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  • 【記者発表】廃棄食材から完全植物性の新素材開発に成功

    ○発表者: 酒井 雄也(東京大学 生産技術研究所 准教授) 町田 紘太(研究当時:東京大学 工学部 社会基盤学科 4年) ○発表のポイント: ◆コンクリートの4倍近い曲げ強度を有する、完全植物由来の新素材の製造技術を、世界で初めて開発しました。 ◆この素材は、原料の野菜や果物の色、香りや味を残すことも可能です。 ◆不可部を含む植物性資源の有効活用や、地球温暖化ガスの抑制に繋がると期待されます。 ○発表内容: 東京大学 工学部 社会基盤学科 4年の町田 紘太 学部生(研究当時)と同 生産技術研究所の酒井 雄也 准教授は、同 生産技術研究所 豊島ライフスタイル寄付研究部門(注1)での作製に着想を得て(注2)、野菜や果物など廃棄材を乾燥後に粉砕し、適量の水を加えて熱圧縮成形することで、建設材料としても十分な強度を有する素材製造の技術を開発しました。研究成果は2021年5月28日(金)~30

    【記者発表】廃棄食材から完全植物性の新素材開発に成功
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    agrisearch 2021/06/03
    「野菜や果物など廃棄食材を乾燥後に粉砕し、適量の水を加えて熱圧縮成形することで、建設材料としても十分な強度を有する素材製造の技術」
  • 【記者発表】東京大学 生産技術研究所とエア・ウォーターが「IoTセンシング解析技術」社会連携研究部門を設置~スマート農業の実現と医療画像診断システムの開発を目指す~

    【記者発表】東京大学 生産技術研究所とエア・ウォーターが「IoTセンシング解析技術」社会連携研究部門を設置~スマート農業の実現と医療画像診断システムの開発を目指す~ 東京大学 生産技術研究所(所長:岸 利治、以下 東大生研)とエア・ウォーター株式会社(代表取締役会長・CEO:豊田 喜久夫、以下 エア・ウォーター)は、2020年12月1日より「IoTセンシング解析技術」社会連携研究部門を設置いたしました。研究部門では、東大生研とエア・ウォーターの双方が持つ英知を結集し、幅広い事業に共通となる技術を擦合せて統合することで、スマート農業や新たな医療画像解析システムの開発などにつなげ、エア・ウォーターのコーポレートスローガンでもある「地球の恵みを、社会の望みに。」を実現し、社会に貢献してまいります。 (左から)エア・ウォーター 豊田 喜久夫 代表取締役会長・CEO東大生研 大石 岳史 准教授

    【記者発表】東京大学 生産技術研究所とエア・ウォーターが「IoTセンシング解析技術」社会連携研究部門を設置~スマート農業の実現と医療画像診断システムの開発を目指す~
  • 【記者発表】ミレニアム開発目標(MDGs)の飲料水課題は、なぜ達成されたのか

    ○発表者: 福田 紫瑞紀(株式会社 TEC インターナショナル) 乃田 啓吾(岐阜大学 応用生物科学部 助教) 沖 大幹(東京大学 生産技術研究所 教授/国連大学 上級副学長) ○発表のポイント: ◆国連が定めた「ミレニアム開発目標(MDGs)」の飲料水課題は、史上初めて達成された世界目標だった。 ◆国際的な開発目標の達成には、すべての参加国のモチベーションを維持する「水準」と、適切に進捗を把握できる「評価手法」の設定が必要である。 ◆MDGsの飲料水課題達成には、中国とインドでの経済発展に伴う水インフラ整備の貢献が大きかった。2015年から始まった「持続可能な開発目標(SDGs)」でも、経済発展と飲料水へのアクセス率の向上は、相乗的に進捗すると期待される。 ○発表概要: 2001年に策定されて2015年まで取り組まれていた、国連のミレニアム開発目標(MDGs、注1)に続き、現在は持続可能

    【記者発表】ミレニアム開発目標(MDGs)の飲料水課題は、なぜ達成されたのか
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    agrisearch 2019/04/23
    「MDGsの課題の1つに、「安全な飲料水を持続的に利用できない人々の割合を半減する」があった。この人口の割合は、1990年の24%から2015年には9%へと低減し、他の多くの課題が未達成で終わるなか、飲料水課題は達成」
  • 【記者発表】大脳の領域同士の「つながり」をまねた人工神経組織をヒトiPS細胞から作製

    ○発表者: 池内 与志穂(東京大学 生産技術研究所 准教授) ○発表のポイント: ◆大脳は機能ごとにたくさんの領域に分かれています。遠い領域間は、神経細胞の「軸索」が集まった束状の組織でつながっており、これを介して情報をやりとりしています。 ◆今回、ヒトiPS細胞から2つの大脳神経組織を作製し、それらを軸索が束状にあつまった組織でつなぐことに成功しました。 ◆研究成果は大脳内の神経回路や、関連する疾患の研究に役立てることができます。 ○概要: 脳の理解のために、体の外でその成り立ちや機能を調べることを可能にするモデル実験系が必要とされています。今回、ヒトiPS細胞から2つの大脳神経組織を作製し、それらを軸索が束状にあつまった組織でつなぐことに成功しました。今回作製した組織は、私たちの大脳内の領域がつながりあっている様子に似ています。つながっている部分は軸索と呼ばれる神経の突起でてきており

    【記者発表】大脳の領域同士の「つながり」をまねた人工神経組織をヒトiPS細胞から作製
  • 【記者発表】世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えたときと2.0℃に抑えたときの影響を比較 ~パリ協定の目標達成で、洪水と渇水が続いて起こるリスクを大幅に低減~

    【記者発表】世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えたときと2.0℃に抑えたときの影響を比較 ~パリ協定の目標達成で、洪水と渇水が続いて起こるリスクを大幅に低減~ ○発表者: 東京大学 生産技術研究所 特任准教授 金 炯俊(KIM Hyungjun) 東京大学 生産技術研究所 博士研究員 内海 信幸 東京大学 生産技術研究所 教授 沖 大幹 国立環境研究所 地球環境研究センター 室長 塩竈 秀夫 ○発表のポイント: ◆2015年にパリ協定が結ばれ、世界の平均気温上昇の目標(1.5℃と2.0℃)が設定された。現在、両目標間の影響の違いを示す科学的根拠が求められている。 ◆湿潤・乾燥間の変動の激しさを表す「水文気候的強度」という指標を定義し、1.5℃および2.0℃上昇シナリオの下で評価した。その結果、1.5℃から2.0℃へと温暖化が進むことにより、世界の多くの地域で変動が激しくなることが予測された

    【記者発表】世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えたときと2.0℃に抑えたときの影響を比較 ~パリ協定の目標達成で、洪水と渇水が続いて起こるリスクを大幅に低減~
    agrisearch
    agrisearch 2019/04/23
    「気温上昇を1.5℃に抑えることで、洪水と渇水が続いて発生するような災害リスクを大幅に減らすことができることを示唆している」
  • 【記者発表】水玉模様の下に隠されたテントウムシの驚きの収納術

    ○発表者 斉藤 一哉(東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門 助教) 野村 周平(国立科学博物館 動物研究部 研究主幹) 山 周平(九州大学総合研究博物館 協力研究員) 新山 龍馬(東京大学大学院情報理工学研究科 講師) 岡部 洋二(東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門 准教授) ○発表のポイント ◆テントウムシが後ろばね(注1)を折り畳む具体的なメカニズムを解明した。 ◆さやばね(注2)が邪魔で見えなかったテントウムシの後ろばねの折り畳み方法を、透明な人工さやばねを移植する独自の方法によって初めて可視化し、単純な動作でコンパクトにはねを折り畳む仕組みを解明した。 ◆テントウムシの優れた変形メカニズムを解明したことで、人工衛星用大型アンテナの展開から傘や扇子などの日用品までさまざまな製品の設計・製造プロセスに応用できると期待される。 ○発表概要 テントウムシは飛翔が特に得意な甲虫で

    【記者発表】水玉模様の下に隠されたテントウムシの驚きの収納術
    agrisearch
    agrisearch 2017/07/18
    2017/5/17
  • 【記者発表】全世界からの植物由来の蒸発量の把握〜水の同位体比から解き明かされる地球水循環の詳細〜

    ○発表者 芳村圭(東京大学生産技術研究所/大気海洋研究所(兼務) 准教授) 魏忠旺(現イエール大学ポストドクトラル研究員/元東京大学新領域創成科学研究科自然環境学専攻博士課程) 金元植(国立研究開発法人 農業・品産業技術総合研究機構農業環境変動研究センター 上級研究員) 小野圭介(国立研究開発法人 農業・品産業技術総合研究機構農業環境変動研究センター 主任研究員) ○発表のポイント ◆3年間にわたる水田上での観測を経て、植物を経由した蒸散とそれ以外の蒸発を定量的に見積もる手法を開発し、それを全球に適用したところ、蒸散の割合が57±7%と見積もられた。 ◆近年、陸上からの蒸散寄与率について、20%~90%とさまざまに異なる値が報告され盛んな議論がなされてきたが、その議論に決着をつける結果。 ◆蒸散は、植物が光合成する際に行われるものであり、 炭素循環を正確に見積もる上にも蒸散量の正確な推

    【記者発表】全世界からの植物由来の蒸発量の把握〜水の同位体比から解き明かされる地球水循環の詳細〜
    agrisearch
    agrisearch 2017/05/16
    「3年間にわたる水田上での観測を経て、植物を経由した蒸散とそれ以外の蒸発を定量的に見積もる手法を開発し、それを全球に適用したところ、蒸散の割合が57±7%と見積もられた」、農研機構環境変動センターと共同。
  • コウモリが超音波で行く先を“先読み”し、ルート選択を行うことを発見

    ◆コウモリは飛びながら小さな昆虫を次々と捕するが、その際の超音波によるセンシングと飛行ルートの関係はこれまで明らかではなかった。 ◆コウモリが複数の獲物に注意を分散させ、またそれらを高確率で捕らえる飛行ルートを選択していることを発見した。 ◆ナビゲーション研究における軌道計画法や選択的注意機構に関する研究分野においてコウモリが新しいモデル動物として有用であることが示された。将来的には高機能の飛行ドローンなど自律移動ロボット分野等への工学応用が期待される。 同志社大学研究開発推進機構の藤岡慧明博士は、同生命医科学部の飛龍志津子准教授(兼・さきがけ研究員)、東京大学生産技術研究所の合原一幸教授らとともに、採餌のためにナビゲーション飛行するコウモリが、目前の獲物のみならず、その先にいる次の獲物の位置までも超音波で先読みすることで、より多くの獲物を確実に捕らえる飛行ルートを選択していることを発見

    コウモリが超音波で行く先を“先読み”し、ルート選択を行うことを発見
    agrisearch
    agrisearch 2016/06/22
    2016/4/8 「ナビゲーション研究における軌道計画法や選択的注意機構に関する研究分野においてコウモリが新しいモデル動物として有用であることが示された」
  • シャボン玉のように人工細胞を作る!! ~細胞膜の非対称性の謎に迫る人工細胞膜の形成に成功~

    ◆リン脂質組成非対称平面膜 (注1) にジェット水流を加えることにより、物理法則に従い残留オイルの少ないリン脂質組成非対称膜リポソーム (注2) の作製に成功した。 ◆細胞膜の組成を模倣したリン脂質組成非対称膜リポソームにより、リン脂質分子運動(フリップ-フロップ、注3) やペプチド・膜タンパク質とリン脂質分子の相互作用観察に成功した。 ◆今回作製に成功したリン脂質組成非対称膜リポソームは、細胞膜を忠実に模倣したリン脂質組成非対称膜リポソーム上で生体分子の活性・機能評価を観察することにより、ペプチドやタンパク質の未知機能や活性条件の発見が期待されます。基礎研究分野のみならず、薬物キャリア等へのドラッグデリバリーシステムへの応用や人工細胞モデル作製の基盤技術としても期待されます。 東京大学生産技術研究所の竹内 昌治(たけうち しょうじ) 教授と神奈川科学技術アカデミーの神谷 厚輝(かみや こ

    シャボン玉のように人工細胞を作る!! ~細胞膜の非対称性の謎に迫る人工細胞膜の形成に成功~
  • 1万個の小さな試験管一つ一つで生体分子反応を見てみると

    ◆マイクロ流体デバイス(注1)技術を応用して、生体分子反応系において一度に1万通りの生化学反応を行い、最適条件を見いだすことができる新手法を開発しました。 ◆従来、生体分子反応系を最適化し、診断などに利用できるようにするには、何ヶ月、あるいは何年にも渡る試行錯誤が必要でしたが、手法によって数日間に短縮できるようになります。 ◆今後、研究を発展させ、最終的には人の身体のような生きた分子システム(注2)の理解と構築を目指します。 フランス国立科学研究センター(以下、CNRS)のロンドレーズ ヤニック研究員らの研究グループは、東京大学生産技術研究所と20年前から運営している日仏国際共同研究ラボ(LIMMS)で、1万通りの異なる生化学反応条件を一度にテストすることができる手法(図1)を実現しました。東京大学生産技術研究所の藤井輝夫教授の応用マイクロ流体システム研究室が有する最先端ノウハウによっ

    1万個の小さな試験管一つ一つで生体分子反応を見てみると
    agrisearch
    agrisearch 2016/06/22
    「マイクロ流体デバイス(注1)技術を応用して、生体分子反応系において一度に1万通りの生化学反応を行い、最適条件を見いだすことができる新手法を開発」
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