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  • 消えたペニシリン - 感染症診療の原則

    発見されたのは1928年。つい最近。 (14年後の2028年で100周年) 参考: A Happy Accident: Fleming’s Penicillin Pfizer 「世界を変えたカビ」 抗菌薬が広く使えるようになるまで、感染症でバタバタ人が死ぬような日常もあったわけですが、、新薬開発と耐性菌とのいたちごっこのこの時代に、「今でも安心してペニシリンでいける」感染症もあります。 それは東京や大阪でブレイク中の梅毒。 先進国でも世界でも「ベンザチンペニシリンの筋注」が第一選択薬です。 早期の治療で1回ですみますし、 内服では4週間 しかし、日にはありません。 正確には、あったけど消えた、わけです。 新薬がなかなか入ってこないため患者さんが困るような現象について、ドラッグラグといわれますが、そんなスゴいあったらしいお薬!ではなくて、基的なものがない、というあたり特別な悲哀が伴います

    消えたペニシリン - 感染症診療の原則
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    agrisearch 2014/01/25
    「東京や大阪の梅毒の流行は止まるでしょうか。」
  • なぜかダニに熱いメディア - 感染症診療の原則

    専門家が問題じゃないかと指摘していることにはあまり反応しないで、 専門家が冷静にみている問題に、(あまり調べていない様子のまま)熱いメディアを興味深く見守っています。 「屋外に生息するマダニが媒介する新種の感染症「SFTS」で、国内で4人目の死亡が確­認されました」 ニュース番組 ワクチンがありません、、、ってすべての感染症にはワクチンをつくれませんし、このワクチンを仮につくったとしても誰が接種対象かわかりませんし、一定の人数いなければ(売れる見込みがなければ)ワクチン製造も不可能です。 新しい怖そうな感染症をあおりモードで自らもりあげようとしているのか、伝える人たちがすごいたいへんなことがおきている!と誤解しているのかよくわかりません。 リスクアセスメントはどうでしょう? 今、地域や国にすごいたいへんなことがおきているんですか?  いいえ 今すぐ何かをしなくてはいけない(する手段があるの

    なぜかダニに熱いメディア - 感染症診療の原則
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    agrisearch 2013/02/21
    「ホラー映画さながらの見出しで、メディアも恐怖をあおり立てる。ところが、専門家は意外と淡々とした反応だ。」→http://www.j-cast.com/2013/02/20166215.html
  • 報告の先にあるもの@日本の性感染症 - 感染症診療の原則

    12月1日は世界エイズデーであり、愛子さまのお誕生日であり、TVにはその関連のニュースやイベントがならぶことでしょう。 HIVは1年間に報告される新規の感染者が約1500です(捕捉率は20%以下といわれていますが)。 男性と性交をする男性に集中して流行しているので「さあみんなでエイズ検査を」というアピールはどうかと思いますが、まずHIV以前にもっと流行している性感染症はどうなんだということがあります。 厚生労働省が新しいデータをWebに公表したのですが、これがまた悩ましい、というかいったい何に使えるのかのよい機会になります。 何も説明なく表だけならんでいます。(涙) 調査に協力している現場の多忙な先生方がどのように感じるか心配でもあります。 サーベイランスの仕組みじたいに課題や限界もあるのですが、見せ方や伝え方ってもう少し工夫があるんじゃないでしょうかね(--;) 3つ目の表だけ「定点あた

    報告の先にあるもの@日本の性感染症 - 感染症診療の原則
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    agrisearch 2011/11/24
    「定点」モニタリングについて
  • 寄生虫にワクチン・・!! - 感染症診療の原則

    いよいよマラリアに効くワクチンが出来てきたようです。 今年、シアトルのワクチンの会議でもHIVよりも結核よりもPromisingという事で言われていましたので完全なサプライズではありませんでしたが・・。 興味深いと思ったのは、マラリア原虫が感染した人にすぐ抗マラリア薬を投与する。すると免疫システムはマラリア原虫の学習が出来るし、しかも免疫が完全に働けなくても抗マラリア薬が原虫を殺してくれる・・といったApproachの紹介もありました。 Newshoursでやっていたワクチンは半分の人がワクチンで守られる・・といった話でした。有効率50%というと「半分だけ・・?」と思われるかも知れませんが、毎年80万人の生命を奪う病気ですから、仮に半分でも凄いのです。早ければ2015年には使えるようになるかも・・というワクチン。Fundingはビルゲイツ財団でした。 不活化ポリオワクチンの記事書こうと思っ

    寄生虫にワクチン・・!! - 感染症診療の原則
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    agrisearch 2011/10/21
    「いよいよマラリアに効くワクチンが出来てきたようです」
  • 日本のこどもはならないんですよ - 感染症診療の原則

    ワクチン専門家のあつまる会議@シアトルで、「昔、ワクチンのことで日にいったことがある」という方に会いました。 各国はWHOから定期的に予防接種制度のアセスメント(コンピテンシー評価)を受けることになっています。 WHOの調査はアンケート調査かとおもっていたのですが、査察官がちゃんと各国を訪問しているのだそうです。 特に問題なくクリアしたのだそうですが(基準や項目はよく知りません)、先進国にあるはずのワクチンがない、ルチンでないことは驚きだったそうです。 「麻疹は・・」 2回接種になりました。 「グレイト」(ったりめーだろ、でしょうね・・・) 「いまもHibはないのかい?」 いえ、最近認可されました。 「そりゃよかった。ルチンなのかな?」 いいえ 「(ため息)」 当時、日にはなかったそうですが、その理由が「日の子どもはHibで髄膜炎にあまりならない」という説明だったそうです。(むか!)

    日本のこどもはならないんですよ - 感染症診療の原則
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    agrisearch 2011/06/22
    「「ワクチンだけなぜこんなにout of dateなんだ?」 サイエンスやエビデンスより優先される理屈がどこかにあるのです。」
  • リスコミ again - 感染症診療の原則

    リスクコミュニケーション(リスコミ)を最初に学んだときに、講師から「コミュニケーション論」になりやすいから、現場の実務者は注意しなさい、といわれました。 (論じることが主目的の人はまた別) (リスクの管理やコミュニケーションは分野によって少しずつ広義・狭義の概念や定義が違うので別途詳しい資料をご参照ください。ここでは健康問題で扱う場合、の話です) 論じることが楽しくなったり目的化するとずれるよ、という意味です。 目的は別のところにある。 だいぶ前の話ですが、勉強をはじめた当初の研修会講師はCDCの人でしたので、感染症含めた健康問題関連でした。 日と同様に、感染症全般というよりは、品安全の人たちの意識や経験知が高いことがよくわかりました(つぎ込まれているお金の額も違う)。 このあたりはソーシャルマーケティングなどとかぶる面も多いので楽しみながら学んでいました。 次にたまたまリスコミについ

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