2009年8月21日 小林英夫『ノモンハン事件』 平凡社新書8月の新刊、5冊目です。 小林英夫 『ノモンハン事件――機密文書「検閲月報」が明かす虚実』 「ノモンハン事件」に関する本といえば、 五味川純平『ノモンハン』、半藤一利『ノモンハンの夏』(以上文春文庫)から、 最近話題になった田中克彦『ノモンハン戦争』(岩波新書)まで、 数多く出版されていますが、 本書は「関東憲兵隊の検閲資料」から事件の真相をあぶりだすもの。 著者の小林英夫さんは、早稲田大学大学院教授で、 日本近現代経済史、アジア経済論、植民地経済史が専門。 著書は『「日本株式会社」を創った男――宮崎正義の生涯』(小学館)、 『満鉄――「知の集団」の誕生と死』(吉川弘文館)、 『戦後アジアと日本企業』(岩波新書)、『満州と自民党』(新潮新書)、 『日中戦争――殲滅戦から消耗戦へ』『〈満洲〉の歴史』(講談社現代新書)、 『満鉄調査部
2009年8月21日 木村紀子『原始日本語のおもかげ』 平凡社新書8月の新刊です。 木村紀子『原始日本語のおもかげ』 ■概要 遠い昔、まだ文字がなかった時代、 日本列島の上には、文字に固定されないさまざまな声が、 声のかたちでだけ響いて消える言葉があふれていた。 その声の言葉は消え去るほかないが、 無数の人々の口から口へ長く伝えられ変形もされながら、 いま私たちの言葉に、そのおもかげを残している。 身近な言葉から、そうした太古の言葉とそれが担っていた人の営み、 思いのありかたを、たずねあてる試み。 14の言葉の散策。 ■目次 1 タケ(キノコ)にあたる 茸の総称はキノコなのに、 なぜ松茸・椎茸を、松キノコ・椎キノコと言わないのか。 2 ナベでカユをたく 土鍋こそがナ・ベで、それで炊けば、 粥も雑炊も芋煮も大根炊きもみんなカ・ユ。 3 ツクシ・ホウシコ どちらも、土筆の呼称かと思えば、ど
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