昨年7月の記録的大雨では、秋田市や五城目町などの農地や農業用施設に大きな被害が出た。今後、本格的な復旧工事が始まる見通しだが、土木業者の人手不足や工事が集中することにより入札不調が起きる可能性がある。県などは「今年のコメの作付けに間に合わない恐れもある」としている。 「これほど田んぼに影響が出るとは」。山あいの秋田市上新城湯ノ里に住む佐藤公世さん(74)は、所有する田んぼ脇にある山林が大雨で崩れ、田んぼに土砂が流れ込んだ。水に漬かった所もあり、3・3ヘクタールのうち4分の1ほどに当たる0・8ヘクタールで収穫ができなかった。
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