性同一性障害の患者が、生命保険の壁に直面している。ホルモン投与などの治療を理由に、加入を断る生保会社が少なくないからだ。「心身とも健康で、軽やかになったのに、なぜ」。不信感が募る。 静岡市在住のヒロキさん(29)=仮名=は昨秋、プルデンシャル生命保険(東京都)に死亡保険への加入を断られた。「治療中」なのが理由だった。性同一性障害のため、昨年1月から3週間に1度、男性ホルモンの投与を受けていると申告していた。同社の広報担当者は「個別の事案には答えられない」と話す。 ヒロキさんは女性として生まれたが、小学生の頃から違和感が芽生え、悩みながらも女としてふるまってきた。本来は男だとは認めたくなく、男性と結婚。妊娠中に我慢できなくなり、出産後に本心を明かした。ホルモン投与で男性らしい外見に変わると、ストレスも軽くなり、不眠も解消した。しかし夫とは音信不通になり、今、頼れる人はいない。「万一、自分
![性同一性障害、生保入れない? ホルモン投与「治療中」 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3c44c27a4a4b3f6be382915407b136d135c253cf/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Famd.c.yimg.jp%2Fim_sigg9x0ReNMvBXKhi8GPiPZwxg---x200-y190-q90%2Famd%2F20140519-00000018-asahi-000-4-view.jpg)