2024 著作権. 不許複製 プライバシーポリシー
「強くなりたいなあ 強く 強く 強く」「そうよ あたしはあたしがつくったのよ」。これらは、岡崎京子の漫画に登場する女性たちのセリフです。このような数々の印象的な言葉とともに、1980~90年代のポップカルチャーとその時代を生きる女性の姿を重ね合わせた漫画作品で、瞬く間に時代の寵児となった漫画家・岡崎京子。彼女は、めまぐるしく変容する社会に寄り添いながら、時代と若者たちを軽やかに、鋭く表現しました。1996年に起こった不慮の事故により休筆を余儀なくされますが、その後も未発表作品や新装版が次々と刊行され、現在も新たな読者を生み続けています。 そんな岡崎京子作品の全貌を明らかにする展覧会『岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ』が、2015年1月24日から3月31日まで、世田谷文学館にて開かれました。300点以上の原画のほか、学生時代のイラストやスケッチ、当時の掲載誌などを集めたこの展覧会には、世代
2002年5月27日 (前回の書き込みは5月18日です) みなさん、お元気ですか。 昨日(日曜日)は、江ノ島沖をクルージングしていました。 友人が一級船舶免許をもっているので、クルーザをレンタルしました。 洋上にボートをとめて、まったり。 某有名プロデューサも同乗していて、新作ドラマの企画について、いろいろアイディアを出したりしていました。 今度の日曜日も、今度は航路を拡げて、クルージングです。 僕も、四級を飛び越えて、いきなり一級の船舶免許をとるべく、準備に入ることにしました。 一級を取れば、アメリカにだって行くことができます。 これで沖縄に行って、海に潜れれば、もう言うことはありません。 さて、いま日本一の憲法学者である奥平康弘先生と、憲法学についての共著本を執筆中です。 奥平先生と言えば、僕が東京大学に在学しているとき、法学部でまさに天頂に輝く星であられた方で、僕もたくさんの本を読ま
重力や物質の硬度を完全に無視して痛快かつしなやかに動く少女のアクションシーンを描かせれば右に出るものはいない梅津泰臣のもう1つの代表作が「A KITE」だ。少女から大人へと変わる4年間を殺しと復讐に捧げた、飛び散る血と暴力的な性に酔いそうになるクライムサスペンスだ。 クエンティン・タランティーノがファンであることを公言している梅津泰臣の魅力については、「MEZZO FORTE」のレビューで書いたので詳しくは述べない。「MEZZO FORTE」と「A KITE」の作風の違いを考えるとき、ポップで軽やかだった「MEZZO FORTE」に対し、「A KITE」は復讐譚という物語の性質上、少女の執念が見る者にねっとりとからみついてくる。 少女の情念を表現する上で、性交シーンは作中、重要なシーンとなっている。ベッドシーンがなくても成立しえた「MEZZO FORTE」に対して「A KITE」は性交シー
鶴田謙二の絵がそのまま動くという奇跡的なOVA。キャラクターデザインに柳田義明、原画に西村博之、海谷敏久、藤森雅也、江口摩吏介、藤川太など。 '92年当時亜細亜堂といえば「サミアどん」などの芝山さんのイメージか「ちびまる子ちゃん」などのまるっこい作画といったイメージしかなく(忍たまは'93から)、正直なところなぜガイナックスではなく亜細亜堂?と思ったのですが、蓋を開けてみると想像以上の鶴田作画に驚かされたのでした。 [監督] 本郷みつる [キャラクターデザイン・作画監督] 柳田義明 [設定] 西村博之、海谷敏久 [原画] 西村博之、海谷敏久、柴田晃宏、藤森雅也、江口摩吏介 村田充範、高倉佳彦、斎藤哲人、吉野高夫、藤川太、大原泰志 協力 めがてんスタジオ*1 チャイナさんの憂鬱 The Spirit of Wonder [DVD] 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2
2012年09月27日23:50 カテゴリモノノ怪 Tweet モノノ怪 「化猫 大詰め」 海外の感想 続きを読む コメントを書く コメントを読む( 40 ) 2012年09月19日22:00 カテゴリモノノ怪 モノノ怪 「化猫 序の幕・二の幕」 海外の感想 続きを読む コメントを書く コメントを読む( 19 ) 2012年09月12日23:30 カテゴリモノノ怪 モノノ怪 「鵺」 海外の感想 続きを読む コメントを書く コメントを読む( 31 ) 2012年09月07日23:00 カテゴリモノノ怪 モノノ怪 「のっぺらぼう」 海外の感想 続きを読む コメントを書く コメントを読む( 32 ) 2012年08月18日23:30 カテゴリモノノ怪 モノノ怪 4・5話 「海坊主」 海外の感想 続きを読む コメントを書く コメントを読む( 23 ) 2012年08月04日23:50 カテゴリモノ
漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 夏も終わりなので【AIR】の記事でも書いてみます。 毎年夏の恒例行事にでもしようかな。 以下に書く記事は【AIR】の重大なネタバレを含みますのでご注意ねがいます。 星の記憶の物語としての【AIR】 【AIR】といえば、一言で言うとどういう物語でしょうか? 「母と娘の物語」、「千年の因果の物語」、「空の少女を探す物語」、「観鈴ちんの物語」、 「ある夏の物語」、「不思議な少女たちとの恋愛物語」 ・・・。 いろんな要素があると思いますが、今回は「星の記憶の物語」としてのAIRに注目して 記事を書いていきたいと思います。 そのためには、まず物語に登場する「翼人」について知らなければならないのですが、 翼人の設定をよく覚えてなかったり、翼人ってなんだっけ?って方は以下の記事を読んでいただければ
大友克洋25才の時のロングインタビュー Tweet まだ『AKIRA』も『童夢』も生み出されておらず、大友さんが1話読み切りの短編を中心に発表し、若手の鬼才として注目を集め始めていた頃。 それまで少女漫画を中心に取り上げていた『ぱふ』誌の'79年7月号において、異例とも言える70数ページにわたる大友克洋大特集が組まれました。 その特集のうち、14ページを割いたのがこのロングインタビューです。当時の大友さんは25才でした。 ―大友さんは、なん年生まれの人? 大友:昭和29年です。この4月で25になったばかりです。 ―4月のなに座? 大友:おひつじ座‥‥かな? ―そうすると、「漫画アクション」にデビュー作を発表した時は、なん歳だったの? 大友:18の時です。 ―しばらくは、発表がずいぶんトビトビだったよね。一応コンスタントにやりはじめたのは、いつ頃になるの? 大友:そうです
アニメシリーズ 評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★星5つ) 劇場版 評価:★★☆星2つ半 (僕的主観:★★★3つ) 実は、神山監督の『東のエデン』を見ていなかったんだよね。そんで、全部見直してみた。テレビシリーズは2009年公開当時8割がた見ているはずなんだけれども、記憶に残ってないんだよね。当時見たときも凄いレベルの演出だったはずで、なぜ記憶に残っていないのか、不思議だったんですが、、、、、。一気にすべて見て、その理由がわかった気がします。記憶に残っていないのは、これって、すべて見て一本の映画として演出されているので、全部一気に見ないと謎ばかりで、理解できないんですよね。仕事が忙しかったか何かで見逃したままになったので、ちゃんと見れていないので記憶に残らなかったんですね。ましてや完結編の劇場版も見ていないので、さらに作品が「どういうものだったか?」の自分の中の決着がない。神山
かっこよすぎて鼻血でる。 いまさらですが、先月に発売したオノナツメの「COPPERS」第1巻感想。 ブロンクスにある51分署。 署長が腫瘍切除のため入院し、副署長のカッツェルが51分署の署長代理となった日から物語は始まる。 51分署に勤める、個性豊かな”普通の警官”たち。 シナモン好きの刑事。 しょっちゅう事故を起こす相棒。 署員に煙たがられる署長代理。 人質立て篭もり事件が長引いて、美容院に行けないと嘆く女性巡査。 51分署最古参のベテラン巡査。 ESU(緊急出動部隊)に配属されることを夢見る新米警官。 彼らCOPPER(警官)たちの日常であったり、会話なりを軸に、話が語られるんですが、これが面白い。 刑事物で、よくメインの題材となるような事件等は、たまに描写される程度で、その描写も「こんな事件があった」ぐらいのさらっとした描かれ方をして終わります。 むしろ焦点は、51分署に勤める警官た
朝起きると秋を偲ばせる冷気を肌に感じる。 外に出てみると晴れ渡った空に羊雲がたなびき地平線の先の山脈に向かっている。 山脈の登頂部はすでに雪が降っている。その峰々は太陽の光に反射して空と山々の境がどこからなのかを曖昧にしている。 この朝は新しい朝だ。昨日には存在していない。 昨日という日は永遠に滅び去り「あたらしい朝」が創造される。 秋の匂いというものがある。枯葉の匂いなのか何かを燻している匂いなのかは定かではない。 夏や他の季節とは異なる匂いと・・・そして音を奏でる。 やっぱりげんしけんに少しこじつけてます。さすがにくどいからやめとこうかなあ・・・。 「あたらしい朝」というのは黒田硫黄氏の新連載のタイトル。 始まったばかりのこの作品についてはレビューするにはまだ読みきっていないのでやめておきます。氏の短編集が続けざまに出版されたのを機に氏の作品を集めてみようかと思い立ちました。この人の作
「なぜ岡崎京子が渋谷系?」と思う人が、もしかしたらいるかもしれないので、後追い世代の僕がわかる程度の解説をします。というか僕の解説でごめんなさい。 岡崎京子は80年代から90年代にかけて、マンガ/サブカル/ファッション誌で絶大な人気を集めました。彼女の活動時期はちょうど渋谷系と同時期にあたり、彼女はフリッパーズ・ギターのファンで、小沢健二も岡崎京子のファンでした(小山田圭吾が彼女のファンなのかはわからないけど、「リバーズ・エッジ」の山田のモデルは小山田圭吾と言われている)。2010年のひふみよコンサートの時には、休業中の岡崎京子がライブに訪れ、小沢健二はステージ上で泣きながらそのことを話しことも報じられました。 僕は完全に後追い世代なのですが、岡崎京子はあの時代の空気を緻密に描き、フリッパーズはあの時代に新たな空気を吹き込んだ存在として、互いに呼応する部分があったのだと思います。だからこそ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く