被災地の復興はなぜ遅いのか──。繰り返されてきた問いの答えは「土地」にあった。集団移転に必要な土地を自治体が買収したくとも、その所有者が生きているか死んでいるか、どこにいるかもわからない。この土地問題こそが復興を阻んでいた。また、死者が土地を所有し、その「ゴースト」に課税を行っているケースは被災地に限らず全国各地に多い。日本に長く根をおろす土地制度の難題を追った。(ライター・庄司里紗/Yahoo!ニュース編集部)
![地権者は「ゴースト」 所有者不明地という日本の難題 - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2fc73f09f0d4b4f2f949a0d9e5e6a5b262e11593/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-tpc%2Fimages%2Fstory%2F2016%2F7%2F5%2F_1467721989_1467721943_Tochi_TOP-x828-y552.jpg)
by Scott & Elaine van der Chijs 「今日の開発者の多くはロボット工学分野のアプリを開発している」「開発者のうち45%が、自分たちのデジタル戦略全体にとってモノのインターネット(IoT)が重要だと考えている」「今日、開発者全体の27.4%がクラウドアプリを作っている」など、1000人以上の開発者に対してインタビューを行った結果、2016年のソフトウェア開発におけるトレンドが明らかになりました。 (PDFファイル)Evans Data Corporation Global Development Survey, Volume 1 http://www.evansdata.com/ Internet of Things, Machine Learning & Robotics Are High Priorities For Developers In 2016 -
by Juli 日によって昼食後に急に眠気が襲ってきたり、夜眠れなかったり、気分の上下が激しいことがありますが、これらは食事の影響である可能性があります。では、いったい食べ物は人間の脳や気分にどのように作用しているのか。NPO団体・Scenarios USAで教育に携わるミア・ナカムリさんがわかりやすく噛み砕いてくれたのが「How the food you eat affects your brain」です。 How the food you eat affects your brain - Mia Nacamulli - YouTube もし脳から水分を全て抜き出したとしたら、残るのはどのような成分でしょうか? 成分の多くを占めるのは「脂質」としての脂肪で、タンパク質やアミノ酸がその後に続き、微量栄養素やグルコースも少量ながら含まれます。 それぞれの成分は、人体の機能・発達・気分・エネル
By Neil Conway 脳の機能を高める効果があるとして「脳トレーニング」系の訓練プログラムが関心を集めていますが、その効果をうたう根拠の多くがプラシーボ効果によるバイアスがかかったものであることを明らかにする研究結果が発表されました。 Billion-dollar brain training industry a sham—nothing but placebo, study suggests | Ars Technica http://arstechnica.com/science/2016/06/billion-dollar-brain-training-industry-a-sham-nothing-but-placebo-study-suggests/ 学力の向上や仕事の能力アップ、さらには加齢による脳機能の低下を補うことを目的に、脳を鍛えて認知力を高めるとする、いわゆる
JA全農はこの28年度からの「3か年計画」を決めた。その内容は「より近く より深く より前へ」をキャッチフレーズに、生産・流通・販売面での今まで以上に深化・拡充した重点事業施策を実行することで「農業者の所得増大・農業生産の拡大・地域の活性化」を実現していこうというものだ。 そこで、実際に事業を担当する各部の部長に、取組みの重点課題を聞いた。今回は鷹野尚志生産資材部長にインタビューした。 ◇多様なニーズに応えていく ◆時代の要請に応えて ――生産資材部の事業範囲は広いのですが、3か年計画の柱は何でしょうか。 農産物生産の園芸資材・施設、移植や収穫するための農業機械、収穫後に選別する選果場やカントリーエレベーター(CE)、ライスセンター(RC)など乾燥調製貯蔵施設、市場へ出荷するための段ボールなど包装資材まで、幅広い事業を担っているのが生産資材部です。 品目ごとの取組み方はさまざまですが、共通
(一財)Jミルクは6月2日の総会で酪農生産基盤強化に向けた政策要望を決めた。海外からの乳用牛資源導入も含めた緊急的な対策まで必要との認識で生産基盤強化に向けた危機感を強調した。 Jミルクは酪農乳業をめぐる認識として、TPP合意などで乳製品自由化の動きがさらに加速する可能性がある一方、国際的な需給を考えると「中長期的にはひっ迫が予想され、わが国の乳資源調達を輸入に依存することは困難となる恐れがある」と強調している。 一方、政府は基本計画で平成37年度の生乳生産努力目標を750万tとして、国産生乳の安定供給をめざしているが、Jミルクは乳用資源不足が続けば目標実現は困難になると指摘している。 その理由は、肉用子牛価格が高騰するなか、酪農家による肉用子牛生産が増えホルスタインなど乳用牛資源が減少し、酪農経営の維持・拡大の阻害要因になっていることや、今後は、TPP合意による牛肉関税の段階的削減によっ
JA全農は、平成28年7~9月期の配合飼料価格を、全国全畜種総平均で、トン当たり約800円値上げすることを決め、6月22日発表した。外国為替は円高傾向にあるが、トウモロコシシカゴ定期・大豆粕価格などの値上がりが背景にある。 飼料情勢をみると、飼料穀物はシカゴ定期が3月には360セント/ブッシェル前後で推移していたが、4月に入ってブラジル産の干ばつによる減産見通しから上昇。5月10日発表の米国農務省の需給見通しで、輸出および国内需要が上方修正され、期末在庫が減ったことから堅調な展開が続き、現在は420セント/ブッシェルとなっている。今後は米国産新穀の作付に影響を与える夏場の受粉期に向けて、天候に左右される相場展開が見込まれる。 大豆粕のシカゴ定期は、3月に300ドル/トン前後で推移していたが、4月に入ってアルゼンチン産大豆の収穫期の長雨で作柄悪化の見通しとなり、急騰した。米国産に輸出需要が集
各種情報の農業集落別データは、農業集落境界データを基準として各種情報を按分するなどの加工により作成しています。このため、特定の農業集落の状況を正確に表したものではありません。各種データの作成方法を確認し、データの特性を踏まえてご利用ください。 「地域の農業を見て・知って・活かすDB」は、どなたでも複製、公衆送信、翻訳・変換等の翻案等、自由に利用できます。 「地域の農業を見て・知って・活かすDB」を利用する際は、出典を明示してください。また、「地域の農業を見て・知って・活かすDB」を編集加工して利用する場合は、編集・加工者も明示してください。 「地域の農業を見て・知って・活かすDB」の利用目的及び利用方法については、利用者の判断と責任に委ねられており、農林水産省は一切関与いたしません。 事由の如何を問わず、「地域の農業を見て・知って・活かすDB」を利用することにより生じた利用者又は第三者の損
農林水産省は全国に14万ある農業集落単位で農業に関するデータを集約した総合データベースを6月17日に公開した。データを組み合わせてさまざまな分析ができるほか、地図上にデータを表示することもできるようになる。 農林業センサスは日本で唯一、農業集落コード別にデータを集計している。今回公開した「地域の農業を見て・知って・活かすDB(データベース)」は、農林業センサス結果(経営体調査、農山村地域調査)に、同省の政策部局が持つ「多面的機能支払交付金」や「中山間地域等直接支払交付金」、農業基盤整備基礎調査などの情報をリンクさせただけでなく、国勢調査、経済センサス(産業別事業所数、産業別売上額など)、将来人口推計など他省庁の情報も農業集落単位に組み替えて掲載した。 これによって農業集落単位でセンサスデータと各種情報との横断的な分析が可能になる。 たとえば、ある県内の稲の作付け状況、肥育農家の分布状況など
JA全農はこの28年度からの「3か年計画」を決めた。その内容は「より近く より深く より前へ」をキャッチフレーズに、生産・流通・販売面での今まで以上に深化・拡充した重点事業施策を実行することで「農業者の所得増大・農業生産の拡大・地域の活性化」を実現していこうというものだ。 そこで、実際に事業を担当する各部の部長に、取組みの重点課題を聞いた。今回は久保省三営農販売企画部長にインタビューした。 ◇農家手取り最大化へ ――28年度からの「3か年計画」で目指すものは何でしょうか。 27年度までの3か年は、「元気な産地づくりと地域のくらしへの貢献」「国産農畜産物の販売力強化」「海外事業の積極展開」を重点施策として取り組ましたが、JAグループ自己改革の議論もあり、(1)プロダクトアウトからマーケットインへの事業の転換、(2)生産から販売までのトータルコストの低減、(3)多様化する農業者ニーズへの柔軟な
秋田県大潟村は、日本海に面した男鹿半島の付け根に位置する農村だ。人口増減のカギを握る若年女性の人口増減率で、大半が半減する秋田県にあって、唯一15.2%増と予測されたことで注目を浴びた。とはいえ、村としてもこのまま何もせずに若年女性が増え続けていくとは考えていない。大潟村の「次の一手」を取材した。 地方の農村の例にもれず、秋田県大潟村も2000年の3323人からわずかずつ人口が減り始めた。2016年4月1日現在の人口は3234人。将来的にも人口減少が続くと予測されている。 しかし、大潟村には、ほかの農村にはない大きな特徴がある。まず、若年女性の増加が予測されていること。2014年9月公開の「2040年若年女性の人口増減率」(日本創成会議)では、秋田県で唯一増加が予測され、増加率15.2%は全国2位となった。もう1つが年収の高さ。農家一戸当たりの平均年収は、補助金も含めると2000万円を超え
見学コースには、全体を通してストーリー仕立てになっており、ブラックライトやCG映像などによる空間演出が多く用いられている。見学コースの最後にある蒸気タービン発電室には、常設のプロジェクションマッピングを導入し、タービンで発電している様子を3DCGで表現するなどの映像演出行っている。プロジェクションマッピング導入のために、装置の外側を特別に白色にするなど、特徴的なデザインの仕上がりとなった。 四日市市クリーンセンターは、市内唯一のごみ焼却施設だった北部清掃工場(旧施設)の老朽化に伴い、これに替わる新たな焼却施設として公設民営のDBO方式で整備されたもの。旧施設は、可燃ごみの処理だけを行っていたが、四日市市クリーンセンターは、焼却施設のほか不燃ごみ、粗大ごみの粉砕処理施設を備えた総合ごみ処理施設だ。旧施設の敷地を含む約12ヘクタールの土地に整備された。 総合評価一般競争入札により、応募三者の中
IT分野で成功し、ベンチャーキャピタリストも経験した企業家が農業分野にのめり込んでいる。水田用のセンサーを開発し、新潟市やNTTドコモと組んで実証実験に取り組んだ。自然相手の複雑な作業を先進的なIT技術でデータ化し、生産性向上に取り組もうという取り組みだ。それは高齢化している農業の働き手の一助になるかもしれない。 ――2015年に、新潟市でNTTドコモと組んで、水田の水管理のための実証実験を行いました。どんな仕組みなのでしょうか? 新潟市にある22の大規模稲作農業生産者に水田センサーシステム「PaddyWatch」を提供し、水田の水位や水温を自動計測して、携帯電話経由で生産者が確認できるようにしようという試みです。稲作は、細かい水管理が重要で、ほぼ毎日のように水田を見に行かなければならないのですが、普通の製造業と違い、稲作は保有する水田が何カ所にも分かれている。大規模生産者になればなるほど
米ペンシルベニア州ウェインズバーグにあるシェールガス採掘施設(2012年4月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/MLADEN ANTONOV 【6月22日 AFP】石油や天然ガスの採掘方法「フラッキング(水圧破砕法)」に使用される混合液に、水の代わりに二酸化炭素(CO2)を使用することで、採掘量を増加させると同時に、地球温暖化防止の一助となる可能性があるとの研究結果が21日、発表された。 フラッキングでは、水、化学物質、砂などの混合液を高圧で注入し、頁岩(シェール)層の内部に閉じ込められた化石燃料を採取する。 混合液の高圧注入によって頁岩に小さな割れ目が生じるため、そこから石油や天然ガスが押し出される。混合液の砂は、割れ目を埋める役割を果たす。 だが、科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された研究論文の主執筆者で、米マサチューセッツ工
オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフで、ダイビングを楽しむ観光客(2014年9月22日撮影)。(c)AFP/WILLIAM WEST 【6月21日 AFP】オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)が、サンゴの白化現象によって年間100万人以上の観光客と巨額の観光収入を失う可能性を指摘する調査報告が、21日に発表された。 グレートバリアリーフは今年に入り、サンゴの多くが白化し、全体のほぼ4分の1が死滅するという前代未聞の規模の白化現象が確認されている。 豪独立系シンクタンク、オーストラリア・インスティテュート(Australia Institute)が発表した討議資料は「サンゴの観光エリアは年間100万人超の訪問者を失う恐れがあり」、またそうした観光客が訪れなくなった場合、毎年10億豪ドル(約780億円)の潜在
ヒグマの母子。独ホムベルクの野生動物公園で(2015年6月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA/UWE ZUCCHI 【6月22日 AFP】スウェーデンの森に生息するヒグマの母熊は、あえてハンターが住む村や町の近くで子どもを育て、残忍な雄から子熊を守っているとする研究論文が21日、発表された。論文は、母熊が危険を承知で人を盾に子育てをしていると説明している。 論文によると、研究者らは、若い母熊の一部に発情期にだけ人の近くに移動する個体を確認したという。発情期の雄のヒグマは、性衝動にかられて子熊を殺すことがある。 英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に発表の研究論文の共同執筆者で、ノルウェー生命科学大学(Norwegian University of Life Sciences)のサム・ステイエルト(Sam Stey
コオロギを捕まえるカメレオン。豪メルボルン博物館で(2007年5月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/William WEST 【6月21日 AFP】誰もが舌を巻く敏腕ハンターのカメレオンは、体色を変化させる擬態、全景を見渡せる目、多大な忍耐強さなど、驚くほど多彩な生物学的武器を頼りに獲物を捕らえる──。中でも最も特徴的なのは、あの電光石火の舌だ。 カメレオンのむちのように動く舌の優れた能力については、長年にわたり広く研究が行われてきた。しかし、ある特定の能力だけはこれまで謎のままだった。それは、どのようにして、獲物をつかんだままの舌を素早く元の口の中に戻せるのかということだ。 これまでに提唱された仕組みには、吸引や粘り気、カメレオンの舌の粗い表面と獲物の体表間の「面ファスナー作用」など、さまざまなものがあった。カメレオンは、自身の体重の3分の1までの重さの獲物を舌で捕らえることができる
【ソウル=島崎諭生】韓国の海洋水産省傘下の国立水産科学院は二十一日、ニホンウナギの完全養殖技術の開発に成功したと発表した。日本に次いで二例目。韓国でも養殖技術が発達すれば、世界的な稚魚(シラスウナギ)不足の解消につながる可能性がある。 水産科学院は二〇〇八年から研究を始め、一二年に人工授精させた卵から稚魚に育てることに成功。さらに今年五月、人工的な第二世代の稚魚約十万匹を育てることに成功していた。 韓国は年間約九千トンのウナギを生産し、世界有数の消費国でもあるが、最近は稚魚の確保が難しく、60~90%を海外から輸入していた。海洋水産省は「二〇年までに人工稚魚の大量生産技術を確立し、養殖業者に普及させて所得の向上につなげたい」としている。
サラダ油なんかよりも使ってほしい。必須脂肪酸が手軽に摂れる「麻の実のオイル」2016.06.20 20:40 油というとカロリーが気になるところですが、良質の油であれば、健康のためには摂取したほうが良いと言われています。 「ヘンプオイル」は、麻の実から生の状態で搾り取られています。もちろん麻の実は完全無農薬栽培。身体にも自然にも優しいオイルです。 麻の実はスーパーフードと呼ばれ、その定義は少量でも健康に良いとされる成分が、効率よく摂取できる食品を指します。 「ヘンプオイル」の場合、スプーン1杯でも、厚生労働省も摂取を勧めるオメガ3やオメガ6の他、ポリフェノール、ビタミンE、さらにコレステロールに対抗すると言われるフィトステロールがたっぷり摂取できます。 梅雨から夏にかけて急に食欲が落ち、生野菜や軽くパンだけ...という偏った食生活になりがちです。いつものドレッシングを「ヘンプオイル」に変え
レジ袋がガソリンの代わりに? 中国の研究チームがプラスチックの新たな分解方法を開発。2016.06.21 20:00 福田ミホ これで将来も、プラスチックに埋もれなくて済む? 中国の研究チームが、ポリエチレンを液体燃料にする手法を開発しました。この技術、現在はまだ研究室レベルですが、その手法をスケールアップできれば将来的に地球中に広がるプラスチックゴミ問題の解決策になるかもしれません。 ポリエチレンは「プラスチック」とよばれる素材の中ではもっとも一般的で、世界中で毎年1億トン近くも生産されています。炭素と水素の原子が長い鎖のようにつながったポリエチレンは、酸やアルカリ、そのほかのほとんどの薬剤にも反応せず、つまり自然環境では分解されないのです。 ポリエチレンの処理方法はこれまで何十年も研究されてきましたが、現状では多くがリサイクルもされず、そのまま捨てられています。一応高温で燃やすこともで
虫よ永遠に…。光と風で蚊をやっつける、未来の蚊取り線香「insect forever」2016.06.22 11:08 塚本直樹 空気清浄機みたい。 ほとんどの地域ではまだ梅雨は明けていませんが、これからやってくる夏の副産物、いや負の側面とも言える「蚊」が気になる今日このごろ。特に、寝ている時に頭元にまとわりつく蚊には、怒髪天を衝く思いな方も多いでしょう。 そんな夏に備え、薬剤タイプの蚊取り線香もいいのですが、もっとクリーンに光と風で虫を撃退する捕虫器「insect forever」はいかがでしょう? insect foreverの仕組みはシンプルで、「近紫外線で虫を誘導し、製品内に吸い込み、風化死滅させる」というもの。製品のてっぺんには省エネ蛍光管CCFLランプが搭載されており、これが虫をおびき寄せます。捉えられた虫は風の力で押さえて体力を奪い、同時に乾燥させることで、死滅させる仕組みで
キンカチョウのひながオスの求愛のさえずりを父親の歌声を聞いて覚える脳のメカニズムを、沖縄科学技術大学院大の柳原真・研究員(脳科学)らのチームが明らかにし、21日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで発表した。ひなの大脳にある聴覚野の神経細胞の一部が、1週間ほどで父親の歌声のみに反応するように変わるという。 チームは、ひなが自由に動ける状態のまま脳細胞の活動量を計測できる特殊な装置を使い、父親と一緒にいさせた20羽と、父親と離した5羽とで聴覚野の神経細胞の活動量を比べた。その結果、20羽のひなで、最初は他の鳥の鳴き声や雑音にも反応していた神経細胞のうち1割強が、父親の歌声を聞かせたときのみ活動するよう変化した。約1週間一緒にいさせれば変化は生じたという。一方、5羽の方ではそうした変化は起きなかった。
単なる「人為ミス」で片付けない、JAXAの危機意識 2016年6月15日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長は定例記者会見で、X線天文衛星「ひとみ」の喪失事故について陳謝し、理事長、副理事長、宇宙科学研究所(ISAS)所長の3名の厳重注意と給与の一部自主返納を発表した。 チャレンジと失敗がつきものの科学研究で、失敗を理由に関係者が処分されることは極めて異例だ。しかし筆者は、これは今回の「ひとみ」喪失事故の本質を的確に表していると考える。というのも、処分対象は管理責任者であるJAXA役員であって、「ひとみ」開発チームではないからだ。 調査報告書を読んでも、科学的な研究の失敗を問題視するような点は見受けられない。むしろ宇宙開発に限らず「仕事の進め方」において陥りがちな、様々な問題点が赤裸々に書き出されている。このため、個々の研究者の「人為ミス」として片付けるのではなく、組織全体の
神奈川県横須賀市の居酒屋で生で食べてはいけない豚のレバーを出したとして、経営者の男(36)が神奈川県警に食品衛生法違反の疑いで逮捕された。水曜限定の「裏メニュー」だったという禁断の一品。異例の逮捕に至った背景とは? 現場の店は京急久里浜駅から徒歩3分。カウンターとテーブル3卓のこぢんまりとした大衆酒場で、昭和の雰囲気が漂う。「焼き物と刺し身がおいしくて、いつもにぎわっていた」と近所の女性(43)は話す。 県警や厚生労働省によると、豚の生レバーを提供したとして逮捕者が出るのは初めてという。捜査関係者によると、男は「自分が好きだったので、お客さんにも喜んでもらえると思って出した。法律で禁止されているのは知っていたが、自分は一度もあたったことはない」と話しているという。 店の卓上に置かれたメニューには「裏メニュー 焼いて食べてください 毎週水曜日」とあったが、実際に出てくるのはネギを散らした生レ
大阪市東住吉区で2月、車の助手席に乗っていた女児(当時3)がエアバッグで胸を圧迫されて死亡したとみられる事故で、運転していた母親(30)=堺市中区=の尿から覚醒剤成分が検出されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。尿検査は事故の2日後で、事故との関連はわかっていないという。大阪府警は5月に覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕し、大阪地検が同罪で起訴した。 捜査関係者によると、事故から2日後に母親に事情を聴いた際、体がふらついて不自然だとして任意で尿を検査。覚醒剤反応があり、東住吉署は5月9日に母親を逮捕した。母親は「友人にもらった薬に入っていたのではないか」と否認したが、起訴後に保釈が認められたという。 母親は2月17日夕に軽乗用車を運転中、東住吉区の市道で電柱に衝突し、助手席の次女が死亡した。東住吉署は今月16日、前をよく見ずに運転したとして、母親を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転
「田舎で遊んでカネがもらえる」!?(※イメージ)この記事の写真をすべて見る 「“充電期間”を過ごすためにここへ来ました」 6年間働いた都内のウェブ制作会社を退社し、昨年から中部地方の村で「地域おこし協力隊」として活動している澤本祐二さん(仮名・32)。協力隊としての活動内容は、「ブログ更新」と「草刈り」だ。ブログの更新は月にたった1回。草刈りは週に1~2日、午前中に3時間程度。勤務時間は、多く見積もっても週に10時間程度だという。 「これで月に16万円は村から支給されています。任期中は住宅も車も用意してくれますし。ここまでラクしてカネもらえるって、もう普通の社会人生活に戻れないかもと思います」 澤本さんが協力隊に志願する決め手となったのは、2年前から島根県で協力隊として活動している友人から聞いたこんな話だった。 「観光案内所で週に3日間働くだけで、年間200万円もらっていると聞きました。住
総務大臣や法務大臣などを歴任した自民党の鳩山邦夫衆議院議員が、東京都内の病院で亡くなりました。67歳でした。 田中角栄元総理大臣の秘書を経て、昭和51年の衆議院選挙に旧東京8区から立候補し初当選しました。 宮沢内閣で文部大臣として初入閣したあと、平成5年に自民党を離党し、旧新進党を経て、平成8年には兄の鳩山由紀夫元総理大臣らと旧民主党の結党に参加し、副代表も務めました。 その後、平成12年に自民党に復党してからは、衆議院議院運営委員長や法務大臣、総務大臣などを歴任しました。 鳩山氏は、自民党内でみずからが会長を務める派閥横断の議員グループを作るなどして活動を続けていましたが、体調を崩し、入院していた東京都内の病院で亡くなりました。
平成 28 年 6 月 16 日 東京電力ホールディングス株式会社 代表執行役社長 廣 瀬 直 己 殿 検 証 結 果 報 告 書 福島第一原子力発電所事故に係る通報・報告に関する第三者検証委員会 委員長 田 中 康 久 委 員 佐 々 木 善 三 委 員 長 﨑 俊 樹 i 目 次 第1 第三者検証委員会設置の目的と経緯 .................................................................. 1 1 東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生 ................................................ 1 2 事故通報関係 .....................................................................................
ファミリーレストランで客の男性が注文したハンバーグから「歯が出てきた」。歯は男性の人工歯だったが、「石のような硬い異物をかんで人工歯が外れた」と訴えを提起した結果は… 大手食品メーカーの即席焼きそばに虫が入り込み、生産ラインが一時全面停止に追い込まれたことは、まだ記憶に新しい。近年ますます強まっている日本人の〝安全・安心志向〟もあり、食品への異物混入は、作る側には致命傷になりかねない。メーカーだけでなく外食産業もそれは同じ。だが、細心の注意を払っているはずの大手ファミレスチェーンで、トラブルは起きた。「ハンバーグから歯が出てきた!」。客の男性はそう訴え、ファミレス側に損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。実はこの歯、男性自身のインプラント(人工歯)。ハンバーグに石のような硬い物が混じっていて、それでかつて治療した人工歯が取れた、という主張だった。一方のファミレス側は混入を否定。全面対決となっ
SHINICHIRO HONDA せっかくなので、作物の1日の生育についてもまとめようと思ったのだが、これがかなりの難物だ。教科書には書かれていないし、データもほとんどない。しょうがないので、「植物はもっとも合理的、効率的な生理反応をするはず」という前提に基づいて、理論的に考えてみる。温帯の植物でわかっていることは、おおよそ以下のとおり。 ①光合成は昼に行われる。 ②光呼吸が小さい場合は、光合成速度は光の強さに比例する。 ③組織合成は、おもに夜におこなわれるらしい(前回ブログ参照)。ただし、植物の根は、昼間に細胞分裂することは昔から観察されている。 ④硝酸イオン濃度(地上部)は、1日の周期で変動しており、夜に高く、昼に低くなる(下図、文献参照)。 ⑤太陽の日射量に比例して、たくさんの水分を葉から蒸散する(=根から吸水する)。(下図、文献参照)。 ⑥夜間の蒸散量は、条件によって異なるが、昼の
◆コウモリは飛びながら小さな昆虫を次々と捕食するが、その際の超音波によるセンシングと飛行ルートの関係はこれまで明らかではなかった。 ◆コウモリが複数の獲物に注意を分散させ、またそれらを高確率で捕らえる飛行ルートを選択していることを発見した。 ◆ナビゲーション研究における軌道計画法や選択的注意機構に関する研究分野においてコウモリが新しいモデル動物として有用であることが示された。将来的には高機能の飛行ドローンなど自律移動ロボット分野等への工学応用が期待される。 同志社大学研究開発推進機構の藤岡慧明博士は、同生命医科学部の飛龍志津子准教授(兼・さきがけ研究員)、東京大学生産技術研究所の合原一幸教授らとともに、採餌のためにナビゲーション飛行するコウモリが、目前の獲物のみならず、その先にいる次の獲物の位置までも超音波で先読みすることで、より多くの獲物を確実に捕らえる飛行ルートを選択していることを発見
◆リン脂質組成非対称平面膜 (注1) にジェット水流を加えることにより、物理法則に従い残留オイルの少ないリン脂質組成非対称膜リポソーム (注2) の作製に成功した。 ◆細胞膜の組成を模倣したリン脂質組成非対称膜リポソームにより、リン脂質分子運動(フリップ-フロップ、注3) やペプチド・膜タンパク質とリン脂質分子の相互作用観察に成功した。 ◆今回作製に成功したリン脂質組成非対称膜リポソームは、細胞膜を忠実に模倣したリン脂質組成非対称膜リポソーム上で生体分子の活性・機能評価を観察することにより、ペプチドやタンパク質の未知機能や活性条件の発見が期待されます。基礎研究分野のみならず、薬物キャリア等へのドラッグデリバリーシステムへの応用や人工細胞モデル作製の基盤技術としても期待されます。 東京大学生産技術研究所の竹内 昌治(たけうち しょうじ) 教授と神奈川科学技術アカデミーの神谷 厚輝(かみや こ
◆マイクロ流体デバイス(注1)技術を応用して、生体分子反応系において一度に1万通りの生化学反応を行い、最適条件を見いだすことができる新手法を開発しました。 ◆従来、生体分子反応系を最適化し、診断などに利用できるようにするには、何ヶ月、あるいは何年にも渡る試行錯誤が必要でしたが、本手法によって数日間に短縮できるようになります。 ◆今後、本研究を発展させ、最終的には人の身体のような生きた分子システム(注2)の理解と構築を目指します。 フランス国立科学研究センター(以下、CNRS)のロンドレーズ ヤニック研究員らの研究グループは、東京大学生産技術研究所と20年前から運営している日仏国際共同研究ラボ(LIMMS)で、1万通りの異なる生化学反応条件を一度にテストすることができる手法(図1)を実現しました。東京大学生産技術研究所の藤井輝夫教授の応用マイクロ流体システム研究室が有する最先端ノウハウによっ
プレスリリース 日本産牛疫ワクチンが国際獣疫事務局(OIE)マニュアルに収録されました - 日本の牛疫ワクチン株が世界標準に - ポイント フランス・パリで開催された第84回国際獣疫事務局(OIE)総会において、農研機構動物衛生研究部門が製造する牛疫ワクチンの製造用株であるLA赤穂株が世界標準株として承認されました。国際機関に認定された当研究部門が製造、備蓄する本ワクチンは世界的な牛疫※1の清浄性維持に貢献します。 概要 牛疫は致死率、感染力とも高く、かつて世界中で最も恐れられた家畜の伝染病ですが、国際連合食糧農業機関(FAO)及び国際獣疫事務局(OIE)による撲滅キャンペーンが進められた結果、2011年に世界的な撲滅が宣言されました。 農研機構動物衛生研究部門では、再発などの不測の事態に備え、牛疫に高い感受性をもつ黒毛和種などの牛に対しても安全に使用することのできるLA赤穂株を用いた牛疫
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