ブックマーク / xtech.nikkei.com (67)

  • 生成AIで水枯渇リスクが顕在化、GPTはクエリー10回でペットボトルを空にする

    生成AI人工知能)のブームで建設ラッシュが続くデータセンター。サーバーメーカーは好況に沸くが、その裏で「資源枯渇」のリスクが顕在化しようとしている。サーバーを冷やすための「水」について専門家は「緊急措置」が必要だと警鐘を鳴らし、送電線やネットワークケーブルに必須の「銅」は2024年5月に史上最高値を更新した。国際エネルギー機関が4年で電力消費量が2倍になると予測するなか、貴重なエネルギー資源から生み出す電気が不足する恐れも高まってきた。 「水」「銅」そして「電気」。需給バランスが崩れれば価格高騰は必至だ。第1回のテーマは水不足。データセンターの冷却に大量の水が必要となり、枯渇リスクが高まっている。 世界気象機関(WMO)が「観測史上、最も暑い夏」と認定した2023年に続いて、2024年も記録的な猛暑となった。欧州連合(EU)の気象情報機関によれば、月ごとの世界平均気温は2024年6月まで

    生成AIで水枯渇リスクが顕在化、GPTはクエリー10回でペットボトルを空にする
  • 開発者の「ノンコア業務」を軽減、APCがIT人材不足解消の新手サービス

    2030年には最大79万人のIT人材が不足するとされる「2030年問題」。経済産業省が「IT人材需給に関する調査」で予測したこの数字に、開発の現場は無関係ではいられない。クラウドの進展とともに1人の開発者がカバーしなければならない技術領域は拡大。開発者の負担が増え、開発者不足が顕著になっている。 「(開発現場は)人材の取り合いのような状況になっている。一方で社内に人材はいるにも関わらず、組織的な課題で開発を進めづらい、生産性を上げられない企業もある」。DX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた内製化の支援などを手掛けるエーピーコミュニケーションズ(APC)の上林太洋取締役ACS事業部長はこう話す。 2024年7月9日に開催された「Platform Engineering Kaigi 2024」でのエーピーコミュニケーションズのブース。200人近くの開発者がプラットフォームエンジニア

    開発者の「ノンコア業務」を軽減、APCがIT人材不足解消の新手サービス
  • 「家の土台」をつくる重要な仕事、インフラエンジニアが担う役割を知る

    ITエンジニアと一口にいっても、実際にはさまざまな職種がある。具体的にどんな職種があるかを紹介していく。 ②システムの土台を作るインフラエンジニア 作り上げるWebシステムを住宅にたとえると、“家”の部分を作るのがWebエンジニアです。一方、インフラエンジニアが担当するのは基礎や配線、配管など、土台にあたる部分です。住宅は人が過ごす部分だけでなく、そうした土台もしっかり作らないとならないことは皆さんもおわかりでしょう。インフラはあらゆるシステム開発にとって重要であり、システム全体を支えています。インフラエンジニアが担当する範囲は広く、細分化された領域ごとに担当する職種が存在します。個々の職種については後述するので、先にインフラの構築全体を通してエンジニアの役割がどうなっているのかについてご説明します。 インフラエンジニア仕事は、設計、構築、運用の3段階に分けられます。 まず、インフラ設計

    「家の土台」をつくる重要な仕事、インフラエンジニアが担う役割を知る
  • こんなにある! ITエンジニア職種図鑑

    ITエンジニアと一口にいっても、実際にはさまざまな職種がある。具体的にどんな職種があるかを紹介していく。 第3回 Webデザイナーにプロジェクトリーダー、まだまだあるITエンジニアの職種 情報セキュリティを専門に担当し、システムを攻撃から守ることを仕事としているのが「セキュリティエンジニア」です。一定のレベルのセキュリティを保つには、あらかじめセキュリティに配慮したシステム設計が必要です。 2024.06.26 第2回 「家の土台」をつくる重要な仕事インフラエンジニアが担う役割を知る 作り上げるWebシステムを住宅にたとえると、“家”の部分を作るのがWebエンジニアです。一方、インフラエンジニアが担当するのは基礎や配線、配管など、土台にあたる部分です。住宅は人が過ごす部分だけでなく、そうした土台もしっかり作らないとならないことは皆さんもおわかりでしょう。 2024.06.25 第1回 実

    こんなにある! ITエンジニア職種図鑑
  • 低負荷の作業を「低電力Eコア」に丸投げ、主力は休んで消費電力を抑える最新CPU

    Core Ultraのタイル・アーキテクチャーで注目したい部分がある。従来のチップセットに相当する「SoCタイル」だ。 もともとチップセットは、パソコンに搭載されているパーツの動作を管理するものだ。ところが、新しいSoCタイルはその範ちゅうに収まらない。NPUや低電力Eコアなどのプロセッサーも搭載しており、単体で動作する。それが省電力化に大きく寄与している。 今回のタイル・アーキテクチャーには、さまざまなプロセッサーが分散して配置されている。主力のCPUは「コンピューティング・タイル」に配置され、GPUは「グラフィックス・タイル」に置かれている。これら多種多様のプロセッサーが巧みに役割分担しながら、処理性能向上と省電力を実現している。その仕組みを詳しく見ていこう。 まずは「コンピューティング・タイル」のCPUからみていこう。ここには「Pコア」「Eコア」の2種類のCPUがある(図1)。 図1

    低負荷の作業を「低電力Eコア」に丸投げ、主力は休んで消費電力を抑える最新CPU
  • パナソニックとリコーが進めるIoTセキュリティー、企画段階からの脆弱性対策が鍵

    パナソニック ホールディングス(HD)門真拠点の一角に、「製品セキュリティセンター」がある。デモスペースにはインターホンなどの製品が並び、モニターに示された世界地図にはサイバー攻撃を示す矢印が飛び交う。 「出荷前にリスクをどれだけ縮小できるかが重要だ」。パナソニックHDの中野学製品セキュリティセンター部長はこう断言する。 経済産業省は2024年度中に、IoT(インターネット・オブ・シングズ)製品のセキュリティーを評価する制度を始める。制度への対応を迫られるIoT製品メーカーにとって、鍵となるのが製品の企画・設計段階からセキュリティー対策を組み込む「セキュリティー・バイ・デザイン」の考え方だ。 パナソニックHDは洗濯機や空調設備、車載装置など様々なIoT製品を手掛ける事業会社を抱えており、製品のセキュリティー対策に力を注ぐ。セキュリティー・バイ・デザインを担う人材として主に開発部門の技術者や

    パナソニックとリコーが進めるIoTセキュリティー、企画段階からの脆弱性対策が鍵
  • 会社に「行きたいと思わない」人が約7割、働き方を巡る3つの課題

    新型コロナウイルスの感染症拡大により日企業が在宅勤務を緊急導入してから4年、ビジネスパーソンの働き方はどこまで進化を遂げたのか――。調査を通じて実態に迫る特集の2回目は、在宅勤務と出社それぞれにおける3つの課題を探る。 日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボは「ワークスタイルに関する動向・意識調査」を2020年春から定期的に実施しており、2024年4月に最新となる9回目の調査をした。最新の結果によれば、週3日以上テレワークする人の割合が2年ぶりに増えたと、前回の記事で述べた。危機対応の目的で在宅勤務をするコロナ禍の「第1フェーズ」から、出社回帰が進んだ「第2フェーズ」を経て、働く場所を自律的に選ぶ「第3フェーズ」に差し掛かっていると書いた。 一方で課題も残る。例えば時間の使い方など自己管理だ。「あなたがテレワークを利用する際に不便・不安と感じる点や、テレワーク利用の阻害要因になる

    会社に「行きたいと思わない」人が約7割、働き方を巡る3つの課題
  • 安全性が低いネットワークに無理やり誘導、全ての無線LAN機器を脅かす脆弱性

    無線LANを利用する全てのパソコンやスマートフォン(Wi-Fiクライアント)が影響を受ける新しい脆弱性が報告された。この脆弱性を悪用すれば、ユーザーが来接続しようとしていたネットワークよりも安全性が低いネットワークに誘導できる。Wi-FiクライアントのVPN(仮想閉域網)機能を無効にされる場合もあるという。 一体、どのような脆弱性なのだろうか。 原因はWi-Fiの標準規格 今回の脆弱性は、VPN製品などを評価するWebサイト「Top10VPN」が2024年5月14日に公表した。同社の研究者やベルギーのルーヴェン・カトリック大学の研究者によって明らかにされ、論文にまとめられた。 脆弱性の識別番号は「CVE-2023-52424」。原因は、Wi-Fiの標準規格「IEEE 802.11」に存在する。標準規格が原因なので、OSやメーカーにかかわらず全てのWi-Fiクライアントが影響を受ける。 I

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  • 「社会実装できるITエンジニアの給与は確実に上昇」、ウルシステムズ漆原会長

    グローバルに比べて伸びも抑えられ、世界72カ国中26位に沈む日ITエンジニアの給与。どうすればその給与はアップするのだろうか。日ITエンジニアの給与はなぜ低いのか。様々な立場の識者4人に聞いていく。 「価値を出せるITエンジニアの給与は確実に上昇している」とウルシステムズの会長で創業者の漆原茂氏は日ITエンジニアの処遇についてこう強調する。同社は独立したITベンダーであり、ユーザー企業の情報システム部門を支援するコンサルティングサービスなどを手掛ける。ITベンダーから見たITエンジニアの給与の現状と給与をアップするための方策を聞いた。 日ITエンジニアの平均給与は3万6061ドル(1ドル=150円換算で約540万円)で、世界26位という結果があります。この状況をどう見ますか。 少し安いなという印象を受けました。企業向け情報システム構築に携わるITエンジニアの給与はもう少し高

    「社会実装できるITエンジニアの給与は確実に上昇」、ウルシステムズ漆原会長
  • 自宅のWindows 11環境をSSDに入れて持ち歩く、「EaseUS OS2Go」で実現

    今やどこに出かけても、何らかの手段でパソコンが利用できる時代。ほぼ手ぶらで出かけ、知人宅やホテルなどのパソコンで自宅と同じ環境が利用できたらどんなに便利だろう。有料アプリを使えばこれが可能だ。外付けストレージに自宅のWindows環境を丸ごとコピーして、別のパソコンを起動できる(図1)。まさに夢のような話だ。 図1 有料アプリを使うと、Windowsが入った自宅のパソコン環境をSSDにコピーし、外出先のパソコンで利用できる。デスクトップパソコンの環境でも外に持ち出せるので便利だ USBメモリーは全然ダメ SSDならサクサク動く 利用する外付けストレージとしては、持ち運びが楽なスティックSSDUSBメモリーが思い浮かぶ。しかし、実際に試してみると、まともに使えたのはSSDだけだった(図2)。SSDは起動用ディスクの作成も短時間で済み、別のパソコンでの起動も45秒と高速。動作も快適で、Edg

    自宅のWindows 11環境をSSDに入れて持ち歩く、「EaseUS OS2Go」で実現
  • 「IBM版」Notes/Dominoのサポート終了巡り混乱、企業は主体的に情報収集を

    グループウエア「Notes/Domino」のうち、米IBMが提供元となっていたV9.0とV10.0のサポートが2024年6月1日で終了する。これを巡り対象製品のユーザー企業などの間で「混乱」が生じている。競合製品のベンダーによる必ずしも正確でないプロモーションが一因だが、混乱の原因はそれ以外にもありそうだ。 サポートが終了するこのタイミングで、Notes/Dominoをリプレースしよう――。こんな宣伝文句でNotes/Dominoから、他のグループウエアやSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)への移行を訴えるITベンダーが2024年5月中旬時点で、複数存在している。 「この宣伝は不正確な情報だ」。現在、Notes/Dominoを開発・販売するインドIT大手のHCL Technologies(HCLテクノロジーズ)の日法人であるエイチシーエル・ジャパン(HCLジャパン)の担当者はこう

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  • 新たなサイバー攻撃「Loop DoS」 攻撃者のパケット1つで無限に続く

    DoS(Denial of Service)攻撃の新たな手法が見つかった。名前は「Loop DoS(ループDoS)」。ドイツセキュリティー研究者らが2024年3月に報告した。実際の悪用は確認されていないが、世界で約30万台のサーバーが被害に遭う可能性があるという。

    新たなサイバー攻撃「Loop DoS」 攻撃者のパケット1つで無限に続く
  • ユニリーバ・HSBC・シーメンス、厳密なジョブ型よりスキルベース組織に軸足

    人材不足の度合いが深刻さを増すIT業界。求められる人材やスキルをどう変化させ、マッチさせていくかが適所適材な労働市場へのカギになる。三菱総合研究所(MRI)の大内久幸氏の寄稿によるこの特集では、IT業界に焦点を当て、どのようにすれば学び、行動し、活躍する人材が増えるのかを米国のジョブポスティング(求人票)データなどの例を使いながら考察する。 第2回以降では、「人材流動化」と「スキル変化」の潮流を見据えて企業や個人がどのように取り組むべきかを、欧米での動向を紹介しつつ提言したい。今回は欧米企業や機関で導入が進む「スキルベース組織」と、スキル可視化のための「共通言語」とは何かを紹介する。 近年、IT企業を含め日企業は「ジョブ型」人事制度を取り入れ始めた。ジョブ(職務)に根ざし、企業があらかじめ定義した職務内容に基づいて報酬を設定し、人材を採用・評価する制度だ。職務記述書(ジョブディスクリプシ

    ユニリーバ・HSBC・シーメンス、厳密なジョブ型よりスキルベース組織に軸足
  • 縦長のWebページ全体を画像で保存、メニューから選べるEdgeがChromeより便利

    Webページを後から確認しようとして、お気に入りやブックマークに登録しても、そのWebページが削除されてしまうと役に立たない。印刷機能でPDF化する方法もあるが、その場合はレイアウトが崩れやすい。 見たままのWebページを手元に残す方法として、簡単かつ確実なのは画面をキャプチャーし、画像ファイルとして保存することだ。ただし、Windows付属の「Snipping Tool」は、画面に表示している部分だけが対象なので、縦に長いWebページでは、スクロールして何回も操作する必要がある。 こんなときは、Webブラウザーのキャプチャー機能を使おう。1回の操作でWebページ全体を画像として保存できる。 Edgeの場合は簡単。Webページを開いた状態で、メニューから「Webキャプチャ」を選べばよい(図12)。キャプチャーした画像が表示されるので、あとはファイルとして保存する(図13)。「手描き」機能の

    縦長のWebページ全体を画像で保存、メニューから選べるEdgeがChromeより便利
  • オープンソースソフトは何かの節目を迎えているのではないか

    オープンソースソフトウエア(OSS)が曲がり角というか、何か変えるべきタイミングに差し掛かっているような気がする。「Netscape Communicator」のオープンソース化やエリック・レイモンド氏の「ハロウィーン文書」が公開されるなどOSSが盛り上がった当初から、付かず離れず的な距離で接してきた。首まで深くどっぷり漬かってコミュニティーに愛された今は亡き同僚のT記者とは異なり、残念ながら筆者の顔は売れなかったがそれなりに気にはかけていた。 OSSは大いに浸透し、今やどこの企業システムをとってもOSSがまったく使われていないということは考えにくい。そもそもアプリケーションを動かすサーバーの多くがLinuxであり、OSSが関わっている。 サプライチェーン攻撃はOSS故なのか 最近、「OSSにとっての危機」と一部で指摘されている事件が起きた。Linuxでよく使われるファイルの圧縮/展開用ソ

    オープンソースソフトは何かの節目を迎えているのではないか
  • 放射線リスクのない核融合発電、日大・筑波大発新興が名乗り

    リニアイノベーションは日大学(左)と筑波大学(右)の核融合研究の成果を融合させて新方式の核融合実現を目指す(写真:日大学、筑波大学) 核融合による安全なエネルギー供給に向けて、新たな企業が参入した。2023年9月に創業したばかりの核融合スタートアップであるLINEAイノベーション(リニアイノベーション、東京・港)は、独自方式の核融合技術を開発する。放射線リスクのない同社の技術は、次世代のエネルギー源として期待が高い。 リニアイノベーションは、日大学と筑波大学から生まれたスタートアップだ。両大学が長年培った核融合技術を持ち寄り、それぞれの長所を生かした効率的な核融合炉を開発する。発電に利用できる商用核融合炉の実現に向けて、2030年代前半にも核融合による発電実証を目指す。

    放射線リスクのない核融合発電、日大・筑波大発新興が名乗り
  • リコーが日本語特化の自社開発LLMを発売、「AIインテグレーター」を目指す

    リコーは日語の処理性能を高めたLLM(大規模言語モデル)を開発し、同LLMを顧客ごとにカスタマイズして提供するサービスの販売を2024年4月から開始した。独自開発のLLMを起点に生成AI人工知能)関連事業を拡大することで、複合機の販売からデジタルサービスの提供へ、ビジネスモデルの転換を加速させたい考えだ。 LLMのパラメーター数は130億規模。リコーは米Meta(メタ)の「Llama 2」をベースに開発した。学習データの選定やデータクレンジングにより、正確な日語の文法で精度の高い回答を出すことに成功したという。日語の文書を要約したり、日語のFAQ(よくある質問)を自動で生成したりする用途を想定する。 「日語ベンチマークツール『llm-jp-eval』で他のLLMと性能を比較したところ、評価スコアの平均値が最も高かった」とリコーの梅津良昭デジタル戦略部デジタル技術開発センター所長

    リコーが日本語特化の自社開発LLMを発売、「AIインテグレーター」を目指す
  • 支援士試験でよく出題される「DNS」、仕組みと狙われるワケを押さえる

    情報処理安全確保支援士試験に頻出するネットワーク技術を具体的に見ていく。まずは特に問われることが多いDNSだ。DNSはインターネット通信の根幹を支えるネットワーク技術の1つである。宛先のドメイン名▼を手掛かりに宛先のIPアドレスを知るという「名前解決」を支える仕組みだ。 複数のサーバーに問い合わせ ドメイン名はツリー構造▼を取り、各階層の名称(ラベル)をドットで区切って表現する。右のラベルほど上位の階層だ。例えば「example.co.jp」というドメイン名を持つWebサーバーは、「jp」というドメインの配下の「co」ドメインに所属する「example」というホスト名▼のサーバーであることを示す。 名前解決の具体的な流れはこうだ。まず「example.com」を見たい利用者がパソコンのWebブラウザーにドメイン名を入力する。するとパソコンのスタブリゾルバー▼がキャッシュDNSサーバー▼にe

    支援士試験でよく出題される「DNS」、仕組みと狙われるワケを押さえる
  • 分からないでは済まされない「ファイアウオール」、支援士試験で構成図に頻出

    ファイアウオールに関する知識は、支援士試験で広く問われる。特に午後問題のネットワーク構成図にはファイアウオールが配置されていることが多い。 ファイアウオールは代表的なネットワーク機器▼の1つ。インターネットと組織内ネットワークの境界に設置し、両者を隔てる「壁」として機能する(図4-1)。

    分からないでは済まされない「ファイアウオール」、支援士試験で構成図に頻出
  • 「HTTPS」は支援士試験で出題頻度トップクラス、Webの通信をどう守っているのか

    情報処理安全確保支援士試験によく出るネットワーク技術として、2つ目に取り上げるのはHTTPSだ。HTTPSを身に付ける前提として、まずHTML(HyperText Markup Language)▼の転送に使うプロトコルであるHTTP(HyperText Transfer Protocol)を理解する必要がある。 メソッドを使い分けデータを取得 HTTPによる通信の流れについて、端末とWebサーバーのやり取りを例に見ていこう。HTTPで通信するには、まず端末とWebサーバーの間でTCP(Transmission Control Protocol)▼のコネクション(論理的な通信路)を確立する必要がある(図3-1(1))。 その際、端末とWebサーバーは接続要求(SYN(シン))と応答(ACK(アック))を計3回やり取りしてコネクションを確立する。「3(スリー)ウエイハンドシェーク」と呼ばれる

    「HTTPS」は支援士試験で出題頻度トップクラス、Webの通信をどう守っているのか