図書館断想:情報リテラシー教育という虚妄を読んで。 これは私の勝手なイメージなのだけれど、katz3さんが1段落目で述べられているような能力、いわば情報を批判的に読み解く能力は、日本では通常「メディア・リテラシー」と称されることが多いように思う。一方、図書館や電子ジャーナルの使い方、あるいはパソコンの操作方法などは、「情報リテラシー」と呼ばれ、katz3さんご指摘のように大学も含めた学校教育の中で行われる場合には「読み解き」の方ではなくこちらであることが多いようだ。 本来メディア・リテラシーには読み解くだけではなくメディアを使いこなす能力や情報発信力も含まれるはずだ。メディア・リテラシーへの取組みで有名なカナダを始め、欧米の方ではメディア・リテラシー教育は学校教育の中の(日本でいうところの)「国語」の時間に取り入れられ、「読み解き」と「制作」(自分たちで番組やCMをつくるとか)「発信」(自