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  • 日本人の読み書き能力、本当に高かった? 最新研究で揺らぐ常識

    人の識字能力は昔から世界でトップクラスだった――。ぼんやりとこんな印象を抱く人は少なくないのではないだろうか。この「常識」のよりどころの一つとなってきたのが、敗戦直後の1948年にGHQ(連合国軍総司令部)の後押しで実施された「読み書き能力調査」だ。識字能力が全くない人は1.7%と少なく、「日人は読み書き能力が高い」という主張に援用されてきた。だが、この解釈には再考の余地があるとする研究成果が最近になって発表された。どういうことなのか。研究チームを率いた国立国語研究所の横山詔一教授(社会言語学)に話を聞いた。 民主化の基盤として読み書き能力を重視したGHQ まずはGHQの占領下で実施された「読み書き能力調査」について、簡単に説明したい。横山教授によると、米国を中心としたGHQは、日の民主化を進める上で、識字能力を重要な基盤の一つと位置付けていた。特に重視されたのが、当時の中心的なマ

    agrisearch
    agrisearch 2024/04/04
    「「常識」とは真逆の結論が報告書には記されていた」「『日本人の読み書き能力は昔からずっと高い』との認識は、課題を抱えている人が身近にいることを見えづらくする可能性がある」
  • 英語の成績、デジタル教科書使用で向上 つくば市教委など共同研究

    茨城県つくば市教委や東京書籍などの研究チームはこのほど、市内の小中学校など計12校で行ったデジタル教科書に関する実証研究についての結果をまとめ、報告書を公開した。英語力に関してリーディング、リスニングともにデジタル教科書使用開始直後に比べ、成績が向上したことが分かった。研究チームでは今後、学習者の行動パターンの類型化などの研究を進め、デジタル教科書の使いやすさの向上などに役立てるとしている。 実証研究はつくば市教委と東京書籍のほか、東北大学大学院情報科学研究科・堀田龍也研究室と、デジタル教科書向けのICTプラットフォームの開発などを手掛ける㈱Lentrance(東京都千代田区)が共同で実施。2021年10月から22年3月末まで、つくば市内の公立小学校6校、中学校5校、義務教育学校1校で行った。 小学校の国語、社会、保健、中学校の英語技術・家庭の各教科で、文の朗読やより学びを深められる動

    英語の成績、デジタル教科書使用で向上 つくば市教委など共同研究
  • AIが読める学校HPを無償提供 新井紀子氏が新プロジェクト

    国立情報学研究所の新井紀子・社会共有知研究センター長は8月27日、AIが読める学校ホームページを無償で提供する「edumapプロジェクト」を開始すると、同研究所主催の「NetCommons ユーザカンファレンス 2019」で発表した。学校の基情報や緊急情報をAIが自動的に判読できる環境を整えることで、災害時の避難状況の把握や、学校が発信する情報の多言語対応などが可能となり、学校間での不審者情報共有なども円滑になると期待される。 edumapは、同研究所が2005年に教育機関向けオープンソースソフトウエアとして提供を開始した「NetCommons」をベースとし、行事カレンダーやブログ、資料ダウンロードなどの機能を標準装備したクラウド型ホームページ運営サービス。ホームページに必要な情報を、パソコンで文書作成する感覚で簡単に編集できる。 この他にも、変更の決済を管理職が行える機能や、校務などに

    AIが読める学校HPを無償提供 新井紀子氏が新プロジェクト
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    agrisearch 2019/08/29
    「edumapプロジェクト」https://edumap.jp/
  • 教育長が陳謝、茨城県議会 部活の運営指針やり玉に

    「やる気のある子供たちにどう応えていくのか」。6月12日に開かれた茨城県議会文教警察委員会で、県教委が5月に策定した運動部活動の運営指針がやり玉に挙げられた。委員らが「なぜこの時期に策定されたのか」と県教委に詰め寄り、柴原宏一教育長が異例の陳謝に追い込まれる事態となった。 県議会常任委員会の文教警察委員会は12日、県教委の策定した公立中・高校の運動部活動の運営指針を示したガイドラインを取り上げた。ガイドラインは授業前の朝練習を原則禁止とし、中学は週2日以上、高校は週1日以上の休養日を設けるよう求めている。委員は「やる気がある生徒にどう応えていくのか。当に生徒のことを考えて方針を作ったのか」とただした。さらに「生徒は頑張っている。一律に方針を決めるのはいかがなものか」「生徒や顧問などの声をきちんと聞いたのか」と批判した。 委員は5月の策定時期について「性急ではないか。結論ありきのように感じ

    教育長が陳謝、茨城県議会 部活の運営指針やり玉に
  • 声量を学べるアプリ 発達障害の子供支援で無料配信

    こえキャッチの画面㈱LITALICOはこのほど、発達障害の子供を支援するスマートフォンアプリの新作として、ゲームアプリ「こえキャッチ」の無料配信を開始した。スマートフォン・タブレットの音声入力機能を利用し、発達障害のある子供にとって難しいとされる、“声の大きさのコントロール”を楽しく学べる。 対象年齢は3歳から。同アプリのサイトからダウンロードできる。 「声量のコントロール」は、他者とコミュニケーションを図る上で重要な要素だが、目に見えない概念を理解しづらい発達障害のある子供にとって、時や場所など、環境に合わせて適切な大きさの声を出す行為が困難な場合がある。

    声量を学べるアプリ 発達障害の子供支援で無料配信
    agrisearch
    agrisearch 2017/08/19
    「こえキャッチ」
  • 農業やAIテーマに あいちSTEM教育推進で指定校

    愛知県は、研究指定校13校で、STEM(科学・技術・工学・数学)4分野に関する研究や教材開発を行う「あいちSTEM教育推進事業」を実施する。 理工系大学と連携してSTEMに重点を置いた教育課程を研究する「あいちSTEMハイスクール」は瑞陵高校、大府東高校、半田農業高校、岡崎工業高校、豊橋工業高校の5校。STEM分野の教材開発などを通して、理数工学の指導者を育成する「あいちSTEM教育力強化研究校」は、春日井工業高校、春日井商業高校、古知野高校、東海商業高校、松平高校、猿投農林高校、刈谷工業高校、新城高校の8校。 同事業がめざすのは「ものづくり愛知の未来を担う理数工学系人材」の育成。国内随一の製造業集結地でありながら、若者にみられる近年の理系離れの傾向を懸念して、県立高校を対象に今年度から立ち上がった。 「あいちSTEMハイスクール」指定校の一つである半田農業高校では、中部大学と連携して、植

    農業やAIテーマに あいちSTEM教育推進で指定校
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