日常何気なく使っている「1秒」という単位。それはいつ、どう決められた時間の長さなのだろうか…。 天体の運行観測が大航海時代を開いた頃からつい55年前まで、時計は天文学者の管理下にあった。その中で秒は1799年、フランスのメートル法で「太陽が昨日と同じ位置にくる時間の1/86,400(24×60×60)」、1956年には国際度量衡委員会で「地球が太陽を1周する時間の1/31,556,925.9747」と、地球の自転や公転を基に定義されてきた。 それが、1950年代からの原子時計の開発と精度向上により1967年、国際度量衡委員会は「セシウム原子が吸収・放射するマイクロ波が9,192,631,770回振動するのにかかる時間」と定義。誤差3000万年に1秒、世界の約300台のセシウム原子時計が刻む時の平均を世界標準時と決めた。この時点で、時計の管理は天文学者から物理学者の手に移ったのである。 この
松江市の島根県庁で16日午前1時35分頃、建物内にある時計約250台が一斉に止まった。職員らが確認し、針が同じ時刻を指す12時間後の16日午後1時35分頃に復旧させたが、原因は分からないまま。「ポルターガイスト現象ではないか」ともささやかれている。 県管財課によると、止まったのは本庁舎、南庁舎、分庁舎、議事堂別館の4棟にある時計。針が「1時35分」頃を指したところで止まっているのを、16日午前8時頃、登庁した職員が気付いた。 各時計は、本庁舎の電話交換室の親機から電波を送信し、時刻が自動設定される仕組みだが、親機は通常通り動いていたという。30~40年前に導入されたとみられ、同課は「これまで時間がずれることはあったが、一斉に止まったのは初めて」と首をかしげる。 県では、実施中の耐震工事や落雷の影響はないとみられることから「電圧異常」とみるが、詳しい原因は分からないといい、今後時計メーカーに
スペイン・マヨルカ島出身の男子プロテニスプレーヤー、ラファエル・ナダルが2010年の全仏オープンで優勝した。全7試合を共にしたのは、ラケットだけでなくRICHARD MILLE(リシャールミル)の腕時計「RM027」だった。 リシャールミルのRM027は、2010年のジュネーブサロン(SIHH)で発表されたトゥールビヨン機構搭載モデル。NECが開発したカーボンナノチューブを用い、重さ約13グラム(ストラップ込みで約20グラム)と超軽量かつ耐久性の高さで話題になった。 最も高価で繊細な機構の1つとして有名なトゥールビヨンは、重力によって生まれる時刻の狂い(姿勢差)を克服するために発明された特殊な脱進器(エスケープメント)。アブラアム・ルイ・ブルゲが発明した。 世界で50本限定(国内5本)のRM027の価格は、4935万円(予価)。手巻きトゥールビヨンムーブメントは、チタンとリタル合金※ででき
筆者の自室には、置き時計や掛け時計、腕時計を合わせると常時10個以上の電波時計がある。音叉時計、クォーツ時計といった時代を通り過ぎて、今や時刻の正確性では右に出るモノがないと理解されているのが電波時計だ。 筆者は、電波時計が「電波時計独特の面構え」をしていた時代が大好きだ。歴史で見ると、電波時計や電波腕時計を最初に開発したのは、ドイツ最大の時計メーカーであるユンハンスである。1990年に発売した世界初の電波腕時計「MEGA1」は、フロッグデザインの手による極めて現代的なデザインだったが、少し味気ないデジタル表示式だった。 不思議なことに、時計の革新的な技術というのはいつも別々の国、別々の会社から登場している。音叉時計は米国のブローバが、クォーツは日本のセイコーが、最新の電波時計は先ほど触れたようにドイツのユンハンスがそれぞれ世に送り出した。 しかし、人間とは困った生き物である。電波時計で時
NHKは5日、iPad向けの時計アプリ『NHK時計 HD』をリリースした。かつてNHKのテレビ放送の中で使われていたレトロ感漂う時計。現在は、ブログパーツやiPhoneアプリなどで復活し、好評を博している。端末サイズの大きいiPad版はまさに真打ち登場……か!? 実際に壁掛け的に使ってみたの図。いまにも落下しそうでこわい NHK時計 HDは、iPad向けのNHK時計アプリ。画面いっぱいに時計を表示でき、青版と木目版の時計を切り替えて利用できるほか、時報も同様に忠実に再現されている。さまざまなプラットフォーム向けにリリースされているアプリだが、iPadのようなサイズの大きな端末にはよく似合う。本当に壁掛け時計として使える……かもしれない!? ダウンロードはこちら(iTunesが起動します)。
「Binary clock」は、20個のパネルを明滅させて、現在の時刻を2進化10進数の概念で表現するデジタル時計。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードでき、編集部にてWindows XPで動作確認した。 我々が数字を扱うときには通常、とくに意識することなく10進法を用いているが、身の回りには10進法以外の数字も存在する。その代表と言える時計は、12進法と60進法の組み合わせで時刻を表している。またパソコンユーザーなら、コンピューターは2進法でデータを処理していると、一度は耳にしたことがあるはずだ。 10進法の数字や、12/60進法の時刻はあまりにも当たり前すぎて、その数学的な裏づけを意識しなくても感覚で理解できてしまうが、“10進法”や“60進法”といった数学用語を聞いたとたんに、脳みそがむずがゆくなってくる人も多いだろう。そんな論理的思考
携帯電話の普及もあって、腕時計をしている人はめっきり少なくなった。しかし、掛け時計が家に1つもないという人は、少ないのではないだろうか。 めったに買い換える機会のない掛け時計だが、シンプルで見やすく、さらに電波受信機能を、などと欲張りだすと、選択肢はとたんに少なくなる。機能満載の製品は、文字盤も機能同様、盛りだくさんに要素が詰め込まれているし、デザインに気を遣った製品だと、電波受信機能を備えたものが少ない。信頼性を求め、時計メーカーのモノを選ぼうと思うと、さらに選択肢は狭くなる。 そんな中、目に止まったのは2007年にセイコーと深澤直人による共同プロジェクト「POWER DESIGN」から生まれた、「STANDARD」という名の製品だ。その名の通り、「あたりまえにふつうで美しい時計」(ニュースリリースより)を目指した製品群で、アナログが3サイズ、3カラー、デジタルが3サイズ、2カラー、合計
日常生活の基準となるのは、なんといっても「時間」。正確な時間を刻む時計は、やっぱり安心できる道具である。まあ、それを守るか否かは人の性根次第だが。 まだ20世紀の頃、時計は「合わせる」ものだった。使っているといつのまにかずれ、合わなくなるのは当たり前のことだったからだ。だが現在、多くの「時計」、特に時間に依存するデジタル機器の多くが、自動的に時計を「正確にあわせる」ようになっている。また時計そのものも、自分で時間を「合わせにいく」ようになった。いわゆる「電波時計」だ。 電波時計とは、時刻を合わせるための「標準電波」を受信し、自動的に時計あわせを行なってくれるもの。以前は大型で壁掛けが多かったが、いまや数千円の目覚まし時計にもついてくる。機械式を除けば、付加価値の付いた腕時計ならばもはや標準装備、といっていい。 そういえば「電波時計」の電波は、どこからやってくるのだろうか。6月10日の「時の
どの国のコンテンツ (動画とチャンネル) を表示するかを選択してください。サイトの表示言語は変更されません。
2017年1月25日をもちまして、UNIQLOCKのサービスを終了いたしますのでお知らせいたします。 サービス開始より、多くのお客様にご利用いただきまして、誠にありがとうございました。 今後とも、ユニクロをご愛顧いただきますよう、よろしくお願いいたします。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く