【衝撃事件の核心】 「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」。東京都目黒区のアパートで3月、船戸結愛ちゃん=当時(5)=が死亡し、保護責任者遺棄致死容疑で両親が逮捕された事件では、結愛ちゃんは死亡直前にも父親に激しく殴られ、嘔(おう)吐(と)を繰り返していた。早朝の勉強など10項目以上の“ルール”を課せられ、守れないと暴行が待つ地獄の日々。細る手でノートにつづった最後の願いすら、両親に届くことはなかった。 ■電灯・暖房なく、食事制限も 結愛ちゃんは母親の優里容疑者(25)の連れ子で、雄大容疑者(33)との間に生まれた弟(1)を含む家族4人でアパートに暮らしていた。両親は弟を食事や病院に連れて行くことはあったが、結愛ちゃんを外に連れ出すことはほとんどなかった。 捜査関係者によると、結愛ちゃんは電灯、暖房もない部屋で1人で寝かされていて、結愛ちゃんの部屋から「はをみがく/かおをあらう/べん