夏場は農業用水の排水路として機能する、近所の「三夜川」がクリスマス寒波で凍結した。三面舗装の底が見えるまで水量が減り、ほとんど流れていないのと同じ状態になった。そこからの連想――。 私が住む地域はいわきの平地、海抜でいえばせいぜい5メートルほどのところだろう。そんな地域でもたまり水が凍るのだから、山間部ではもっと深く、広く凍結しているに違いない。ハマ・マチ・ヤマ――いわきをそう区分する癖があるので、冬の凍結状況はその三層区分によって、ヤマに行けばいくほど厳しいことが容易にわかる。 海抜200メートルほどの夏井川渓谷も、夜は外気が氷点を下回る。10日ほど前、無量庵の濡れ縁にある雨だれ受けの浅鉢が凍結していた(=写真)。生ごみを埋めようと畑にスコップを入れたら、10センチ近く土が凍っていた。毎年そうだが、今年は凍り方がちょっと早い。 1週間前の新聞(朝日・福島浜通り版)に「庭土凍り木立も/線量