日本有数の米どころとして知られる新潟県南魚沼市で、スキー場のリフトを利用して乾燥させるコシヒカリ「天空米」の天日干しが最盛期を迎えている。 スキーのオフシーズンである夏季にもリフトを有効活用しようと平成16年に誕生した。ユニークなアイデアが話題となり、人気を集める天空米はわずかな量しかできないが、販売するJLCの長谷川雅人さんは「手間暇かけて生産された本当においしいお米を一度食べてみてほしい」と話す。今年は60俵、約3.5トンの収穫を見込んでいる。
震災直後、全長約100メートルの大型貨物船(4724トン)が大津波で乗り上げ、船首の一部が堤防を壊して市道に突き出していた釜石港岸壁。この近くに、カフェ・レストラン「HAMAYUI(はまゆい)」が7月オープンした。 店長は、かつてこの場所に住んでいた三塚恵さん(49)。地震発生とともに高台に逃げたが、自宅は3階まで浸水。さらに震災前、市役所近くで営業していた飲食店も浸水した。避難生活を続けながらも3カ月後には、キッチンカーを使って弁当を作り販売開始し、今年3月まで続けていたという。 三塚さんは「自宅は津波に耐え奇跡的に残っていました。専門家に見てもらったら『耐震は大丈夫』と言われましたが、この地域は住むことができないので、2階をレストランに改装し開店しました」と話す。 現在、仮設住宅から通う三塚さん。フェイスブックとツイッターのみで「開店」を発信したところ、口コミで多くの客が来てくれ
室戸岬沖の定置網で捕獲されたサケガシラ=7月、高知県室戸市(NPO法人日本ウミガメ協議会室戸基地提供) 高知県の室戸岬沖の定置網で、7月と8月に多くの深海魚が捕獲された。専門家によると夏に深海魚が見つかるのは珍しく、地元漁師らも異変に首をかしげている。 室戸市に拠点があるNPO法人によると、捕獲された深海魚は、赤い背びれと鮮やかな銀色の長い体が特徴のリュウグウノツカイや、目が大きく、タチウオに似た形のサケガシラなど。 いずれも室戸市の地元漁師が深さ約70メートル付近に仕掛けた定置網で、4回の漁で計81匹がかかった。NPO法人が調査し、カウントしている。通常は年に1回ぐらい、数匹かかる程度という。 神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能宏専門学芸員(魚類分類学)は「風の向きや強さ、潮の流れが変化し、深層から海流が湧き上がったためでは」と推測する。しかし、夏場は太陽光で温められた軽い表層
「ビザ・プール・リマージュ」の授賞式会場で上映された林典子さんの作品=6日、フランス南部ペルピニャン(共同) フランス南部ペルピニャンで開かれている世界最大規模の写真ジャーナリズムの祭典「ビザ・プール・リマージュ」で6日、東京都在住のフリーカメラマン林典子さん(29)が、報道写真企画部門で最高賞に当たる「ビザ・ドール(金賞)」を受賞した。 審査員を務めた日本の報道写真誌「DAYS JAPAN」の広河隆一編集長によると、今年で25回目になる同祭で、日本人がビザ・ドールを受賞するのは初めて。 林さんの作品は中央アジアのキルギスで男性が若い女性を拉致して無理やり結婚する「誘拐結婚」の風習を取り上げた組み写真。広河さんによると、部外者が踏み込むことが困難な誘拐結婚の実態を初めて報じた点が高く評価され、最終選考に残った4作品の中から全員一致で授賞が決まった。 6日深夜に行われた授賞式で林さん
絶滅の恐れのある野生動物を保護する中国陝西省周至県の「珍稀野生動物・救急飼育研究センター」で、世界に1頭しかいない〝茶色パンダ〟が6日までに一部日本メディアに公開された。同センターによると、日本メディアに公開するのは初めて。 このパンダは6歳の雄で、名前は「七仔(チーザイ)」。普通のパンダの黒色部分が突然変異で茶色になっている。2009年に同省内で発見されて保護された。過去にも同様のパンダが1頭保護されたが既に死んでおり、現在生存が確認されている唯一の〝茶色パンダ〟という。 通常は6歳から繁殖させるが、まだ小さいため来年から繁殖に取り組む予定。なぜ茶色になったかの原因も研究中だ。(共同) ★「スライドの再生」や最大写真の右に表示される「次へ」をクリックすることで順送りも出来ます。スマホの場合、最大写真の右端をタップすると、順送りになります
ウンチやげっぷ、鼻水など敬遠されがちな排せつ物や現象を取り上げ、体の仕組みを学ぶ「からだのひみつ大冒険2013」が開催される千葉市の幕張メッセの会場が19日、報道陣に公開された。イベントは20日から9月1日まで。
まなじりを決して、ネオニコチノイド系農薬の使用禁止によるミツバチの保護を訴えるヴィヴィアン・ウエストウッドさん =26日、ロンドンの国会議事堂前(AP) ミツバチが大量死したり失踪したりする主な原因と疑われている「ネオニコチノイド系農薬」の使用禁止を求める運動に英国ファッション界の2人の女傑が立ち上がった。ともに社会派デザイナーとして知られるヴィヴィアン・ウエストウッドさん(72)とキャサリン・ハムネットさん(64)で、4月26日、ロンドンで行われたデモに参加。その足でデービッド・キャメロン首相(46)を訪れ、請願書を手渡した。セレブの〝一刺し〟が地球規模の潮流をつくり出すことができるか注目される。 ■ 大量死の要因? 近年、世界中でミツバチの激減が顕在化し、ミツバチが自然界で担っている授粉活動に支障が出ている。この影響で、すでに一部の食物では栽培量が減り出し、このまま放置しておくと
培養される榎本藻。槽の中のうねりが不思議な模様を描き、神秘的な緑の世界を作っていた=川崎市高津区のネオ・モルガン研究所(NML) 日本が産油国に-。石油に代わるエネルギーの模索が続く中、夢のような話が現実味を帯びてきた。主役は「藻(そう)類バイオ燃料」。藻(も)には成長や細胞分裂の際に油を発生する種類がある。ただ、分裂速度が遅いため、大量の油採取はこれまで難しいとされていた。ところが2年前、爆発的に増殖が速い「榎本藻(も)」が発見され状況が変わった。 榎本藻は神戸大の榎本平教授が発見したボツリオコッカスと呼ばれる藻の一種。光合成だけで増殖し、通常のボツリオコッカスと比べ1カ月後の総量は10万倍にもなる。作られる油の質は重油に相当するといい、光と水と二酸化炭素で燃料が作れることになる。 実用化に向けた榎本藻の研究は、民間のIHIとネオ・モルガン研究所(NML)らのグループが本格化。藻類
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