機械学習の概要や歴史から、botやWebアプリの作成まで網羅した、初心者向けの全24回の学習教材を米MicrosoftがGitHub上に無償公開している。12時間程度で学べるという。
iPad Pro 2021に対する「お、おう」感を分析する:小寺信良のIT大作戦(1/3 ページ) 新しいiPadが発売されるたび、これ1台でビジネスとかiPadだけで仕事云々(うんぬん)といったエントリーがネットにあふれ出す。世の中にはどうしてもiPadを仕事に使いたい、というかこれだけ持っていけば大丈夫なシナリオを描きたい人というのが一定層いらっしゃるのである。 そんなふうに書くと「お? ナニかオマエ、Apple Disなの? お?」と絡まれてしまうのだが、筆者が初めてApple製品を購入したのは1990年のことで、Macintosh SE/30以来のAppleユーザーなので、どうか見逃してほしい。 で、話を戻すと、そうした記事を量産していらっしゃるライターの方を記者説明会の際にお見掛けしたら、颯爽(さっそう)とノートPCを広げられて盛大にズッコケたことがある。まあ「オシゴト」でやられ
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米Google ResearchとGoogle Brainの研究チームが開発した「NeRF in the Wild」(NeRF-W)は、観光客などが撮影してインターネットで公開している建造物の写真を組み合わせて3次元化する、機械学習ベースの手法だ。 3次元にしたい建造物を一から撮影するのではなく、一般人が撮影した大量の写真データ群を使うのが特徴。手間を省き、忠実度が高いリアルな合成画像を作り上げる。 今回の手法は、Googleが以前にカリフォルニア大学バークレー校などと共同開発した「Neural Radiance Fields」(NeRF)をベースにしている。NeRFは、さまざまな角度から
KORGは同社の音楽制作アプリ「KORG Gadget」をVR化した。2021年中に「Oculus Quest」などのVRプラットフォームで公開する。価格などの詳細は不明。 KORGがYouTubeで公開した動画では、シンセサイザー、サンプラー、ドラムマシン、ベースマシンなどさまざまな電子楽器の統合ソフトであるKORG GadgetをVR化し、その操作画面をマルチスクリーンに投影している様子が映し出されている。この「KORG Gadget VR」はOculus Quest 2で動作し、ハンドコントローラーを使わずに両手によるハンドトラッキングで操作している。 KORGの他に、Nintendo Switch版Gadgetを制作しているDETUNEがクレジットされている。表示から、開発に「Unreal Engine」を使っていることも分かる。 従来のアプリ版KORG Gadgetでは3Dモデリ
初の国産ジェット「三菱スペースジェット」の事業凍結、日本が得意だったはずの電池技術でテスラの後塵を拝するEV(電気自動車)関連業界、中国企業との技術格差が拡大するばかりのドローン(無人機)など、日本のモノ作りが次々とダメになっている。一連の凋落(ちょうらく)の背景には何があるのだろうか。 重要技術で日本連敗 三菱重工は10月30日、1兆円以上の費用を投じて開発を進めてきた、国産初の民間ジェット旅客機「三菱スペースジェット」の開発を事実上凍結する方針を明らかにした。三菱スペースジェットは開発が遅れに遅れ、6度も納入を延期してきたが、現時点においても納入できる見通しは立っていない。同社ははっきりと説明していないが、事実上の撤退と考えて良いだろう。 航空機の製造はかつては米欧企業の独壇場だったが、近年はブラジルや中国など新興国のシェアが高まっている。三菱がなかなか撤退に踏み切れなかったのは、同社
平井卓也デジタル改革担当相は11月17日の定例会見で、中央省庁の職員が文書などのデータをメールで送信する際に使うパスワード付きzipファイルを廃止する方針であると明らかにした。政府の意見募集サイト「デジタル改革アイデアボックス」の意見を採用した。内閣府、内閣官房から取り組みを始め、他省庁については利用実態を調査する。 zipファイルの廃止は内閣官房が16日に開催した、河野太郎行政・規制改革担当相らとの対話の場で取り上げられ、その場で採用が決まった。アイデアボックスでの支持が最も高かったという。 霞が関の職員らは文書データを添付する際、zipファイルに加工してメールで送信しており、これまではセキュリティ対策として慣例的にパスワードを別メールで送信していた。 河野氏との対話の場で平井氏は「zipファイルのパスワードの扱いを見ていると、セキュリティレベルを担保するための暗号化ではない」と指摘。河
AI企業のユビキタスエンターテインメント(UEI)は10月1日、前日付で解散したと発表した。発表文に解散の理由は書かれておらず、「突然の解散でご迷惑をおかけします」と謝罪している。 ドワンゴの初期メンバーの1人だった清水亮氏が2003年に創業した企業。深層学習用ハイスペックPC「Deep Station」シリーズを展開してきた他、2013年には、プログラミングが行える手書きベースのタブレット型コンピュータ「enchantMOON」を発売するなどして注目を集めた。 清水氏が長く代表を務めてきたが、今年3月末付で退任し、鳥居由規彦氏にバトンタッチしていた。2017年、UEIは、ソニーコンピュータサイエンス研究所とベンチャーキヤピタルのWiLとともに、AIベンチャーのギリアを設立 。清水氏は現在、ギリアの社長を務めている。 【訂正:2020年10月2日午後1時46分 記事初出時、社名を一部誤って
米IBMは8月20日(米国時間)、同社の量子コンピュータの性能が1月に発表したものから2倍に向上したと発表した。同社が提唱する「量子ボリューム」(QV)という指標で64に到達したとしている。 今回QV64を達成したのは、27量子ビットで構成されたシステム。1月の時点では28量子ビットのシステムでQV32を達成していたが、回路の最適化などハードウェアの改良を施すことでほぼ同じ量子ビット数ながら性能を向上できたという。 量子ボリュームは量子ビットの数だけでなく、エラー率や計算可能時間(コヒーレンス時間)などを総合的に考慮した指標。IBMは量子コンピュータの性能を年々2倍に増やすロードマップを描いており、その通りに進めば2030年までに量子コンピュータの実用化が見込めるとしている。実際には17年のQV4から、18年のQV8、19年のQV16、20年1月のQV32と順調に達成しており、今回は前倒し
九州大学やAtCoderらが手がける課題解決人材を育てる「アルゴリズム思考」教育とは何か?:講義をDX、地域課題も解決し人材育成も(1/3 ページ) 昨今のコロナ禍で、台湾のIT大臣ことオードリー・タン(唐鳳)政務委員の活躍が世界的に大きな注目を集めた。今はあらゆる社会課題の解決で当たり前にITが活用される時代だ。 そんな時代に必要なのが、課題をきちんと認識し、要件を定義し、解決の道筋を立てる能力だろう。残念ながら今の日本の教育には、こういった能力の開発に役立っている印象が弱い。後から次々と問題が露呈する政府や大企業のIT施策はその証左といえよう。 九州大学が、そんな状況を変えるべく立ち上がった。21世紀人に必要な新しい素養「アルゴリズム思考」を定着させようという取り組みだ。ただ「アルゴリズム思考」を教えるだけでなく、教え方を進化し続ける形にデジタルトランスフォーメーション(DX)し、さら
米国務長官のマイク・ポンペオ氏は8月5日(現地時間)、「中国共産党などの悪意ある攻撃者から国民と米企業を守るトランプ政権の包括的なアプローチ」、「Clean Network」プログラムの立ち上げを発表した。 プログラムは、「米国の重要な電気通信および技術インフラを保護するため」の以下の5つの取り組みで構成される。 Clean Carrier:中国の通信キャリアを米国の通信ネットワークに接続させない。既に米連邦通信委員会(FCC)にChina Telecomを含む中国4社への米中間のサービス提供の認可取り消しを要請した Clean Store:米モバイルアプリストア(米GoogleのGoogle Play Storeや米AppleのApp Storeを指す)からのTikTokやWeChatなど中国製アプリの排除 Clean Apps:Huaweiなどの中国メーカー製スマートフォンへの米国製の
富士通は5月19日、同社の親指シフトキーボードや関連商品の販売を終了すると発表した。1980年5月に発表した、親指シフトキーボード搭載日本語ワードプロセッサ「OASYS100」以来、40年の歴史に幕を閉じる。 販売・サポートが終わるのは、親指シフトキーボード2製品(FMV-KB613、FMV-KB232)と親指シフトキーボード搭載の企業向けノートPC1製品(FMCKBD09H)、親指シフト入力に対応したソフトウェア2製品(ワープロソフト「OASYS V10.0」とIME「Japanist 10」)。 ノートPCは21年3月、キーボードは21年5月に販売を終える。ソフトウェアは個人向けには20年9月まで、法人向けには21年5月まで販売する。ハードウェアのサポートは26年4~6月まで(ノートPCのみ4月まで、他は6月まで)で、ソフトウェアはOASYS V10.0の個人向けが23年9月、法人向け
米Google傘下のYouTubeは5月12日(現地時間)、「Google Play Music」のアカウントを「YouTube Music」に移行するツールの提供を開始したと発表した。ユーザーがYouTube Musicに慣れる時間を確保した後、年内にGoogle Play Musicを終了する計画だ。 本稿執筆現在、筆者の環境ではまだツールを使えないが、「間もなく転送できるようになります」とある。 移行できるもの Google Play Musicのほぼすべてのデータと設定がYouTube Musicに移行できるようだ。移行されるのは、 Google Play Musicライブラリ(アップロードした曲と購入した曲、プレイリストとステーション、ライブラリ内のアルバムと曲) 高評価と低評価(高く評価または低く評価した曲) サブスクユーザーの場合、定期購入の支払い情報 なお、YouTube
AIを使って故人の歌声で新曲ができたり、CGでその姿で振り付けをしたり、VRで逢ったりすると、ほぼ漏れなく“冒涜(ぼうとく)警察”が出動してくる。それが写真ならどうだろう? あの人を被写体にした写真はもう撮れない。手元に残ったのは、解像度が低く、ぼやけた写真だけ。そんな人向けの、革新的なモバイルアプリが登場した。 そのアプリ「Remini」は、思い出を意味するreminiscenceという英単語に由来する。時間が経過したほうが記憶を明確に思い出せるという心理学用語でもある。このアプリの意図はそこにあるのだろう。 過去に撮影した写真に映った人物の顔がぼやけていても、あるべき姿をAIで推定し、補正してくれる。そんな技術だ。開発者は「映画スタジオレベルの修復技術」だと称している。 Remini is an online real-time photo enhancing app. Fully l
2019年、日本の囲碁界は“史上初”の連続だった。 4月に仲邑菫(なかむらすみれ)初段が10歳で最年少プロになると、9月には17歳の上野愛咲美(あさみ)女流棋聖が、全棋士が参加する一般棋戦で女性初の準優勝を達成。10月には芝野虎丸八段が史上最年少の19歳で7大タイトルを獲得するなど、若手棋士の活躍が目立った(いずれも当時の年齢・称号)。 なぜ、若手棋士の快進撃が続いているのか。それには、近年進化が目覚ましい囲碁AIが関係しているという。囲碁AIに詳しい大橋拓文六段は、「若手棋士はAIを使った研究や検討を当たり前に行っています。もともとの実力もありますが、AIの使い方がとてもうまいんです」と話す。 もちろん囲碁AIを使っているのは若手棋士だけではないが、年代によってAIとの関わり方は異なるようだ。大橋さんは「僕らの世代(35歳)以上は、AIを使う人と全く使わない人ではっきり分かれている印象で
現在のほとんど全ての英数キーボードにおけるControlキーの位置は、一番左の一番下にある。それに対してHHKB(Happy Hacking Keyboard)は発売されて20年以上、Aキーの左隣にControlを配置し続けている。HHKBを開発・販売するPFUはなぜそこにこだわるのか? MS-DOSの時代に一斉を風靡したNECのPC-9801の、そしてApple Macintoshの初代JISキーボードはAキーの左隣にControlキーが配置されている(正確にはPC-9801ではAのすぐ左はCaps、そのまた左がControlだった)。てっきりこの辺りがHHKBのキー配列の原点なのだろうと思っていたのだが、その仮説はあっさり覆された。 PFUの松本秀樹広報戦略室長は、このキー配列はSun type3キーボードを参考にしたのだと話す。現代人はほぼ知らないであろう、伝説的なコンピュータに使わ
AI開発などを行う「Daisy」代表の大澤昇平氏のツイッター上での発言が話題となっています。自分の会社では「中国人は採用しません」と不適切発言したことを受け、ネット上で「人種差別」といった批判が集まりました。 (※編集部注 12月1日にツイッター上で謝罪) 本件に対する責任の取り方について、自社との関係においては本人が代表であるため、自身で進退を決めるか、株主の意向によっては代表を解任される可能性があります。 一方で同氏は、東京大学大学院情報学環・学際情報学府の特任准教授という立場も有しています。東京大学との関係においては、雇用契約を結んでいるものと考えられます(「東京大学特定有期雇用教職員の就業に関する規程」において、特任准教授は雇用契約に基づき就業するものとされていることより推定)。 東京大学は11月24日、Webサイト上にて越塚登・情報学環長・学際情報学府長名で、大澤氏のツイッター上
長期間ログインの形跡がない、いわゆる「休眠アカウント」を削除する方針を米Twitterが打ち出した。同社は休眠アカウントの所有者に対し、12月11日までにログインがない場合にアカウントを削除するという警告メールを送っている。 この方針に対し、Twitter上では「故人のアカウントも削除されてしまうのか」「アニメ過去作の公式アカウントも活動の様子がないと消されてしまうのでは」など、懸念する声が相次いでいる。Twitterの東京トレンドと日本トレンドにも「休眠アカウント削除」が上がっている状態だ(27日午後5時時点)。 例えば、米Facebookであれば故人のアカウントを遺族や友人が管理できる「追悼アカウント」という機能がある。Twitterでは、休眠アカウントの削除に際して故人の記録をどのように考えているのか。 ITmedia NEWSの取材で、Twitterは現時点で「故人のアカウントは削
Googleは11月29日、メッシュ型Wi-Fi(無線LAN)ネットワーク機器「Google Nest Wifi」を発売する。Googleストア(Web直販)価格は、外部ネットワークに接続する「ルーター」が1万9800円、Wi-Fiのエリアを拡張する「拡張ポイント」が1万8150円、ルーターと拡張ポイントのセットが3万1900円(いずれも税込み)で、主要な家電量販店でも販売される。 製品の概要 Google Nest Wifiは、日本で2018年4月に発売された「Google Wifi」の後継製品。Google Wifiは1台でルーターと拡張ポイントを兼ねていた(=同じハードウェアを使っていた)が、Nest WiFiでは先述の通りルーターと拡張ポイントを別のハードウェアとした。通信は従来比で最大2倍高速化し、通信範囲は最大25%広がっているという。 メッシュWi-FiのネットワークはIEE
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