同作の主人公である「ヤマダくん(36歳)」は、大手ゲーム会社に勤務する出社拒否ぎみのサラリーマン。ヤマダくんは夜な夜な裸になって、都会の片隅で自作RPG「勇者ヤマダ」を作り続けている。 そんな「勇者ヤマダ」は、ヤマダくん自身が主人公の勇者で、隣に引っ越してきたプリティ・ガール「マリアちゃん(18歳)」がヒロイン、現実世界の理不尽な会社の上司がボス敵という、中年のおっさんの妄想があふれだす、ちょっとぶっ飛んだ内容になっている。 プレイヤーはそんな「勇者ヤマダ」をテストプレイし、ヤマダくんによるゲーム「勇者ヤマダ」の開発を手助けしていく。ゲームは5×5マスのステージをクリアしていくダンジョンRPGだが、一筆書きで移動する進路を決定するという、特異なゲーム性が魅力の作品となっている。 おっさんの妄想から生み出された自作ゲームをプレイする、一筆書きでダンジョンを探索するなど、独自の魅力がある『勇者