衆院予算委員会で尖閣ビデオ画像一般公開の可否を検討する書類を見る仙谷由人官房長官。書類左上の「厳秘」は赤く記されている=8日午前、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影) 中国漁船衝突事件映像の一般公開の可否を検討する機密資料を、衆院予算委員会で広げたため写真撮影され、情報管理が甘いと指摘された仙谷由人官房長官。当人は「私的な資料で機密ではない」と言い張ったが、仙谷氏がこれまでにカメラの前にさらしてきた資料に、省庁作成の機密の公文書も含まれていることが10日、分かった。 見つかったのは8日の衆院予算委の1シーン。仙谷氏の手元にあるのは、撮影ビデオの保管状況や流通経路を詳細に記した機密文書で、左上には機密を示す赤いマークがあるが、右上には、文書を作成した法務省と海上保安庁の名称が書かれており、私的文書でないことは明白だ。 ビデオ流出では情報管理の重要性を語った仙谷氏だが、自身の情報管理は、以前か