9月22日(土)、黒沢清監督が手掛けたWOWOWドラマ『贖罪』が、第34回PFFぴあフィルムフェスティバルで上映された。これは、WOWOWで2012年1月から放映されたもの(全5話、300分)をヴェネチア国際映画祭出品に際し、270分に再編集したもの。今回上映されたのは、その“国際映画祭ヴァージョン”だ。上映後には黒沢監督がトークショーに登壇。重苦しいテーマのドラマ、しかも270分という長丁場、どっぷりとその世界観にはまった観客だが、監督のトークに熱心に耳を傾けた。 ●有名小説の映像化について 原作は湊かなえさんの同名小説。ある田舎町で少女殺人事件が起こり、被害者の母親が事件直前まで被害者と一緒にいた同級生4名に、ある種理不尽な贖罪を求めるが、それが5人の運命を狂わせていく物語だ。 これを仮に映画化した場合は通常2時間程度の長さになるだろうが、ドラマは5時間分ということで、たっぷり時間がと
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2作の日本映画が「パルムドール」を競うコンペティション部門に参戦している第66回カンヌ国際映画祭が15日夜(現地時間)開幕した。是枝裕和監督のヒューマンドラマ「そして父になる」(10月5日公開)の主演、福山雅治(44)のカンヌ入りも決定し、日本映画久々の朗報へ期待が高まっている。 開幕に先だっての会見で、日本人として17年ぶりに審査員を務める河瀬直美監督(43)は審査委員長のスティーブン・スピルバーグ監督(66)の隣に座り、「2年前の震災のときもカンヌは瞬時に手を差し伸べてくれた。世界に対して素晴らしいメッセージを送り続けている」と感謝した。 会場ではセキュリティーチェックが強化され、液体は軒並み没収。米ボストンの同時爆弾テロや、パリサンジェルマンの優勝暴動で警備陣もピリピリムードだ。 今回は、それまで存在感を発揮していた韓国映画の主要部門参加がゼロ。代わりに目立つのが日本映画だ。 18日
「贖罪-」が国際映画祭で批評家連盟賞 「連続ドラマW 贖罪」(湊かなえ原作、黒沢清監督、主演・小泉今日子=2012年WOWOWで放映)を再編集した「贖罪 インターナショナル版」が第27回フリブール国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した。 同映画祭は毎年3月にスイスで開催され、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの中で傑出した作品が上映されている。その中で批評家連盟賞は、国際映画批評家連盟が芸術としての映画文化の発展及び進取的な作品の発掘を目的として授与するもの。 今回の受賞理由は「オリジナリティにあふれ、独特な視点と徹底した様式美を持つ本作は、ヒッチコック映画を想起させ、犯罪に遭った被害者もまた罪の意識を背負うという日本の社会がよく描かれている」と激賞。 黒沢監督は「テレビドラマであった『贖罪』がこのような賞をいただいたことに、光栄に思うと同時に驚いております。また、テレビドラマも映画も分け隔
●『贖罪』(黒沢清)五話をDVDで。これはすごい傑作で、一話から四話まで観ながら感じていたもやもや(おとといの日記参照)は吹き飛び、圧倒された。少なくとも「観ている」時間のなかでは。 お話としてはこれまでの四話と同様に、というかこれまで以上に下らない。それまで15年以上の警察の捜索でも捕まらなかった犯人の「声」がいきなりラジオから聞こえてくるとか、伏線で匂わされることすらなくいきなり過去の三角関係と友人の自殺の話が出てくるとか、被害者と犯人との接点(犯行動機の発生)が考えられないような偶然だったりとか、それが通るのだったらなんでも通ることになってしまうというような強引なつじつま合わせで(つじつま合わせは強引だが個々の細部は凡庸だ)、こんな話になぜ真面目に付き合わなくてはいけないのかというバカバカしい気持ちになる。これらの突飛な出来事の連鎖が、ある飛躍として与えられるのならば面白いということ
270分の上映に観客拍手喝采!応援に駆けつけたアミール・ナデリ監督と黒沢清監督 - 写真:中山治美 黒沢清監督のWOWOWドラマ「贖罪」が、現地時間30日、イタリアで開催中の第69回ベネチア国際映画祭で公式上映された。ドラマ5話分を一挙270分に再編集して上映し、黒沢監督は共に濃密な時間を過ごした観客たちから拍手喝采を浴びていた。また上映後には、同映画祭オリゾンティ部門で審査員を務めている映画『CUT』のアミール・ナデリ監督が駆け付け、黒沢監督を祝福していた。 上映後、黒沢監督の顔は紅潮していた。270分版「贖罪」は、音響や色調を映画用に新たに調整したもの。黒沢監督も客席数1,700の大スクリーンで観るのは初めてだったそうで「全てデジタルでの編集はまだフィルムより安定していないのでドキドキしながら観ていましたが、音も映像もテレビで観るよりずっと素晴らしく、『映画だとこうなるのか』とうれしく
トップニュース神が許しても、私は許さない。小泉今日子主演の人気ドラマ『贖罪』DVDリリース記念! 黒沢清監督インタビュー 湊かなえ×小泉今日子×黒沢清による極限エンターテイメント ベストセラー作家・湊かなえの原作を小泉今日子をはじめとする豪華女優陣を主演に迎えて連続ドラマ化した『贖罪』。今年1~2月にWOWOWで放映されて大きな話題となった本作のDVDが待望のリリース! 監督・脚本を手がけた黒沢清監督に原作の魅力からドラマならではの見どころ、撮影の舞台裏を聞いた。 ――湊かなえさんの原作を最初に読まれたときの印象はいかがでしか? 黒沢 次から次へとよくこれだけひどい人たちが書けるものだなぁ、と半ば呆れつつも楽しみました(笑)。もっとも惹かれた点は、人間が殺人に至るまで、その経緯がかなり細かく丁寧に、そして時に大胆に書かれていることでした。僕もこれまで映画の中で何度も殺人を扱ってきましたが、
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第69回ヴェネチア国際映画祭の特別招待部門に出品された黒沢清監督の『贖罪』が、8月30日14時半(現地時間)より上映され、スタンディングオベーションを巻き起こした。 ・[動画]ドラマ『贖罪』制作発表会見 同作は、WOWOWで今年1月に放映された全5話の連続ドラマ。今回上映されたのは、そのドラマを4時間半の長編映画として再編集したもので、ドラマの評判を聞いた世界各国の映画関係者らの強い要望により映画として再編集され、今回の出品につながった。 上映前には記者会見も行われ、黒沢監督は「撮影をした当時は、テレビや映画を意識して撮ってはいなかったので、正直、このように映画として世に出ることになったことをとても嬉しく思っています」とコメント。また「長尺にも関わらずこの作品を選んでくれたヴェネチア国際映画祭は、寛大で冒険的な映画祭だと、改めて懐の広さに感激しています」とも話していた。 同作は、湊かなえの
ベネチアでサインに応じる黒沢清監督 - 写真:中山治美 イタリアで開催中の第69回ベネチア国際映画祭で現地時間30日、WOWOWで手掛けた連続ドラマ「贖罪」が正式招待された黒沢清監督が記者会見を行った。 湊かなえ原作の「贖罪」は、主人公・麻子が、自分の子どもを殺害されたことの贖罪を、目撃者だった4人の同級生に強いる壮絶な人間ドラマだ。今年1月に放送され、小泉今日子、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴ら豪華女優陣の競演で話題となった。今回は放送時間300分の映像を270分に編集した映画祭バージョンで上映される。 会見で黒沢監督は「オリジナルはなるべく残すという方針で、これ以上は無理という30分だけ切りました。日本でもこんな形で上映したことはないので、(ベネチアは)冒険をいとわない映画祭なんだと感激しています」と緊張で吹き出す汗を拭いながら喜びを語った。 ADVERTISEMENT 実は本
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