会で使われる形になるまでに20年以上という長い時間がかかることもあります。科学技術をもとにイノベーションを興し、世界と競争して、日の発展に貢献していくためには、このような研究開発の特性を踏まえた環境を整備することがとても重要になります。 そのため、従来の独

  • 科学広報の開国を | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    「科学ニュースは好きですか?」 「科学技術すべて伝えます」を掲げるサイエンスポータルとしては妙な質問だ。では、一般ニュースとしてはどうだろう。いまはやりのニュース・キュレーション・メディアなどでは言語の壁を超えて最先端のニュースがほぼリアルタイムに手に入る。そのほとんどが海外発ニュースであることに疑問を抱いたことはないだろうか。 多くの科学ニュースは、教育研究機関による科学技術広報、いわゆるプレスリリースが基となっている。その発行の目的は大きく分けて3つあり、第一は、世界的に税金で運用されていることが多い教育研究機関としての「説明責任」である。第二は、優れた研究者や学生をリクルートするための評価・認知度の向上。そして、国際広報に特化した重要な第三の目的は、これらを通じて国際共同研究の形成を後押しすること。一言で例えると「ブランド戦略」なのである。完全実力社会の科学界では、優れた人材は国境を

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  • 化学遺産に宇田川榕菴の資料など5件 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    化学会は化学遺産として、早稲田大学が所蔵する宇田川榕菴(うだがわ ようあん)(1798〜1846年)化学関係資料など5件を新たに選んだ。化学遺産は、化学と化学技術に関する歴史資料の保存と利用を推進するため、2010年から始まった。6回目の認定で、計33件となった。推薦や応募があった全国24件から、同学会化学遺産委員会(委員長・植村榮京都大学名誉教授)の委員らが実地調査して、歴史的価値がある資料を選んだ。5件のうち、日の化学工業の発祥に関わる資料が4点を占め、身近な商品の源流を示す遺産が目立った。植村榮委員長は「こういう資料をよくぞ残してくださった」と関係者に感謝した。3月27日(金)午後に千葉県船橋市の日大学船橋キャンパスで開かれる日化学会で市民公開講座(参加無料)を開き、新たに化学遺産になった5件について専門家が解説する。 化学遺産の新たに認定された5件は次の通り。 「早稲田大

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