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ピエール瀧とリリー・フランキー。様々な作品での演技で高く評価される2人が、21日公開の「凶悪」(白石和彌監督)で共演。それぞれ一筋縄ではいかない殺人者を演じて、観客の心を揺さぶる。 原作は「凶悪―ある死刑囚の告発―」(新潮45編集部編)。雑誌編集部で働く記者が、死刑囚の告発を受けて知られざる殺人事件を暴き出し、犯人逮捕へと導いた経緯をつづったノンフィクションだ。 映画では主人公である雑誌ジャーナリストの藤井(山田孝之)が次第に取材にのめりこみ、人間の闇の部分へと深入りしていく。その藤井をのめりこませるのが、この2人の役。告発者の死刑囚である元ヤクザ、須藤(瀧)と、告発された不動産ブローカー、木村(リリー)。かつて行動を共にし、凶行を繰り返していた男たちだ。 キャストは全員、製作陣の第一希望。ただ、瀧は、依頼を受けた当初、逡巡(しゅんじゅん)したという。「脚本は面白かったし、悪い人を演じるこ
風邪のように、うつしたくなる映画 取材・文:須永貴子 写真:奥山智明 死刑囚の須藤にピエール瀧。須藤から事件の真相を記事にしてほしいと託されるジャーナリスト藤井に山田孝之。そして、全ての悪事を裏で操る“先生”と呼ばれる木村にリリー・フランキー。その名前だけで「観たい!」と思わせる強力なパワーを持つ役者がキャスティングされた映画『凶悪』について、三人が語り合う。 ADVERTISEMENT リリー&瀧の関係が生かされた配役Q:『凶悪』のキャスティングが発表されたとき、興奮しました。お三方はこのキャスティングや配役を聞いてどう思いましたか? 山田孝之(以下、山田):台本をもらったときに、「リリーさんと瀧さんは今オファー中ですが、おそらく受けてもらえると思います」と言われたんです。 リリー・フランキー(以下、リリー):何の根拠があって(笑)。 山田:「ほぼ決」という感じでした。共演したことがなか
9月21日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される映画『凶悪』の予告映像が公開された。 若松プロダクション出身の白石和彌監督がメガホンをとった同作は、雑誌『明朝24』編集部に届けられた死刑囚からの告発をもとに、数々の殺人事件を操っている首謀者を追うジャーナリストの姿を描いた作品。今回公開された予告映像では、ピエール瀧が演じる死刑囚・須藤が男を殴りつける姿や「ぶち殺すぞ!」と叫ぶ凶暴な表情、リリー・フランキー演じる「先生」と呼ばれる男・木村が冷静に殺人計画を語る場面や殺しを楽しむような笑顔が確認できる。また、山田孝之が演じるジャーナリスト・藤井が事件の闇に向き合うことで精神的に追い詰められ、池脇千鶴が演じる妻・洋子と衝突する場面なども盛り込まれている。 同作について犬童一心監督は、「息をするのを忘れた。すぐそこにある『凶悪』がフルスロットルで描かれる。履いてる靴下の匂いまでしそうな画面の
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