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ブックマーク / cpplover.blogspot.com (12)

  • InfoQのC++17についてBjarne Stroustrupへのインタビュー記事の翻訳

    Stroustrup: Thoughts on C++17 - An Interview C++の設計者にして最初の実装者であるBjarne Stroustrupは、C++17の設計と新機能の議論の起爆剤となるための、ドラフトを公開した。Stroustrupによれば、C++17は以下の3つの設計目標がある。 巨大な依存関係のあるソフトウェアのサポートの改良 並列実行に高級なモデルのサポートの提供 コア言語を簡単にする 上記の設計目標について、StroustrupはC++17に入る以下もしれない機能を列挙した。Stroustrupの好ましいと考える機能の例が以下だ。 モジュール、ローカル性とコンパイル時間の改良 契約、仕様の改良 型安全union、関数型プログラミング風のパターンマッチを土台にしたものになるだろう コンセプト レンジ 統一関数呼び出し記法、仕様とテンプレートライブラリ利用を簡

  • ビッグデータツールチェインのセキュリティはビッグリスク、あるいは、誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知らない件について

    ビッグデータツールチェインのセキュリティはビッグリスク、あるいは、誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知らない件について The sad state of sysadmin in the age of containers コンテナー時代のシステム管理者の惨状 システム管理は惨劇に見舞われている。現状は悲惨だ。 筆者は昔気質のシステム管理者に不満はない。システムの稼働を維持し、アップデートし、アップグレードする方法を知っている者達だ。 この憤りは、コンテナーと構築済みVMと、それらがもたらす、「信頼」や「アップグレード」の欠如による悲惨な惨劇に対するものだ。 例えば、Hadoopを見てみろ。誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知っているようには見えないぞ。依存性とバージョンとビルドツールが悲惨なほどに絡まりあっている。 この手のイケてるツールの中で、古典的なmake

  • Linus Torvalds、 GCC 4.9.0のコード生成にブチ切れる

    Phoronixで知ったが、Linus TorvaldsがGCC 4.9.0のコード生成にブチ切れている。 問題はLinuxカーネルのload_balance()がランダムにパニックを起こすというもので、その原因は、報告者の使っているコンパイラーであるGCC 4.9.0のコード生成がおかしかったという話だ。 Linus様は御自ら生成されたコードを読み給い、平生と変わらぬ調子で物事の道理を示された。 Linux-Kernel Archive: Re: Random panic in load_balance() with 3.16-rc From: Linus Torvalds Date: Thu Jul 24 2014 - 14:47:25 EST On Wed, Jul 23, 2014 at 6:43 PM, Michel DÃnzer <michel@xxxxxxxxxxx> wro

  • ロスレス圧縮アルゴリズムの歴史

    江添亮 自由ソフトウェア主義者 C++ Evangelist C++標準化委員会の委員 ドワンゴ社員 C++11を執筆した。 株式会社ドワンゴで働いている。 Mail:boostcpp@gmail.com Twitter:@EzoeRyou GitHub: https://github.com/EzoeRyou 江添亮のマストドン@EzoeRyou 筆者にブログのネタを提供するために、品物をアマゾンお気に入りリスト経由で送りたい場合: Amazon.co.jp: 江添亮: 江添のほしい物リスト 筆者にブログのネタを提供するために、直接に品物を送りたい場合、住所をメールで質問してください。 View my complete profile ► 2020 (31) ► December (2) ► November (2) ► September (2) ► August (4) ► Jul

  • Steve Wozniakによって書かれた浮動小数点数演算ライブラリのソースコード

    江添亮 自由ソフトウェア主義者 C++ Evangelist C++標準化委員会の委員 ドワンゴ社員 C++11を執筆した。 株式会社ドワンゴで働いている。 Mail:boostcpp@gmail.com Twitter:@EzoeRyou GitHub: https://github.com/EzoeRyou 江添亮のマストドン@EzoeRyou 筆者にブログのネタを提供するために、品物をアマゾンお気に入りリスト経由で送りたい場合: Amazon.co.jp: 江添亮: 江添のほしい物リスト 筆者にブログのネタを提供するために、直接に品物を送りたい場合、住所をメールで質問してください。 View my complete profile ► 2020 (31) ► December (2) ► November (2) ► September (2) ► August (4) ► Jul

    akakit
    akakit 2014/05/21
  • C++11参考書の公開:C++11の文法と機能

    C++11の参考書をGitHubで公開する。 GitHub: EzoeRyou/cpp-book GitHubからzipでダウンロード GitHub Pagesでの閲覧:C++11の文法と機能 序 書はC++11のコア言語の文法と機能を、標準規格書に従って解説したものである。正式なC++規格書として発行された後の、ひとつ後のドラフト規格、N3337 を参考にしている。ドラフト規格を参考にした理由は、正式なC++規格書は、個人での入手が煩わしいためである。読者に入手が困難な資料を元に記述された参考書は価値がない。そのため、読者が容易に入手できるドラフト規格のうち、正式なC++規格書とほとんどかわらないN3337を参考にした。 書の対象読者は、C++を記述するものである。C++実装者ではない。そのため、サンプルコードを増やし、冗長な解説を増やし、C++コンパイラーを実装するための詳細な定義

  • C++0x: Post Santa Cruz mailingの簡易レビュー

    ISO/IEC JTC1/SC22/WG21 - The C++ Standards Committee Post Santa Cruz mailingが公開された。今回は、面白そうなペーパーが多い。最新のドラフトは、N3000である。 n2979: Moving Swap Forward (revision 1) decltype、戻り値の型の後置記法、関数テンプレートへのデフォルト引数の追加により、我々には、強力なSFINAEがもたらされた。このSFINAEのテクニックをサポートするため、誰もが必要とするであろうヘルパー関数を定義しようというもの。以下のようなコードだ。 template<class T> T&& value(); // not used これは、decltypeの中で用いられることを想定している。 template<class To, class From> decl

    akakit
    akakit 2012/11/18
    ][C++11]
  • 何故Dartが史上最高の言語なのか

    史上最高にして、恐らく今世紀最高となるプログラミング言語は、Dartである。DartC++以外の既存のプログラミング言語のほとんどを駆逐する事ができる潜在性能を持っている。これからの真のプログラマーは、C++Dartという二大言語に加え、目的に応じて、アセンブリやシェーダーなどの専用言語を学ぶことになるだろう。 Dartの美しさを理解出来ない近眼者が、愚にもつかぬ批判をしている。恐らく、彼らは規格書が読めないのであろう。曰く、「Javaのパクリ」、曰く、「目新しい新機能がない」。Javaのパクリという阿呆は、Javaのような聳え立つ糞の信者なのだろう。ただJavaと同じようなキーワードや文法を使っているからといって、それがJavaのパクリであるとは片腹痛い。Dartからみれば、Javaなど歯牙にもかけぬ愚物である。目新しい機能がないという批判もあたらぬ。およそ斬新な新機能というのは、人

  • C++0xの新機能によってユーザーが受ける恩恵

    どうも執筆がはかどらないので、気分転換に、C++0xの新機能によって、一般ユーザーのコードがどのように便利になるかを示してみようと思う。 問題:以下のような仕様の関数printを実装し、また実際に呼び出しなさい。 宣言:関数printは、std::vector< std::string > const &を仮引数に取り、std::vector< std::string >::const_iteratorを戻り値の型として返す。 体:関数printは、仮引数のvectorの要素をすべて標準出力に出力する。 戻り値:v.cbegin()。 C++03の範囲(ただし、cbegin、cendあり)でこれを実装すると、以下のようになる。 std::vector< std::string >::const_iterator print( std::vector< std::string > cons

  • 本の虫: 新しいプログラミング雑誌の発行

    [Grimoire]「プログラミングの魔導書」予約開始! - Faith and Brave - C++で遊ぼう 株式会社ロングゲート - 製品案内 新しいプログラミング雑誌が、とうとう発行された。PDF版は、いますぐ予約購入して、8月7日以降に読むことが出来る。物理的に印刷された雑誌は、予約販売という形をとっている。これは、7月末まで予約を受け付け、その後に印刷して、発送するという仕組みだ。印刷は、予約期間を逃すと、もう手に入れることはできないが、PDF版は、いつでも購入可能になっている。 このブログで何度か言及してきたが、私は、Bjarne Stroustrupへのインタビューをして、その翻訳と、C++歴史について、二の記事を書いた。いうまでもなくBjarne Stroustrupは、C++プログラマでその名前を知らなければモグリであるし、非常に興味深い内容となっている。全C++

  • XPのメモリ割り当ての戦略に関して

    XPのメモリ戦略の悪さというのは、以外に知られていないらしい。はてブやTwitterで、これに関するコメントが目立つ。これは、一概にXPが悪いとも言えない。当時の環境もある。 たしか、私の記憶では、Mark Russinovich氏が、Channel9の動画で、分かりやすく説明していたはずだ。しかし、今探そうとしても、Channel9自体に繋がらない。仕方がないので、私の知識で説明しようと思う。 私の記憶では、XP発売当時、メモリをたったの64MBとか128MBだけ搭載して売っていた、メーカー製のパソコンがあったはずだ。しかも、GPUはマザボ内臓だ。それでも、たしか十数万円ぐらいしたと記憶している。完全にボッタクリ価格であった。 私は、パソコンをBTOでパーツを指定して注文した。たしか、私がPCを買ったのは、2002年だったはずだが、メモリを1GB積んでいた。その当時(今もあまり変わらない

  • Google日本語入力の技術講演会

    Google日本語入力の、公式技術講演会に行ってきた。その次第を書きたいと思う。 今回の会場は、なんと大阪である。そのため、私のように関西圏に住んでいる人間には、参加しやすい。 まず、京都から大阪へ行く。いつも思うのだが、大阪の都市部は、まるでダンジョンだ。地上と歩道橋と地下道があって、一体どこを進んでいいのやらさっぱりわからない。大阪の立体構造を再現して、ゲームとして売り出せば、案外ヒットするのではなかろうか。 さて、受付の始まる時間になったので、会場に向かう。なんと、すでに長蛇の列であった。早くも失敗したか。もっと早くから来ていれば、前の方に座れたかもしれない。軽く失望しつつ受付を済ませると、なんと、一番前の席が、二席だけ開いているではないか。知っての通り、私はそういう性格なので、迷わず一番前に座った。ちなみに、隣の席は空いていたが、何故か誰も座ろうとしなかった。こういうのは、だいぶ性

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