カーネーションの直枝政広と、サニーデイ・サービスの曽我部恵一。最高のソングライターでありボーカリストでもあると当時に、世代はひと回り違えど、熱心なレコードコレクターであり、読書家であり、文筆家でもあるなど、何かと共通点の多い二人の対談が実現。 1990年代から親交を持ち、つかず離れずの関係性を保ちながら、お互いの活動を見守ってきたという二人。片や今年6月に、通算11作目となるアルバム『Popcorn Ballads』を、Apple MusicとSpotifyのみでストリーミング配信するという大胆なやり方に打って出たサニーデイ。そして、片やこの9月13日に、その新たなる到達点とも言える、通算17作目のアルバム『Suburban Baroque』を完成させたカーネーション。「常に刺激を受け合う関係」であるという二人は、お互いの作品やスタンス、そして近年再び活性化しているように思える両者の活動状