菅義偉内閣の支持率が発足3カ月で急落した四つの要因 コロナ危機下で不可欠な内閣への世論の信頼回復は可能か 田中秀征 元経企庁長官 福山大学客員教授 直近の各種メディアの世論調査で、菅義偉内閣の支持率が急落、不支持率が増加している。新型コロナ感染症が「第3波」の拡大局面にあるとき、政府に対する国民からの信頼が薄れていくことは、なによりも恐ろしいことだ。 高支持率でスタートして3カ月。今、なぜ内閣支持率が急落したのか。まずは、その原因を突き止め、それを是正して内閣に対する信頼を取り戻すことが急務であろう。首相や政権からの指示や呼びかけに、多くの人が耳を貸さなくなるような事態は、どうしても避けなければならない。 10ポイント以上下がった内閣支持率 共同通信社が12月5、6の両日に実施した世論調査によると、内閣支持率は前回11月調査から12.7ポイントも下がり50.3%となった。一方、不支持率は前
福岡県の弁護士会が行った校則調査。 生徒や保護者などから聞かれたのは、いまだに存在する理不尽な校則や指導の数々だった。 特にひどかったのが、下着のチェック。 調査で浮かび上がったのは、悲鳴にも似た声。 生徒への聞き取り「廊下に1列で並ばされて、シャツの胸を開けて下着をチェックされる」、「男女一緒の体育館で、下着の色をチェックされる」 こうした下着の指摘は、男性の教師も行っていて、学校に行けなくなった女子生徒もいるという。 下着規制に違反した生徒は、違反していると、下着を学校で脱がされるという。 福岡市内全69校で一番多かったのは、髪形に関する規則。 街で普段よく見かける、ツーブロックの禁止。 なぜだめなのか、生徒が教師に尋ねると...。 生徒への聞き取り「ツーブロックがいけないのは、政府がそう言っている」 佐川民弁護士は「校則に書いていない内容でも制限されている。生徒自身が校則に疑問を持っ
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DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 日本を代表する小説家、村上春樹氏。幻想的な物語を書くことの多い村上氏だが、インタビューでは現実の政治や社会を辛辣に斬った。写真は朗読をしている様子 Photo by AZUSA TAKADA,TOKYO FM コロナ禍が浮き彫りにしたのは、日本の政治家が最悪という事実――そう話すのは、小説家の村上春樹氏だ。コロナから日本学術会議の問題、この国に必要なものまで、2020年の終わりにダイヤモンド編集部のインタビューで語った。前編・後編の2回で届ける。(ダイヤモンド編集部副編集長 杉本りうこ) コロナは突発事ではなく 何かずっと予感していたもの ――初めまして。 (記者の名刺をしげしげと見て)「ダイヤモンド」って、月刊誌でしたっけ。 ―
TVアニメ『彼女、お借りします』が投げかけ続ける問題:疑似恋愛商売の深淵と丸谷才一「花柳小説論ノート」の射程 (2023年7月8日追記:過去に執筆した文章を読み返し、一部の表現に反省すべき箇所があったと判断したため、本文に修正を加えました。) はじめに性産業におけるサービスの提供者とサービスの受益者の相互の軽蔑の度合いは、たいてい、ぼったくりのブティックに予想されるそれよりもはるかに強力である。 (デヴィッド・グレーバー(酒井隆史/芳賀達彦/森田和樹訳)『ブルシット・ジョブ:クソどうでもいい仕事の理論』岩波書店、2020年、44頁) 2020年9月、TVアニメ『彼女、お借りします』第1期の放送が終了した。本作に関する評価は賛否両論の様相を呈しているが、本作が雨宮天の代表作として挙げられるべき傑作となったことは否定できないだろう。本作が世に問われたことによって、『モンスター娘のいる日常』(2
2020年12月1日、ベルリン・ミッテ区の区議会は、同区に設置された「平和の像」の恒久設置に向けて、手続きを進める決議案を採択した。「平和の像」はアジア・太平洋戦争における日本軍「慰安婦」を象徴し、全ての戦時性暴力・性奴隷制に反対する意味が込められている。 この件は日本と韓国で注目を集めており、この決議は地元ドイツよりも早く、両国で報じられた。 「平和の像」は今年9月末、民間団体の「コリア協議会」の主導で、約1年間の期間限定で、ミッテ区のモアビート地区に設置された。ベルリンでは2019年、「あいちトリエンナーレ」で展示されていた「平和の像」と同じ作者によるモニュメントが、期間限定で設置されている。女性芸術家グループGEDOKが主催するイベントで、ブランデンブルク門前に展示されていた。 日本政府の妨害を想定して、「平和の少女像」の設置計画は、可能な限り秘密裏に推進された。9月末、設置の事実が
アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』が12月25日に公開された。原作は36年前の田辺聖子の小説で、17年前には実写化もされた。今回のアニメ映画(以下、本作)は『ジョゼ』の3つ目のバージョンとなる(注1)。 これら3つに共通する部分は多い。生まれつき足が不自由な女性・クミ子。同居する祖母は彼女を案じるあまり家に閉じ込めている。そこに健常者の大学生・恒夫が奇妙な縁から関わるようになり、クミ子はやがて自らをジョゼと名乗り始める。あやうい恋を営むジョゼと恒夫。そしてジョゼから見た外界の恐怖の象徴として登場する虎……。 一方で、結末は各々違う。原作ではジョゼは歪な関係性の中に束の間の幸福を見出す一方、破局の予感もはっきりと持っている。実写では恒夫が親に結婚を言い出せず、やがて逃げるように去る。
しかし、障害者の間でのイメージはかなり違う。「不倫騒動」よりはむしろ「健常者に都合の良い障害者像」や「障害に起因する問題を、社会の側ではなく本人のやる気や周囲の思いやりに回収してしまう考え方」の象徴として22年間にわたって批判され続けてきた。 乙武氏自身、「障害者の代表」とみなされることを避けるため、障害や差別などに関連する話題には口を閉ざしていた時期もある。そんな彼が今「優生思想」に言及したのは何故なのか。 乙武氏と同じく身体障害者手帳1級を所持する重度脳性麻痺者のライター、ダブル手帳(@double_techou)がインタビューした。(#1~#3の#1/#2を読む) ◆ ◆ ◆ 「おそらく野田さんは優生思想というものをご存じなかった」 ――物心ついて以来、周囲から常に「乙武さんみたいになれ」と言われ続けて育ちました。よろしくお願いします。 乙武 きっと、ご迷惑をおかけしてきたと思います
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