スウェーデン王立アカデミーは10月9日、2007年のノーベル物理学賞を、巨大磁気抵抗効果(Giant Magneto-Resistive)を発見したアルベール・フェール博士(69)とペーター・グリュンベルク博士(68)に授与すると発表した。 2人は1988年、磁界を与えることで電気抵抗が大きく変化するGMR現象を同時に独立発見。GMRはその後、HDDの大容量化に不可欠な技術として活用され、ITの発展にも大きく貢献している。 フェール氏はフランス・パリ南大学教授、グリュンベルク氏はドイツ・ユーリヒ固体物理研究所所属。2人は今年の日本国際賞を受賞している。
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