<「野球団を持つのにふさわしいかどうか」> 大詰めを迎えている横浜の球団売却問題。TBSとDeNA社から、28日にも横浜市内で正式発表される。これを受けて、日本野球機構は11月2日に臨時実行委員会を開く準備に入ったが、依然として楽天がDeNAの球界参入に猛反対。野球協約ではオーナー会議と実行委員会で3分の2以上の賛成があれば新規参入が認められることになっているにもかかわらず、楽天はこれにも「全会一致が原則」と注文をつけている。なぜ、そこまで強くDeNAの参入に反対するのか。楽天の井上オーナー代行を直撃した。 ――28日にも横浜の球団譲渡が両社から発表されますが、楽天はまだ反対の立場ですか? 「まだこれから先もきちんと議論をすべきだと思っています」 ――DeNAには経営の安定性に欠けるとの懸念を持たれているようですが、DeNAの春田会長は「財務体力的にも(球団を)持てないとは思ってい