地肌の柄はメラニン形成細胞「メラノサイト」によってあるように見える。 毛にはっきりしたしま模様があっても、 イエネコ、イエイヌ、ウマ、シマウマ、チーター、キリンなど 皮膚にはその模様がない動物がいる一方で、 大型ネコ科動物のトラやライオン、ヒョウなどのグループでは、 皮膚にも毛と同じ模様があると言われています。 前回の記事で「トラは毛をそってもトラ柄のしまがある」、と言ってしまいましたが、 これは正確に言うと皮膚にある毛包の色が透けて見えるためで、 柄ではありません。 これは毛色が決まるのは肌の色ではなく、 哺乳類の毛の色は、「毛包」という器官にある メラニン形成細胞「メラノサイト」によって決まるからです。 トラやヒョウの地肌はピンクがかったベージュ。